【逃げ馬予想】週刊・逃げ馬ランキングブログ

現役・逃げ馬をランキングしていく逃げ馬好きのためのブログ▼逃げ馬限定で今週の重賞予想を発信。レース後には展開を分析、逃げ馬をランク付け。初心者でも分かりやすい逃げ馬まとめ一覧表を掲載

不振の逃げ馬たちを尻目に快走ナックビーナス『キーンランドC / 小倉日経OP / 朱雀S』 2017.08.27(日)

 

『キーンランドカップ(3歳上G3)』札幌 芝1200m

◆勝ち馬◆ エポワス    勝ち時計 1:09.0【平均11.5】(良)

◆逃げ馬◆ ナックビーナス 前半ラップ33.5【基準34.5】  3着 

 

レース結果のリンク →《netkeiba.com》

 

◆逃げ馬レース展開◆ ナックビーナス中心視点

〈スタート〉

好スタートを切ったナックビーナスがスタートだけで半馬身リードをとった。その勢いのまま前を狙うと他の逃げ馬候補たち無理をせず後に付いていく展開となった

〈中盤〉

ナックビーナスは大きく離すことなくコントロールされた逃げ。先行勢も道中あえて交わしには行かず

〈最終コーナー〉

ナックビーナスは最内、2番手ソルヴェイグはコースの3分どころを選んだので、一旦2馬身ほど差が開いた

〈最後の直線〉

外からソルヴェイグが交わしにかかり、内のナックビーナスもしぶとく粘るかというシーンで、その間を割ってきたエポワスに両馬が一気に交わされた。結果ナックビーナスは3着入線

 

★逃げ馬評価★

《ナックビーナス ◇ランクイン6位》

過去に逃げ切り勝ちがあるとはいえ、ここ5戦控えていたナックビーナスが前に行きたい馬の揃ったこのレースでまさかの逃げ。今回も積極的に逃げに行ったわけではなさそうなので次走どう走るかははっきりしないが、この逃げでの好成績は大きな自信につながるだろう。期待と心配が入り混じりつつランキング6位に評価

 

《ソルヴェイグ ◇ランクキープ3位》

平均的なスタートで騎手は手綱を抑え気味でも、グングン前に出ていき2番手を確保。最後は勝ちもあるかと思わせる2着。枠次第ではスプリンターズステークスで逃げるシーンもあり得る

 

《シュウジ ◇ランクキープ2位》

好スタートを抑えて3番手追走。最後の直線を向いたところで馬が走るのをやめて一頭だけ大差の最下位に。もしかしたら競走馬として致命的な気性難が発生しているかもしれない

前走の”逃げ作戦”は、試行錯誤の末のもうこれしかないという結論的な作戦だったようなのに、またふりだしに戻して抑える作戦を試してみたせいで、馬がもう取り返しのつかない状態にまで至ってしまった可能性がある。心配な負け方

 

《ネロ ◇ランクキープ5位》

内枠からいいスタートを切り騎手が押していくも、動きが重くナックビーナスに前に入られ馬群に閉じ込められた。復調のきっかけのつもりで無理にでも逃げてほしいところだが、もう先行力そのものが衰えているのかもしれない

 

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『小倉日経オープン(3歳上OP)』小倉 芝1800m

◆勝ち馬◆ ダノンメジャー  勝ち時計 1:46.1【平均11.79】(良)

◆逃げ馬◆ ロングリバイバル 前半ラップ35.5【基準35.4】   9着 

 

レース結果のリンク →《netkeiba.com》

 

◆逃げ馬レース展開◆ ロングリバイバルとダノンメジャー中心視点

〈スタート〉

まずまずのスタートから押してロングリバイバルが先頭を獲得。その横で様子をうかがっていたダノンメジャーは並びかけるそぶりを一瞬見せた後、コーナー手前でガッチリブレーキ

〈中盤〉

火がついてしまったロングリバイバルは最初のコーナーでさらに飛ばしていき10馬身ほど離した逃げになった

向こう正面で徐々に差は詰まり、第3コーナーの途中で早くもロングリバイバルが一杯になり替わってダノンメジャーが先頭に

〈最終コーナー〉

2馬身のリードを保ったままコーナーを回ったダノンメジャーがコーナー出口でスパート

〈最後の直線〉

後続との差は縮まるどころかさらに開き、2馬身半差の圧勝となった

 

★逃げ馬評価★

《ロングリバイバル ◇ランク外位》

自身としては最速となる前半3Fラップ35.5秒での逃げ。4ヵ月ぶりの休み明けが影響してかまったく抑えが効かずそのままの勢いで5Fを58.7秒という暴走気味の逃げになってしまった。次走はこの一叩きの効果で、今回よりは落ち着いて走るようになるはず

 

《ダノンメジャー ◇ランク4位》

内隣りの枠のロングリバイバルがスタートで出ていたので、無理をしなかったダノンメジャー。最初のコーナーまで前に出る勢いで横に並んでおいて、コーナー入った瞬間にガッチリ抑えたのでロングリバイバルだけオフサイドトラップを食らったように飛び出していった。結果、後続集団の先頭で”準逃げ状態”になり、ロングリバイバルを無視したいつもの競馬ができた。騎手の指示を素直に聞く逃げ馬に成長し、勝ちパターンにも柔軟性が出てきているようだ

 

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『朱雀ステークス(3歳上OP)』新潟 芝1400m

◆勝ち馬◆ ワンスインナムーン 勝ち時計 1:20.7【平均11.53】(良)

◆逃げ馬◆ ワンスインナムーン 前半ラップ34.1【基準34.6】  1着 

 

レース結果のリンク →《netkeiba.com》

 

◆逃げ馬レース展開◆ ワンスインナムーン中心視点

〈スタート〉

まったくブレないスタートですぐに疾走体制に入ったワンスインナムーンが、持ち前の足の速さで流れるように先頭に立った

〈中盤〉

ノットフォーマルが気合を付けて外から交わす勢いで来てもワンスンナムーンは内からさらに加速し抜かさせない。それによって残り800mあたりで4馬身ほど後続と差が開いた

〈最終コーナー〉

コーナーを回る間に後続が差を詰めて来て直線の手前で早くも2番手のノットフォーマルは脱落

〈最後の直線〉

直線に入り2馬身のリードをとったままワンスインナムーンがラストスパート。するとずっと後続との差は開いたまま。ゴールのほんの直前で詰め寄られたが、圧勝といっていい内容の逃げ切りだった

 

★逃げ馬評価★

《ワンスインナムーン ◇ランク外》

強すぎて、逃げようとしていなくても足の速さで先頭を走ってしまった印象。次走からは重賞戦線で活躍しそうだ

現状では”逃げ馬”というほど積極的に逃げているわけではないのでランクインは見送り。重賞クラスでも今回のような位置取りをするようなら一気に上位ランクに入るだろう

 

《ムーンエクスプレス ◇ランクキープ12位》

逃げなくてはならない馬が逃げられず8着。このレースの前半3Fは34.1秒とこの馬の持ち時計34.9秒に対して速すぎたので、手も足も出なかった格好。この持ち時計だとオープンクラスのスプリントで逃げるには厳しいか

 

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