『小倉記念』(3歳上G3) 小倉 芝2000m(良)
◆勝ち馬◆ トリオンフ 勝ち時計 1:56.9【平均ハロン 11.69】
◆逃げ馬◆ マウントゴールド(3着) 前半ラップ 35.6【3F基準 35.1】《Sペース》
レース展開・位置取り図
ラップタイム表
勝ち馬短評
《トリオンフ》
・レース展開
バランス良くゲートを飛び出し、少し押していき前を狙った。200m地点で内からマウントゴールドが出ていくと、かかりかけながらも抑えて、その後はピッタリ2番手につけた。残り600m地点から追っていくとすぐ加速してラップ11.1秒。逃げていたマウントゴールドをまくり切ってからも直線で伸び続け、上がり3F33.5秒を叩き出し勝利
・短評
530㎏の大型の騙馬で”前に行く意識”が高そうな馬。今までの騎手は折り合い重視で中団に控える作戦をとっていたが、今回は前で折り合ってみる手に出た。勝てば”いい手応え”、負ければ”かかり気味”のギリギリのバランスで2番手追走に成功し、この馬の持つスピート能力を発揮してレコード決着
気性難の馬らしく、まずは気分良く走らせるのが好走につながるタイプだと考えられる。今後、状況次第では前につける流れてそのまま逃げる事もあるかもしれない
☆逃げ馬評価
《マウントゴールド ◇ランク圏外》
・レース展開
並のスタートで出て、周りの加速に合わせてじわじわと前に出た。ペース自体は遅く流れ、道中は外のトリオンフに手応え抜群でピッタリマークされる競馬。残り600mでトリオンフが加速すると激しく追って抵抗。トリオンフには前に出られたが、その後も軽快に走り切りサトノクロニクルにだけ差されて3着に入った
・短評
前半3F35.6秒はレコード決着を考えるとスローと言っていい楽さ。スタートの横並びから流れの中で先頭に立ったので、次走逃げる可能性は低そう
レースは、今まで前につける競馬をしてきたこの馬には絶好の展開になった。しかしピッタリマークしてきた馬がとんでもないパフォーマンスを披露し勝利はならず。上の着順の2頭の力が抜けているのは過去の実績を見ても今回のレースを見ても明白だが、この馬は展開が向いた分が大きく能力の判断が難しい
次走、逃げられるほどのテンの遅いメンバーなら手放しで狙い目。逆に逃げ馬ぞろいのレースになったら慎重に判断した方が良さそう
【今回の予想記事】