『日本ダービー(3歳G1)』東京 芝2400m
◆勝ち馬◆ レイデオロ 勝ち時計 2:26.9(良)
◆逃げ馬◆ マイスタイル 前半ラップ37.1 着順4着
◆逃げ馬レース展開◆
スタート後に気合を付けると素直に反応し前に出たマイスタイル。暴走する勢いで前に行きたがるトラストは丹内騎手がなだめになだめて2番手に収まり、どスローの流れが完成。レイデオロのルメール騎手がそれを察知し、残り1400mで一気に上がっていき2番手にピタリとつけ、スローペースをキープしてレースは進んでいく。直線に向くと、先頭のマイスタイルは内ラチピッタリを選択し粘りに粘る。最後には足色が鈍り先着を許したものの大健闘の4着入線を果たした
◇勝ち馬レース展開◇
勝ったレイデオロはスタートの遅い馬で最初は後方からのレースだった。道中ペースが極めて遅いと判断し、向こう正面で一気に進出。これをやると前のペースがグッと上がることが普通なのだが、今回レイデオロは逃げるマイスタイルのスローなリズムを崩さないように2番手にピタリとつけつつレースの流れに紛れることに成功。結果、ほとんど足を使わず一番前からよーいドンの競馬を始めることができた。こうなると先頭ポジションから追い込みをしている状態、直線向いた瞬間にダービー馬は決まっていた
★逃げ馬評価★
前走スタートの反応が悪く逃げなかったマイスタイルが今回はすんなりと逃げた。他馬がみんな控えたのもあるが、パドックで入れ込んでいるかギリギリ気合かの挙動だったので、逃げるのが本来の姿といえそう。先頭をとってしまったらハロン13秒のスローペースに抑えて走り、最後3ハロンでエンジン点火して34.1秒で駆け抜けるという器用さを見せた。今後ハイペースのレースで逃げられるかは疑問だが、スローペースの多い長距離レースでは花形になる可能性を秘めている。前走の判断でランク外に落としていたが、今回で5位に再ランクイン
『目黒記念(4歳上G2)』東京 2500m
◆勝ち馬◆ フェイムゲーム 勝ち時計 2:30.9(良)
◆逃げ馬◆ メイショウカドマツ 前半ラップ35.7 着順18着
◆逃げ馬レース展開◆
二の足の速さでメイショウカドマツが外から先頭に立つと、勢いそのままにグングン後続を離す逃げに入った。15馬身ほどの差をつけた残り1000mあたりでバテはじめ、直線に入ってすぐ交わされるとあとは下がっていく一方。結果最下位入線
★逃げ馬評価★
メイショウカドマツはスタート後にまわり見た感じ、誰も前にいかなそうだったにもかかわらずガンガン飛ばして先頭を奪ってしまったのがもったいなかった。もうちょっとだけじんわり逃げればもう少しいいレースになった気がする。長期休養の影響で抑えが効きにくくなっているのかもしれない。今後の復活に期待して7位にランクイン
『安土城ステークス(4歳上OP)』京都 芝1400m
◆勝ち馬◆ シャイニングレイ 勝ち時計 1:19.8(良)
◆逃げ馬◆ オウノミチ 前半ラップ33.6 着順12着
◆逃げ馬レース展開◆
絶好のスタートを切った2番オウノミチが内枠を利して先頭に立った。外枠の逃げ候補トウショウピストとムーンエクスプレスが激しく手を動かして追ったが、枠の差は埋めることができず、両者逃げはあきらめて2番手、3番手に収まった。オウノミチは先頭が確定してもペースを落とすことなく走り、800m地点では3馬身離した逃げ。直線に向くとバテて後退していき12着で入線
★逃げ馬評価★
内枠で好スタートを切った勢いで逃げたオウノミチ。スプリント戦を使い込んでいることもあってテンの速さは光った。さらに先頭に立っても後ろを突き放すスプリントの走りをしたことから、もう体にはこのペースが染みついているよう。次走も1400m戦以上を走るようならやや抑えて番手狙いの競馬をしそう。ランクインは様子見
どうしても逃げたいムーンエクスプレスは、逃げようと大きなアクションを起こしたけれど、大外枠のせいでうまく立ち回れず。次のレースの逃げたい度が高まった気がする。ランクはキープ
毎レース激しく手を動かして番手をとるトウショウピスト。それでも滅多にハナは切らないので、前には行きたいけど先頭にだけは立ちたくない馬なのかもしれない。ランクインは見送り
『東大路(4歳上1600万下)』京都 ダート1800m
◆勝ち馬◆ テイエムジンソク 勝ち時計 1:50.4(良)
◆逃げ馬◆ ティーエスネオ 前半ラップ35.2 着順15着
◆逃げ馬レース展開◆
好スタートからすんなり抜け出してハナを獲得したティーエスネオ。最内なのでペースを落としにかかったが、2番手のキングルアウにつつかれ続けて飛ばし気味の逃げに。1000mほどで2頭とも手ごたえがあやしくなると、残り600mで後ろの馬に交わされズルズルと後退していった
★逃げ馬評価★
久々のダートに挑戦したティーエスネオ。一応逃げという自分のカタチは見せることができた。スタミナがあるわけではないので、中距離を走るならペースは落として走りたいタイプのようだ。ランキング入りは見送り
今回のレース前記事はこちら↓