『阪神カップ』(3歳上G2) 阪神 芝1400m
◆逃げ馬◆ ファストフォース(7着) ◆前3F 34.3 ※平均 34.41
◇勝ち馬◇ グレナディアガーズ【差】 ◇勝ち時計 1:20.3(良)
逃げ馬展開
ファストフォースがいいスタートを決め押しまくってすぐにハナを獲得。外からケイデンスコールに並ばれハイラップを続け振り切ったところ、しばらくするとかかったラウダシオンに再び並ばれた。その後2馬身離して直線をむかえ逃げ込み態勢に入った。しかし残り100mで力尽き、後続に一気にさされ7着
逃げ馬短評
《ファストフォース》
▼序盤で2頭に入れかわり立ちかわり競りかけられる厳しい展開。1000m通過までずっと11.0秒近いラップを出さざるを得ず、それが最後の失速の原因になった
ただ厳しい展開と久々の距離延長の割には「あわや逃げ切り」のカタチまで作れていた。”逃げた”ことでしっかり力は出し切れたといえる
▼また心配だった「増加傾向にある馬体重」が今回も2kg増えていたにもかかわらずの善戦。となると今後も好調は続きそうで絞れたときにはさらなる激走をしてくれるはずだ
《ベステンダンク》
▼まあまあのスタートから押したがダッシュはイマイチで3番手がやっと。直線入口でまわりの馬の伸びについて行けず14着
▼やはり1400mでは速さが足りない。今後はこれまで通り1600mか1800mを使うのが良いだろう
《ホウオウアマゾン》
▼内枠スタートで番手あたりに入ろうと動いたところ、番手から降りてきた馬で前が詰まって馬群の6番手に押し込められた。最後の直線で自然とバラけたところで内をすくって伸びて2着
▼これまで前でばかり競馬をしてきた馬が、今回は馬群で我慢して最後伸びる競馬をこなした。一戦ごとに課題をクリアしていて精神面でも肉体面でもグングン成長中。競馬が上手くなってきたので、今後はまわりが余程遅いメンバーにならない限り自分から逃げることはなさそうだ
まだ古馬重賞は勝っていないもののトップクラスの力を身につけている。すでにG1に手が届く位置にいると言っても過言ではない注目馬だ