★逃げ馬的中ならず★
『欅ステークス』(4歳上OP) 東京 ダ1400m
◆勝ち馬◆ アルクトス 勝ち時計 1:23.4(良)
◆逃げ馬◆ ドリームキラリ(2着) 前3Fラップ 35.7《M》※レース平均3F 35.7
レース展開・位置取り図
ラップタイム表
逃げ馬短評
《ドリームキラリ》
猛烈に押して先頭に立つとラップを落とさずレース進行させ、最後もハナ差の2着。トップハンデ59キロでこの走り、力のある所を見せた
「逃げさえすれば強い馬」を、しっかり逃げさせることが出来る騎手は少ない。「絶対逃げる」という覚悟で最初から追いまくったあっぱれな騎乗だった
坂井騎手はかつてこの馬で控えて惨敗した経験が何度もあり、今のスタイルが固まったと考えられる。今後もこのコンビは迷いなく逃げを狙っていくだろう
《スズカコーズライン》
外枠から好スタート。特に押すことなく前に出ていき、ドリームキラリのアクションを見て騎手が手綱を引いた。かかりながらの2番手追走でロスが大きく、最後は9着
今回は大外スタートが響いた。次走、外枠でなければもっとやれるはず
《アポロノシンザン》
今回の逃げ最有力と予想。しかし、僅かに恐れていたことが現実に起こってしまった。芝スタートで抜群のアドバンテージを獲得していた馬が、初のダートスタートで大きくノメってバランスを崩し最後方になり、そのまま惨敗
スタートが命の馬で、次走もダートスタートなら期待はできない。逆に芝スタートなら巻き返しの期待値が高い
勝ち馬短評
《アルクトス》
いいスタートから押さずにすんなり3番手確保。最後の直線まで最内でじっとして、残り400mで外に出すとじわじわ伸び続けた。先頭のドリームキラリとのたたき合いの末、わずかにハナ差制して勝利
内の経済コースを走っての抜け出し勝利は、昨年外国人騎手中心に決まりまくった戦法。重賞クラスでの不調が目立ってしまっている田辺騎手だが、それ以外のレースでは昨年同様の活躍はしている。おそらく今は彼なりの勝利への研究を続けている状態なのだろう