『アイビスサマーダッシュ』(3歳上G3) 新潟 芝1000m
◆勝ち馬◆ ジョーカナチャン【逃】 ◆勝ち時計 0:54.5(良)
◆逃げ馬◆ ジョーカナチャン(1着) ◆前3Fラップ 32.1《H》※レース平均3F 32.7
【逃げ馬展開】 ジョーカナチャンが溜めて出るスタートで斜めに出てとなりの馬に接触しつつ、それでもいち早く前に出て大外のレコードラインを獲得した。直後にいたライオンボスが徐々に迫ってきたもののアタマ差凌いで勝利
逃げ馬短評
《ジョーカナチャン》
前走韋駄天Sでは最後ライオンボスに交わされたが、今回は見事に凌ぎきった。前走より斤量差が縮んで厳しい条件でも逆転したことから、この馬の充実度がうかがえる
これで千直のチャンピオン。だがこの馬は1200mでも好走している。もしかしたら今後、逃げ馬ランキング1位のモズスーパーフレアとの対戦みられるかもしれない
《ラブカンプー》
スタートで早い反応を見せそのまますぐに加速。2番枠から一気に外にコースを取った。600m地点でライオンボスにかわされてからは伸びを欠き10着
長かった低迷期より明らかに行き足が良くなっている。1200mで逃げればまたチャンスがやってきそう
《ライオンボス》
スタートから押しまくったがジョーカナチャンに前を遮られ3番手からの競馬。そこからは韋駄天Sの再現かと思いきや一歩届かなかった
今回は直前の調教が軽すぎるという点で議論を生んだが、終わってみればそれなりに結果は出した。近走は4歳時の圧倒的な速さと比べると行く気が落ちているように感じるので、それを補うための措置だったのかもしれない
秋冬を休んだ分余裕がありそうで、今年はこの馬も秋のスプリント戦線の出走があるかもしれない
《カッパツハッチ》
4番枠からまっすぐ走って単走のように走り、部分的には逃げている状態を作り出した。最後までポツンと単走状態で8着で入線
荒れ気味の馬場を通ってこれなら十分力を発揮したといえる。前走で増えた分の馬体は絞れており、次走でもうひと絞りできればいい走りは出来そう
《ゴールドクイーン》
いいスタートを切ったものの隣のライオンボスに前に行かれて序盤で7番手あたりからの競馬になり、そこからさらに他馬に置いていかれて16着
久々の芝、初めての1000mでスピードついていけなかった。前走のような大きな出遅れがなかっただけでも収穫か。これでダートに専念できそう
《モンペルデュ》
このメンバーの中では立ち遅れ気味のスタート。終始後方を走り最下位でのゴールとなった
今回はレースを走り切れただけで御の字。今後もメンタル面での復活を考えたレース選びをしていく必要がある