「アンタレスステークス(4歳上G3)」阪神 ダート1800m 良
◆逃げ馬◆ショウナンアポロン 16着 前半ラップ36.3秒
◆勝ち馬◆モルトベーネ
・逃げ馬レース展開
ややバランスを崩したスタートの2番枠ショウナンアポロンが、12発ムチを使って何が何でも行く姿勢を見せた。外から持ち前の足の速さで先頭に立つ勢いだったモンドクラッセは、それを見て抑えて2番手におさまった。道中全体的に詰まった馬群のまま進行し、最終コーナーでショウナンアポロンをモンドクラッセが交わしたところで両馬ガス欠状態、16着と15着。
勝ったモルトベーネは終始モンドクラッセの真後ろの位置を走っていた馬だった。
・評価
ショウナンアポロンは前走最後方からの競馬でボロボロだった経験から、無理してでも前に行く作戦だった模様。その覚悟と内枠を利して、逃げ王者モンドクラッセから先頭を奪った。今回は前半で燃え尽きた感があるが次走の先行力には繋がりそうだ。
モンドクラッセは内の馬のムチの入れ方でジョッキーの方がひるんだフシがある。実際にはたいして速いペースではなかったので、ブレーキかけず先頭に立つかあるいは途中で前に出たほうがこの馬の力が発揮できたように見えた。分かっていた弱点がさらに明確になったレース。今後「絶対控えてはいけない」という教訓になったか。
「下総ステークス(4歳上1600万下)」中山 ダート1800m 良
◆逃げ馬◆アースコネクター 6着 前半ラップ36.5秒
◆勝ち馬◆エネスク
・逃げ馬レース展開
一線のスタートからアースコネクターが速さで難なく先頭に立ち、逃げ体制。2馬身キープで最初のコーナーを回ると向こう正面で加速し10馬身以上のリード。最終コーナーを回っても4馬身リード。残り150mで捕まって6着。
勝ったエネスクは離れた2番手で、準逃げ馬状態だった。
・評価
アースコネクターは大きなアクションなくすんなりハナを切ったことが見事。さらに、逃げ体制に入ってからペースを落とさずむしろ加速したのが素晴らしい。自分の力が発揮できるペースを選択できるのは大きなアドバンテージだ。
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