『ヴィクトリアマイル(4歳上牝G1)』東京 1600m
◆勝ち馬◆アドマイヤリード 勝ち時計 1:33.9(稍重)
◆逃げ馬◆ソルヴェイグ 前半ラップ35.6 着順5着
◆逃げ馬のレース展開◆
全馬そろったスタートから10完歩で1馬身抜け出た4番ソルヴェイグが、早々とハナを確定させた。芝のいいところ選びつつマイペースで逃げ、第4コーナーを抜けるところで外に向かいコースの5分どころを走る。この時に、内にいたスマートレイアーが追い上げてきて並ぶカタチになり二頭で粘りこみを図ろうとしたところで、その間をアドマイヤリードに割って入られてしまい、やや走りのリズムを崩した。それでも大きくはバテずに5着入線は立派
勝ったアドマイヤリードは、直線手前で各馬が外々に向かって走っていくところで内でじっとしていた馬。大渋滞の大外を選んだ追い込み馬たちよりタイム1秒くらいは得したように見えた
★評価★
スプリントを使ってきたおかげで、馬はいつも通り走っている感覚のまま先頭に立つことができたソルヴェイグ。道中極端なペースダウンがなくても上がり34.1秒で走り切ったので、この距離にもメドが立ったはず。今後はレース選びに幅が出てきそうだ
『栗東ステークス(4歳上オープン)』京都 ダート1400m
◆勝ち馬◆サイタスリーレッド 勝ち時計 1:22.6(重)
◆逃げ馬◆カジキ 前半ラップ35.1 着順16着
◆逃げ馬のレース展開◆
スタート後、極端に速い馬がいなかったため勢いが乗っていた2番のカジキが先頭に立った。そうなると止まれないのか暴走気味に飛ばしていき、後続もそれについていく展開。その結果、中盤がハイペースというレースとなり、先頭争い組は4コーナーで失速でカジキは最下位、2番手のジープルメリアも13着となった
勝ち馬のサイタスリーレッドは先行勢と差し勢の間の位置取りで、最後の直線でバラついた内を通ってスタミナを持たせたカタチ
★評価★
プレスティージオ、シゲルカガ、コウエイエンブレムと逃げられる馬がこぞって出遅れるスタートで、近走1200mばかり走っていたカジキがオフサイド的に先頭に立ってしまった印象。道中の暴走ぶりをみるに、次走からはもう逃げることはないだろう
『青竜ステークス(3歳オープン)』東京 ダート1600m
◆勝ち馬◆サンライズソア 勝ち時計 1:35.2(重)
◆逃げ馬◆シゲルベンガルトラ 前半ラップ34.6 着順3着
◆逃げ馬のレース展開◆
逃げるとみられていた5番スマートレイチェルが速い加速でスッと1馬身抜け出した。一足遅れていた内の1番シゲルベンガルトラは、騎手が気合を付けると思いのほか加速。ちょうどそのタイミングでスマートレイチェルが芝とダートの切れ目を気にしてひるんだのか少し減速したので、先頭が入れ替わる展開に。その後スマートレイチェルはかかりながらも2番手に控えた。最後の直線残り150mほどでシゲルベンガルトラは勝ち馬サンライズソアに交わされたが粘り、3着入線をはたした
勝ったサンライズソアは外目の3、4番手をキープし、直線で目標とした前の馬をとらえる無駄のない競馬をした
★評価★
シゲルベンガルトラは、今回が初めての逃げで今までは追い込みに近いレースをしていた馬。この好走が今後につながるのかどうか、次走に注目
スマートレイチェルは直線で交わされるとみるみる下がって11着。逃げないとダメなタイプなのかもしれない
『錦ステークス(4歳上1600万下)』京都 1600m
◆勝ち馬◆ベステンダンク 勝ち時計 1:34.9(稍重)
◆逃げ馬◆ティーエスネオ 前半ラップ36.6 着順3着
◆逃げ馬のレース展開◆
一歩目もダッシュ力ですぐに大外10番ティーエスネオがハナに立つと一気に最内に切れ込む。レース中盤はペースを落としながら走り、最終コーナーでは2番手にいたベステンダンクと並んでスパート。残り200mで交わされてもタレずに走り続けて3着
勝ち馬べステンタンクは終始2番手から最後に抜け出して押し切る競馬
★評価★
他の逃げ馬不在、芝の重馬場の大外枠と、逃げやすい条件がそろっていた今回のティーエスネオ。今回はその利点を十分に生かして思うがままの逃げを敢行でき3着と好走した
今回レースの逃げ馬情報記事はこちら↓nigeuma.hatenablog.com