「マイラーズカップ(4歳上G2)」京都 芝1600m 良
◆勝ち馬◆イスラボニータ 勝ち時計 1:32.2
◆逃げ馬◆サンライズメジャー 5着 前半ラップ35.3
・逃げ馬レース展開
各馬様子をうかがいながらのスタートで、結局最内1番枠のサンライズメジャーがふんわりと先頭に立つ。レースは一の入れ替わりなく最後の直線を迎え、全員スパート状態で切れ味勝るイスラボニータが馬群を割って抜け出してゴールした
・評価
最近のマイル戦の逃げ馬不足もあって、今回も高速馬場を考慮するとかなりのスローペースになった。今回逃げたサンライズメジャーも流れの中でたまたま逃げた(逃げさせられた)状態なので「逃げ馬」としての評価なできなそう
レース前の記事で◎にしていたエアスピネルは結局好スタートから5番手に収まった。このレースを勝つには逃げてもいいくらいだと思ったけれど、この後の安田記念を見据えて、いつものやや控えのレースぶりになったと思われる。ただ、大きくメンバー変わらない安田記念もこのスローペースになりかねないのが難しいところ
「フローラステークス(3歳牝G2)」東京 芝2000m 良
◆勝ち馬◆モズカッチャン 勝ち時計 2:01.3
◆逃げ馬◆タガノアスワド 4着 前半ラップ37.1
・逃げ馬レース展開
好スタートからすんなり先頭のタガノアスワド。自身もかかり気味に見えるくらい手綱を抑えて、前半ラップ37.1のスローなペースに落とした。第4コーナーを回るところで全馬が固まってスパート開始。残り350m地点で逃げたタガノアスワドがヤマカツグレースに抜かれるも、その後もまったく崩れる様子なく走り続け4着入線。勝ったのはそのヤマカツグレースをさらにゴール手前で交わし切ったモズカッチャン
・評価
後続にかかる馬がいなかったのでスローペースにし放題だったタガノアスワド。逃げたこの馬が上がり35.0秒なので、だれも最後までバテてはいないレース。こうなると600m走が一番速い馬を決めるだけのレースになるので、あんまり逃げ馬に有利でもない展開になってしまった。騎手の指示に対して素直そうな馬なので、次走からは4コーナーで突き放す作戦をしてみるのもよさそう
「桃山ステークス(4歳上1600万下)」京都 ダート1900m 良
◆勝ち馬◆コパノチャーリー 勝ち時計 1:57.5
◆逃げ馬◆コパノチャーリー 1着 前半ラップ推定36.2
・逃げ馬レース展開
一線のスタートからテンの速さでコパノチャーリーが前に出ていき、11番枠から直線を横切って第1コーナー手前では最内先頭。そのまま集団を引き連れてイーブンペースで逃げて、4コーナー途中で気合を付けると2馬身のアドバンテージ。最後の直線ではむしろ突き放してゴール地点では3馬身半差で勝利
・評価
前走で初の短距離になるダート1400m戦に出たものの、出負けで中団待機した結果かかって後方のままになってしまったコパノチャーリー。何かのきっかけにしようとした結果チグハグで無意味なレース使いになってしまった……かと思いきや、本馬だけは好走のコツをつかんでいたのかもしれない。2か月前までは1000万下でもがいていた馬とは思えない成長ぶりを見せた。このレースを勝つことでオープン馬の仲間入りをしたコパノチャーリー。これで兄のコパノリッキーに一歩近づいた。こと逃げることに関しては、この馬の方が前に行く可能性が見える
↓今回のレースの逃げ予想記事はこちら