『ステイヤーズステークス』(3歳上G2) 中山 芝3600m
◇勝ち馬◇ オセアグレイト【先】 ◇勝ち時計 3:52.0(稍)
◆逃げ馬◆ タガノディアマンテ(2着) ◆前3Fラップ 39.8 ※レース平均 38.67
【逃げ馬展開】 タイセイトレイルがまず出ていき大勢が整いかけたところを向こう正面でタガノディアマンテがハナを奪った。それ以降は2馬身ほどのリードを保つ逃げ。その朝をキープしたまま直線に向き、逃げ込み態勢に入ったもののゴール直前で交わされて2着になった
逃げ馬短評
《タガノディアマンテ》
序盤どの馬でも前に行けるほどの遅いラップになり、これまで追い込んでいたこの馬でさえかかり気味に前に行った。今回、積極策が持ち味の津村騎手に乗り替わっていたことで、無理に抑えることなくそのまま自身初の逃げ作戦に突入したのが大健闘の結果の大きな要因だろう
(このレース、上位入線6頭の位置取りが道中7番手までという極端な前残りで、控えた馬たちはノーチャンスだった)
ここまでのスローラップは珍しいので、次走以降でタガノディアマンテが自分から動いて前を取りにいくことはないだろうが、今回の好走でペース次第で選べる位置取りの幅が広がったのは大収穫といえる