週刊・逃げ馬ランキング

「逃げ」という点に重点を置いてランキング付けをしています

週刊・逃げ馬ランキング

2017.07.09(日) 『七夕賞』『プロキオンS』『マリーンS』逃げ馬レース結果

 

『七夕賞(3歳上G3)』福島 芝2000m

◆勝ち馬◆ ゼーヴァント    勝ち時計 1:58.2(良)

◆逃げ馬◆ マルターズアポジー 前半ラップ33.9 着順11着

 レース結果のリンク →《netkeiba.com》

 

◆逃げ馬レース展開◆

スタートをまっすぐ決めて、そのまま馬なりで加速していくマルターズアポジーに、内からフェイマスエンドが猛然と追って体を合わせた。マルターズアポジーが前に出たところでフェイマスエンドは追うのをやめ位置が決まった

前半3Fが33.9秒のハイペースで道中も緩まずの逃げで進んだが、残り600mで早くもマイネルフロストのまくりにあい、そのまま後方までズルズル後退して11着入線

 

疑惑

このレースは問題が別にあって、フェイマスエンドの動きが、このレースの勝ち馬ゼーヴァントアシスト行為だったのではないかという疑惑がある。この2頭は同じ馬主シルクレーシング。必ず逃げる2番人気マルターズアポジーに無理なペースでからむことで潰し、さらにレース全体をハイペースにすることで、後方からレースを進める1番人気ゼーヴァントが勝ちやすい展開にしたという疑い

 

同じ馬主が融通するのは「気配り程度」にはよくあることだとは思う。「1番手と2番手の馬が全く競らない」とか「最後の直線でコースを空ける」とか。大馬主チームプレイするのはある程度しかたがないとしても「勝つ気のないアシスト行為」は”日本では”規定と法律で明確に禁止されているので、建前でもそこは守ってほしいとは思う

今回のフェイマスエンドは、疑惑ととられる不自然な行動が目立っていて、さらにそれが鮮やかすぎるほどの大成功になってしまい、結果的に前例がないくらい露骨なチームプレーを決めた格好になった

具体的に不自然な点

〇よれたスタートだったのに猛烈な追いをかけて続けて、先頭に立ちかけたこと

〇無理して先頭を狙ったわりに、マルターズアポジーと並んだら中途半端に抑えたこと

〇3コーナーの手前で早くもバテて脱落し、勝ち時計から5.8秒差のダントツの最下位だったこと

〇7ヵ月の脚部不安明けで、無理をさせたくないはずのレースで、上記のレース運びをしたこと

 

まるでもともとの指示で、自分の馬が勝つ気なく逃げ馬潰しを優先させたように見える紛らわしい動きではあったと思う。とはいえ、同馬主の馬をアシストをしようとして玉砕したのか、騎手が少しでも勝算を見込んでやったのかは証明のしようがないので、そこを追求しても仕方ない。でも、そうじゃなかったとしても、この騎乗は馬に対して残酷すぎるように感じる。判定が黒っぽい灰色だったとしても白っぽい灰色だったとしても、イヤな気分になるレースだった

 

★逃げ馬評価★

マルターズアポジーは今まで控えたことがない馬なので、ここで変に抑えて調子を狂わせるよりは、勝ち目薄くても逃げるという判断はベターだったと思う。前半3F33.9でも逃げられることを証明し、さすが逃げ馬ランキングトップといったところ見せた

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『プロキオンステークス(3歳G3)』中京 ダート1400m

◆勝ち馬◆ キングズガード  勝ち時計 1:22.9(良)

◆逃げ馬◆ トウケイタイガー 前半ラップ34.2 着順7着

 レース結果のリンク →《netkeiba.com》

 

◆逃げ馬レース展開◆

トウケイタイガーが押して押して先頭をとった。最初の芝部分では苦戦気味でもダートに入ったらスイスイと前に。道中は2番手の馬と重なったまま展開し、直線にむいた瞬間にスパートでして2馬身ほど離した

残り200mで外から交わされるとそれ以上は抵抗できず7着入線

 

★逃げ馬評価★

地方競馬では逃げまくっていたトウケイタイガー中央のペースではきついかと不安視していたが想像を上回る速さ、前半3F34.2でハナを奪った。これは文句なしのランクイン7位。現在4か月休養しているランキング2位ソルテの一年下の弟なので、これからでもトップクラスが狙えるかもしれない逸材

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『マリーンステークス(3歳上OP)』函館 ダート1700m

◆勝ち馬◆ テイエムジンソク 勝ち時計 1:42.9(良)

◆逃げ馬◆ テイエムジンソク 前半ラップ35.5 着順1着

 レース結果のリンク →《netkeiba.com》

 

◆逃げ馬レース展開◆

絶好枠の2番から好スタートを決めたドリームキラリがムチを入れて先頭を狙うところを、ちょっと気合を入れてあとは持ったままのテイエムジンソクが外から楽々に先頭を奪い去った。道中は1馬身から2馬身差で逃げていたが、終始楽な手ごたえ

最終コーナーで後続が鞭を入れてもテイエムジンソクは持ったままで、そのまま5馬身差の圧勝「逃げた」というより「普通に走ったら自分より足の速い馬がいなかっただけ」のようなレース展開

 

★逃げ馬評価★

あまりに力が違いすぎて逃げるカタチになったテイエムジンソク。オープンのレースを走るのはもったいないくらいで、すぐにでも大きな重賞を走るべき馬。重賞レースでも逃げるようならすぐに上位ランクインだろう

逆にドリームキラリは最高に逃げやすい枠で、大きなアクションを起こしたにもかかわらず逃げ失敗。前走で調子戻したように見えただけに落胆が大きい。ワンランクダウン

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今回のレース前記事はこちらnigeuma.shintaro-amano.com