昨年は自分が主観で決めた逃げ年度代表馬を発表していたけど、今年からは客観的な統計もとることにしてみた
それにあたりまず昨年2017年のデータを紹介
対象となる条件は2017年に行われた「中央競馬」「3歳上&4歳上」「オープンクラス&重賞」「平地競走」のレース
逃げ馬/逃げ回数
6回 マルターズアポジー
5回 プリメラアスール、ヤマカツライデン
4回 ダノンメジャー、ロードヴァンドール
短評
オープンクラス以上の条件だと生涯全逃げのレジェンド、マルターズアポジーがトップ。ただプリメラアスールは条件戦の逃げを足すと8回になる
続けて逃げ続ける馬は個人馬主が多い傾向があるかもしれない
騎手/逃げ回数
9回 酒井、松山
8回 武士沢
7回 田辺
短評
9回の酒井騎手は5頭での記録、松山騎手は6頭での記録と、特定の馬でのみ出した記録ではない。つまりこの二人の騎手はその腕で逃げているということ
上位4名の内3名が関東の騎手というのも興味深いデータ。関東の騎手の方が逃げ意識が強い傾向があるか
調教師/逃げ回数
7回 斎藤誠、鈴木孝
6回 矢作、堀井雅
5回 池添兼、昆貢、村山
短評
こちらは7名中5名が関西の調教師。ただ、数値が拮抗しているうえ、一頭の強烈な逃げ馬だけでカウントが高くなっている。たとえば堀井雅広調教師の6回はマルターズアポジーのみの記録だったりする
これは2年3年とデータを取らないと傾向がつかめなそうだ
馬主/逃げ回数
9回 ウイン
7回 ラフィアン
6回 ダノックス、藤田在子
短評
もともとの頭数の多いクラブ馬とはいえウインの逃げ先行率は高い。ウインは2歳の登録が40頭前後、ラフィアンは80頭前後と考えるとその凄さがうかがえる。この2つのクラブ以上に大規模にもかかわらず逃げ回数の少ない社台やシルクは”逃げないクラブ”といえそう
ウインのHPを見た感じでは特に”逃げ重視”とは書かれていないが、ここまで顕著な傾向が出ているなら逃げ馬好きがウインを選ぶようになってくるかも
サイヤー/逃げ回数
19回 ダイワメジャー
9回 スペシャルウィーク
8回 ステイゴールド
短評
ダイワメジャー産駒の逃げ回数が支配的な数値。代表格にダノンメジャーとロードヴァンドールがおりそれぞれ4回ずつ。しかし必ずしも特定の馬だけが固め打ちしているわけでなく、トータルで10頭もの馬が逃げているという裾野の広さも持っている
あとがき
1年分だと161レースしかなかったので、データとしてはバラつきが目立つ。来年になったら2018年版のデータも出すので、その後に2017年のデータと合わせて各パートの記事を書く予定
【年別逃げ回数まとめ】