『マイラーズカップ』(4歳上G2) 阪神 芝1600m
◇勝ち馬◇ ケイデンスコール【差】 ◇勝ち時計 1:31.4(良)
◆逃げ馬◆ ベステンダンク(15着) ◆前3Fラップ 33.3 ※レース平均 34.28
【逃げ馬展開】 最内ベステンダンクが好スタート。外のフォックスクリークが押しまくって一旦前に出られたが、再加速して再び前に出た。そこから徐々に離していき直線手前を5馬身のリードで通過。しかしここでガス欠し減速、残り200mで後続に捕まり後方に沈んだ
逃げ馬短評
《ベステンダンク》
なまじ良いスタートを切ってしまったばかりに序盤スパートして、どうしても逃げたいフォックスクリークが前に出た瞬間かかって再加速し、結果共倒れになった。こちらは番手でも走ることができるタイプなので、早い段階で引くのが賢明だったか
とはいえその後の走りはある意味驚異的。1200m通過を1:07.0で走りここまでならレコードに近いタイムを叩き出した
この激走は今回からつけ始めたブリンカーによってレースに集中できたからだと推察される。好ダッシュの要因になった反面、急に視界にフォックスクリークが入ってかかったことから、良くも悪くもブリンカー効果の大さが証明された
次走も付けてくるようなら序盤のダッシュは大いに期待できそうだ
《フォックスクリーク》
スタートはそこそこでも”絶対逃げる”勢いで押しまくって一旦は先頭に立った。しかし内で猛抵抗され2番手になり、最後の直線で早々と失速し14着
今回は逃げた相手にいろいろな要因が重なったイレギュラーな激走だった。なので今回のことは運が悪かったと捉え、この馬自身は次走以降も今回と同じように逃げを狙っていくだろう