週刊・逃げ馬ランキング

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週刊・逃げ馬ランキング

短距離部門『歴代・逃げ馬ランキング 16選』(2018年版)

 

歴代の短距離逃げ馬ランキング※中央競馬所属時の成績 1987年以降 障害レースは除く

 

 

16位 アグネスワールド (牡1995)

逃げ鞍数 4/20(20%) 最速前半3F 32.3秒

主な逃げ鞍  朝日3歳S’97 安田記念’99 アベイユ・ド・ロンシャン’99

 

フランスイギリスアメリカと海外でも4戦した快速馬。抑えられないほどのスピートを持ちつつコーナーが苦手という、直線レースの申し子のような馬

抑えられない手ごたえアベイ・ド・ロンシャンでの逃げ切り勝ちで”逃げ馬”のイメージが強いものの、実際に逃げたレースは4つのみと少ない

 

 

 

15位 ローレルベローチェ (牡2011)

逃げ鞍数 16/22(73%) 最速前半3F 32.7秒

主な逃げ鞍  高松宮記念’16

 

走った重賞は3戦のみと少なく能力のピークは短いものの、2016年の高松宮杯ではハクサンムーンミッキーアイルとの対戦となり、そのハイレベルな逃げ合いを制したのがこの馬

 

 

 

14位 ホクトフィーバス (牡1991)

逃げ鞍数 16/29(55%) 最速前半3F 32.5秒

主な逃げ鞍 高松宮杯'97

 

4年にわたってスプリント逃げ馬として活躍。1997年の高松宮記念では歴代トップクラスの逃げ馬エイシンバーリンに逃げ勝ったことがあり、またエイシンワシントンにも一勝一敗と互角の勝負をしている

 

 

 

13位 ミッキーアイル (牡2011)

逃げ鞍数 11/20(55%) 最速前半3F 33.4秒

主な逃げ鞍 NHKマイルC’14 安田記念’14 スプリンターズS’16 マイルCS’16

 

3歳から5歳まで短距離G1ロードを逃げ続け、G1レースだけでもマイル戦2勝スプリント戦2着2回3着1回という好成績をあげた

逃げ上位ランカーのハクサンムーンには敵わなかったものの”勝つ逃げ”で魅せ続けた

 

 

 

12位 コンゴウリキシオー (牡2002)

逃げ鞍数 24/36(67%) 最速前半3F 33.4秒

主な逃げ鞍  安田記念’07 香港マイル’07 安田記念’08 南部杯’08 安田記念’09 

 

4歳までは中距離路線を逃げていた。5歳でマイラーズカップを逃げ切り、次走安田記念でも逃げて2着に入って以降はマイル中心に活躍。安田記念では2007年~2009年と続けて毎年逃げ、同一G1レース3連続逃げを記録した

引退レースとなった2009年の安田記念では前半3F33.4秒の猛ラップを刻み、トップスプリンターの逃げ馬ローレルゲレイロの前を行き、最後の最後まで激しい逃げ足を披露した

 

 

 

11位 メジロダーリング (牝1996)

逃げ鞍数 9/34(26%) 最速前半3F 32.5秒

主な逃げ鞍 高松宮記念’00 高松宮記念’01 スプリンターズS’01

 デビューから先行力を発揮していた割には、逃げ率26%と低い数値。しかしG1レースだけに限れば6戦中、逃げ3回、番手3回という快速ぶり。目立つところでよく逃げた

 

 

 

10位 エイシンワシントン (牡1991)

逃げ鞍数 15/25(48%) 最速前半3F 32.9秒

主な逃げ鞍 マイルCS’95 マイルCS’96 スプリンターズS’96

 

スプリントからマイルまでどの距離でも逃げ、常に一線級で活躍した

この馬の逃げで代表的なレースは、何といっても1996年のスプリンターズSだろう。フラワーパークと2頭でマッチレース状態で展開し重なるようにゴール、12分の長い写真判定の結果敗北した。この時の着差は判定写真を見てもほんのわずかであり、のちに「鼻差1cmの決着」として語り継がれることになった

 

 

 

9位 スリーコース (牝1991)

逃げ鞍数 25/25(100%) 最速前半3F 33.1秒

主な逃げ鞍 桜花賞'94 高松宮杯'96

 

名古屋競馬場から中央競馬に移籍してきた馬で、記録にある全レースを逃げた。着順結果の良績はダートレースに偏っているものの、出足だけなら芝スプリントでもトップに君臨しており、1996年のシルクロードSではエイシンワシントンとの直接対決を制している

 

 

 

8位 キョウエイマーチ (牝1994)

逃げ鞍数 16/28(57%) 最速前半3F 32.6秒

主な逃げ鞍 オークス’97 マイルCS’97 マイルCS’98 フェブラリーS’99 高松宮記念’99 南部杯’99 マイルCS’99

 

牝馬クラシックで活躍以降は短距離馬として逃げ続けた。ダートも含めればG1を7回逃げており、短距離逃げ馬の中では最多記録である

逃げ馬ランキング上位のエイシンバーリンとは3度の対戦で1勝2敗G1スプリンターズSで負けているため、この順位の差となった

 

 

 

7位 ギャラントアロー (牡2000)

逃げ鞍数 26/42(62%) 最速前半3F 32.5秒

主な逃げ鞍  マイルCS’03 高松宮記念’04 マイルCS’04 高松宮記念’06

 

