『ジャパンカップ(3歳上G1)』東京 芝2400m(良)
◆勝ち馬◆ シュヴァルグラン 勝ち時計 2:23.7【平均11.98】
◆逃げ馬◆ キタサンブラック(3着) 前半ラップ 36.3【基準35.9】《Mペース》
◇ラップタイム表◇
○表型の特徴 ― 0~200mと200~400mの差が大きい
◆逃げ馬レース展開◆キタサンブラック中心視点
【スタート】好スタートからすぐ先頭に立ったキタサンブラック。200m地点でワンアンドオンリーがスパートをかけて前を狙いにかかり一時的にペースアップした
【中盤】1馬身半ほどのリードでペースを落とさない逃げを展開
【最終コーナー】持ったまま隊列変更なく進行
【最後の直線】直線に向くと手綱を緩めて加速。徐々にアクセルを開放していく指示でゴールを目指した。シュバルグランが追ってきて残り120mで交わされると差し返す足は残っておらず。最後はレイデオロにも交わされ3着入線となった
★逃げ馬評価★
《キタサンブラック ◇ランクイン 13位》
スタートで出る馬がいなかったためすんなり逃げる形となった矢先、200m~400mで2番手争いが激化して少しつつかれ気味にペースアップし11.2秒。その後はいつもの走りができた
次の有馬記念がラストラン。無事に走ってほしいと思う反面、スタートから思いっきり飛ばしていったらどうなるのか知りたい気持ちもある
『京阪杯(3歳上G3)』京都 芝1200m(良)
◆勝ち馬◆ ネロ 勝ち時計 1:08.8【平均11.47】
◆逃げ馬◆ ネロ(1着) 前半ラップ34.3 【基準34.4】《Mペース》
◇ラップタイム表◇
○表型の特徴 ― 1000~1200mの減速
◆逃げ馬レース展開◆ネロ中心視点
【スタート】ラインスピリットとソルヴェイグが飛び出たが、押して押して加速してきたネロが200m地点で先頭を奪った
【最終コーナー】一瞬3馬身離した後、徐々に引き付けてコーナーの出口でスパート
【最後の直線】外から並ばれながらもひと伸びし、後続を退けた
★逃げ馬評価★
《ネロ ◇ランクアップ 11位→6位》
今年に入って逃げられず惨敗を繰り返し年内引退を表明していた。ただ今思えば前走のダート挑戦で復調の兆しはあったのだろう。最後の直線での残り方は執念さえ感じる迫力だった
《ソルヴェイグ ◇ランクキープ 4位→4位》
スタートで前に出たが無理には前を狙わず。内から追い上げてきたネロを見て安心して番手競馬を選んだ
《フィドゥーシア ◇ランクダウン 2位→3位》
悪いスタートではなかったが、距離と枠を考えてか抑え気味での先行。残り500mで少し気合を付けたら一気に加速して先頭に立つほどの瞬発力を見せ、残り200mでバテて4着。瞬発力がありすぎてかえって乗るのが難しいのかもしれない。手のあった騎手が乗れば一変しそう
『オータムリーフステークス(3歳上OP)』 ダ1200m(良)
◆勝ち馬◆ ニットウスバル 勝ち時計 1:11.2【平均11.87】
◆逃げ馬◆ エイシンローリン(10着) 前半ラップ 35.2【基準35.6】《Mペース》
◇ラップタイム表◇
○表型の特徴 ― だんだんラップタイムが遅くなっている
◆逃げ馬レース展開◆エイシンローリン中心視点
【スタート】ぐっと出たキタサンサジンを、遅れ気味のスタートから抜群の加速で交わしていったエイシンローリン
【最終コーナー】手綱を引きつつ半馬身差くらいをキープして回った
【最後の直線】すぐゴーサインを出し少し抵抗するが、残り250mで交わされ馬群に沈んだ
★逃げ馬評価★
《エイシンローリン ◇ランクキープ 1位》
タイミングが遅いスタートだったが、その後の加速と内枠の分でキタサンサジンを退け難なく先頭に立った。スタートの安定性さえ手に入れれば、もっともっと上のクラスでもやれそうなのだが
《キタサンサジン ◇ランクキープ 3位→3位》
今回も安定感のあるスタートを披露。一旦は先頭に立ったが内のエイシンローリンとやり合うのは危険とみて控えたようだ
【今回レースの逃げ馬予想記事】nigeuma.shintaro-amano.com