『シルクロードステークス』
逃◎ ビアンフェ 藤岡佑介 15番
●逃げ自信度 B
現在逃げ馬ランキング芝短距離部門2位の馬
前走スプリンターズSではモズスーパーフレアの番手を走った。モズスーパーフレアは史上最速馬といっても過言ではないので、今回のメンバーであればビアンフェが抜けて速いと考えていいだろう
デビューからずっと藤岡騎手が乗っておりクセ馬とはいえ制御できるはず。出遅れてもそれをカバーする二の足がある
心配なのは増え続けている馬体重。502㎏のデビューからすごい勢いで増加していて去勢した際に一度減ったのだが近走また増加。それでも走れているので今のところ問題はないのだが、さすがにこれ以上(現在564㎏)増えるようなら悪影響が出そうだ
逆に言えば絞れて出てくるようなら大チャンスともいえる!
逃▲ メイケイエール 池添謙一 3番
●逃げ自信度 C
ゲートが遅いのでこの距離ではどうしても後手を踏むカタチになる
調教では折り返し手綱を使って抑える競馬を教え込み、実戦でもパシュファイヤー(ホライゾネット)を使うことで後ろに留まれるよう工夫してくるとの情報。陣営としては差す競馬をさせたいようだ
ただこの馬の場合、それらを凌駕する”追い抜き意欲”をレースで見せてくる可能性をまだ秘めている
逃△ マイスタイル 横山典弘 2番
●逃げ自信度 C
マイル以上なら積極的に逃げる馬だが1200mではどうしても速さが足りない。2番枠と逃げ絶好枠には入れたとはいえ、他馬の出遅れが重なってやっと互角くらい。そこから横並びの状態で内を死守できれば……という薄い可能性に賭けるくらいなら、最初から差し競馬をした方がロスは少なそう
逃× レジェ―ロ 小崎綾也 12番
●逃げ自信度 C
前走淀短距離Sを前半3F33.5秒で逃げて16着。ただそのレースでの1F目は12.1秒と並みの速さだった。今回ビアンフェにまともに出られたら太刀打ちできないだろう
また好走時はハイラップの番手に付けていることが多い。ここでは逃げたい馬には前に行ってもらった方が得できそうで、無理に逃げるべきレースではない
『根岸ステークス』
逃◎ リアンヴェリテ 国分恭介 10番
●逃げ自信度 B
逃げ馬ランキングダート短距離部門2位
息の長い活躍でもう8歳になるがほんの1年前には前半3F33秒台を連発している。その後6ヵ月の休養明けとなった前々走のシリウスSでは逃げたものの”並みのスタート”でとうとう衰えたかに見えた。しかし前走武蔵野Sでその出足を矯正するように序盤に激しく追ってハナを獲得した
今回は前回の布石もありスタートの調子は戻っていると考えられる。万全に近い状態であればこの馬の前に出られる馬はいないだろう