デビューから引退の7歳まで短距離の重賞クラスを逃げ続け42戦のキャリアを記録。この数字はランキング逃げ馬の中で最多

同時期の逃げ馬カルストンライトオとの直接対決は4度あり、全てで逃げ負けている。しかしそれ以外の対戦馬には逃げ足で勝っており、十分上位の速さを持った逃げ馬といえる

 

 

 

6位 ローレルゲレイロ (牡2004)

逃げ鞍数 13/31(42%) 最速前半3F 32.9秒

主な逃げ鞍 高松宮記念’08 高松宮記念’09 スプリンターズS’09 フェブラリーS’10 ドバイGS’10 スプリンターズS’10

 

クラシック挑戦となる皐月賞ダービー以外はすべて1600m以下の距離を走ったスプリンター。2009年には高松宮記念スプリンターズSの両スプリントG1を逃げ切り勝ちした

また海外にも挑戦し、2度は逃げられず惨敗。しかし3度目のドバイGSではついに逃げに成功し4着入線を果たした

国内のスプリントでは敵なしの逃げ足を披露したが、マイル戦になると距離を考えてか控えるレースが目立った

 

 

 

5位 エーシンダックマン (牡2007)

逃げ鞍数 25/30(83%) 最速前半3F 32.2秒

主な逃げ鞍 NHKマイルC’10 高松宮記念’12

 

デビューから23戦連続の逃げをし、NHKマイルCと障害競走以外は全て1400m以下の距離というスプリンターの中のスプリンター。重賞クラスでの成績は少なくても、どのレースでもスタートの速さだけは一級品だった

ハクサンムーンとの直接対決となったアイビスSDCBC賞ではいずれも2番手となったので評価に差がついた。しかしスプリント戦をここまで連続で逃げ続けるのは並大抵のことではない

 

 

 

4位 ハクサンムーン (牡2009)

逃げ鞍数 18/29(67%) 最速前半3F 32.1秒

主な逃げ鞍 朝日FS’11 高松宮記念’13 スプリンターズS’13 スプリンターズS’15

 

4歳から7歳春まで毎年、高松宮記念スプリンターズSを皆勤出走し、マイルG1には目もくれなかった生粋のスプリンター。3歳時に出走したアイビスサマーDでは歳が2つ上のエーシンダックマンに、6歳時に出走したスプリンターズSでは歳が2つ下のミッキーアイルに逃げ勝っており、前後世代を通してトップの速さだったといえそうだ

G1勝ちはないものの2着2回3着3回とトップクラスの強さを示した。2013年のセントウルSでは日本史上最強短距離馬のロードカロアナ相手に逃げ切り勝ちを果たし、彼に土を付けた数少ない馬の1頭となっている

また気性の荒さからか本番場入場の際に騎手を振り落とそうとグルグル回ることが多く、酷いときはロデオ状態になることでも有名

 

 

 

3位 エイシンバーリン (牝1992)

逃げ鞍数 16/28(57%) 最速前半3F 32.6秒

主な逃げ鞍 阪神3歳牝馬S’94 安田記念’97 スプリンターズS’97 高松宮記念’98 安田記念’98

 

3歳春に重賞を連勝した矢先、骨膜炎の慢性化により1年7ヵ月の休養を余儀なくされた。復帰後3戦は振るわなかったが、4戦目でOP特別を勝つと徐々に調子を上げていった。むかえた1997年シルクロードSでは当時の日本レコードとなる1:06.9で逃げ切り勝ちでフラワーパークらG1馬4頭を退け、それ以降は短距離G1戦線で無類の速さを見せつけた

”1997年中盤以降の7戦””1998年の7戦”は美しいほどソックリなローテーションで、若駒時代の足元の不安がウソのような順調すぎるほど順調な競走生活であった

 

 

 

2位 カルストンライトオ (牡1998)

逃げ鞍数 28/36(78%) 最速前半3F 32.0秒

主な逃げ鞍 朝日杯3歳S’00 スプリンターズS’04 高松宮記念’05 スプリンターズS’05

 

逃げ鞍数28回はG1クラスの短距離馬の中で最多。ほとんどのレースが1200m、それどころか直線1000mのアイビスSD4度出走し3度逃げるという韋駄天ぶり

2004年不良馬場のスプリンターズSでは、逃げ馬の天敵ともいえる稀代の追込馬デュランダルを4馬身差で退ける圧勝劇を披露した

 現在でも2002年アイビスSDで出した53.7秒のタイムは1000mの日本レコードであり、この際に記録した区間1Fのラップタイム9.6秒も史上最速である

 

 

 

1位 ショウナンカンプ (牡1998)

逃げ鞍数 9/19(47%) 最速前半3F 32.0秒

主な逃げ鞍 高松宮記念’02 スプリンターズS’02 高松宮記念’03

 

デビューからの10戦すべてダートを走っており、初勝利は7月福島の未勝利戦と遅い。そしてデビュー戦以外は逃げていなかった

しかし4歳の2月に初の芝となる山城S(1600万下)を使ったところ逃げ切り勝ちを収め、続くオーシャンS(OP)では前半3F32.0秒でまたも逃げ切り。カルストンライトオが直線レースで32.0秒を出したのに対し、この馬はカーブのあるコースでこの猛ラップを叩き出した

その後高松宮記念を制し、以降も”香港S”以外は全てのレースを逃げ、無敵の逃げ馬として君臨した

※香港Sは直線1000mのレースで、ショウナンカンプは一旦飛び出したものの先頭同士が内外に分かれたため、位置取りは3頭目ながら実質逃げ状態ではあった

 

 

 

 

 

 

 【歴代逃げ馬ランキング 芝・中長距離部門の記事】nigeuma.shintaro-amano.com