『セントウルステークス(3歳上G2)』阪神 芝1200m
◆勝ち馬◆ ファインニードル 勝ち時計 1:07.5【平均11.25】(良)
◆逃げ馬◆ フィドゥーシア 前半ラップ33.8【基準33.8】 8着
◆逃げ馬レース展開◆ フィドゥーシア中心視点
〈スタート〉
ブレ気味のスタートをした大外のフィドゥーシアが馬場を横切って先頭に立った
〈中盤〉
2F目と3F目が両方10.8秒というラップで、勢いにまかせて走るフィドゥーシア
〈最終コーナー〉
外から並びかけられても、もともとフルスピードで走っていたので対して動じることなく、ただ前を向いて走るのみで直線を迎えた
〈最後の直線〉
残り300mで騎手が手を動かしスパートをかけるもほとんど反応せず。足の残っていた先行馬たちに交わされ、馬群に飲まれて8着となった
★逃げ馬評価★
《フィドゥーシア ◇ランクアップ3位》
勝ちタイムから計算すると前半33.8秒は平均ペース。気性的に抑えることが難しいようでとにかくビュンビュン飛ばして、あとは自分のスタミナが持つかどうかの競馬。5歳でこの状態なので気性をなおすよりは、この馬に合った舞台を選んでいくのが現実的か
前に行く気持ちを評価して3位にランクアップ
『京成杯オータムハンデ(3歳上G3)』中山 芝1600m
◆勝ち馬◆ グランシルク 勝ち時計 1:31.6【平均11.45】(良)
◆逃げ馬◆ マルターズアポジー 前半ラップ34.6【基準34.4】 4着
◆逃げ馬レース展開◆ マルターズアポジー中心視点
〈スタート〉
横に並んだスタートから100m地点でグッと抜け出したマルターズアポジー。そのまま2馬身のリードを確保
〈中盤〉
2馬身のリードを保ちながらの逃げ。中だるみせず、11秒前半のラップを連発
〈最終コーナー〉
コーナーで徐々に並びかけられ半馬身差に迫られた。それを見てコーナーの出口でスパートをかけると、また2馬身突き放し直線へ
〈最後の直線〉
先行馬は封じたが、残り190mで大外から来た差し馬に交わされ4着となった
★逃げ馬評価★
《マルターズアポジー ◇ランクアップ5位》
勝ち時計が1分31秒6という速さのため、今回のハイラップ連発がハイペースだったのか平均ペースだったのか判断に難しいところ
今回に限って言えばこの馬だけ58キロを背負っていたのが、最後のひと踏ん張りが効かなかった原因か。スタミナギリギリで走ることになる逃げ馬にとっては、スタミナの消費に直結する重い斤量が他の脚質以上に響いてくる。その中で4着なのだから力は発揮できていたとも考えられる
2戦連続でマイルを逃げていることから、この距離での存在感も増してきた。芝短距離部門でランクアップの5位に評価
今後はマイルチャンピオンシップを狙うのか、天皇賞を狙うのか、はたまは両方狙うのか、あるいは海外か。とにかくこの秋は逃げ馬史に残るレースを見せてくれることだろう
【今回レースの逃げ馬予想】nigeuma.shintaro-amano.com