『鳴尾記念』(3歳上G3) 中京 芝2000m
◇勝ち馬◇ ユニコーンライオン【逃】 ◇勝ち時計 2:00.7(良)
◆逃げ馬◆ ユニコーンライオン(1着) ◆前3Fラップ 38.0 ※レース平均 36.21
【逃げ馬展開】 スタートでややバランスを崩していたが3番枠から押していって先頭を確保。先頭に立つとすぐ手綱を引いて1馬身のリードで展開。最終コーナーをスパートをかけながら回って直線入口で4馬身差をつけ、そのままリードを保って楽勝
逃げ馬短評
《ユニコーンライオン》
前半62.9秒、後半57.8秒という極端なラップのレース
こうなった理由は、2番手につけたショウナンバルディにあると考えられる。この馬は”スロー逃げ得意”なタイプ。今回は番手で妥協した代わりにユニコーンライオンと共にラップを落としキレ勝負の展開を作り出すことで自身も2着に入った
うしろの集団にいた馬たちは道中でむざむざと自分が負ける展開を眺めていたことになる。せめて第3コーナー入口で動くなりすれば勝機はあったのかもしれないが、それができないこと自体が実力不足ともいえる
そもそもの話”序盤で先行する能力”さえあればこのレースで好走できたわけで、人気薄同士の荒れた結果とはいえこれはこれで”実力通り”の結果なのだろう
ユニコーンライオンはこのレースが初の逃げ。番手での競馬の方が得意そうなので、スタートラップがごく遅いレースにならないかぎり今後逃げることはなさそうだ