『アンタレスステークス』(4歳上G3) 阪神 ダ1800m
◇勝ち馬◇ テーオーケインズ【先】 ◇勝ち時計 1:49.0(重)
◆逃げ馬◆ メイショウカズサ(15着) ケイアイパープル(14着)
◆前3Fラップ 34.8 ※レース平均 36.33
【逃げ馬展開】 内3頭が並んで飛び出し外から2頭がそれに加わった。外のメイショウカズサが一旦出たが並んで内のケイアイパープルが対抗し並んでの逃げ。最終コーナー途中で2頭が並んだまま同時に失速しレースから脱落した
逃げ馬短評
《メイショウカズサ》
スタートは並みだったが鞭を使って前に出ていった。2F目の10.1秒はサラブレッドの全速力の限界値に近いスピードで二の足の速さだけはトップクラスだと証明した
そして前に行ったグループ5頭はこの2F目区間だけでスタミナを極端に使い結果的に全馬惨敗することに。上のレースラップ表を見ても2F目区間だけが別格に速く、滅多に見ることができないモノだった
臨戦過程的にこのレースで絶対逃げる必要のあったメイショウカズサにとってはどうしようもない展開だったといえる。荒療治ではあったがこれで逃げ感はかなり戻ったはずで、次走の先行力アップ効果は見込めそう
OPクラスのレースで緩い流れになればまだ勝つ見込みはある
《ケイアイパープル》
最内スタートで囲まれるのを嫌ってか前に前に位置していたら狂乱のハイラップを叩き出してしまっていた状況。400m以降も外のメイショウカズサの内をキープし続け並んで逃げて一緒に失速
不可解なのはこの馬、今回が初逃げだということ。今まで番手の競馬で勝ってきており、今回ももう少し早い段階でメイショウカズサだけを先に行かせる選択肢があったように思う
今後はこの失敗を繰り返さないよう番手競馬に徹するだろう