『秋華賞』(3歳牝G1) 京都 芝2000m
◆勝ち馬◆ デアリングタクト【差】 ◆勝ち時計 2:00.6(稍)
◆逃げ馬◆ マルターズディオサ(7着) ◆前3Fラップ 34.9 ※レース平均 36.2
【逃げ馬展開】 マルターズディオサが内枠で好スタートを決めてすぐ2馬身のリードをとってそのまま先頭に立った。道中は、かかり気味の番手馬に半馬身並ばれながらの逃げ。最後の直線で一旦離したものの、大外から差し馬たちが押し寄せてきてその勢いに太刀打ちできなかった
逃げ馬短評
《マルターズディオサ》
番手でも競馬できるタイプだが、内枠でスタートが抜群に良かったため先頭に立ちホウオウピースフルの追撃を退けたところまでは良かった
しかし問題はここから。田辺騎手はスロー逃げにこだわるタイプで、ハナに立ったら道中のラップをできるだけ抑えようとする。残念なことに今回の2番手はかかり通しのホウオウピースフルだったので、その不規則な動きに翻弄され続けるカタチになってしまった
1000m以降の区間は加速と減速を繰り返すチグハグなラップでの逃げ。これでは最後にスタミナが持たない。これが大きな敗因だろう
デアリングタクトと比べるのは酷だが、他のメンバーたちにはひけをとらない力を持った馬。次走、確固たる逃げ馬さえいれば得意の番手でしっかり力を発揮するだろう