『根岸ステークス』(4歳上G3) 東京 ダ1400m
◆逃げ馬◆ ジャスティン(4着) ◆前3F 34.4 ※平均 35.61
◇勝ち馬◇ テイエムサウスダン【差】 ◇勝ち時計 1:23.1(良)
逃げ馬展開
6番枠から好スタートを決めたジャスティンが抜け出してハナへ。コーナーで徐々に差を広げ最終出口では3馬身差。直線に向いてもそのリードを保ったが残り100mでつかまった
逃げ馬短評
《ジャスティン》
▼2年ぶりの逃げで4着と好走。久々の1400m戦に加えて前半は2番手のリアンヴェリテにつつかれる厳しい展開だったにもかかわらず大バテしなかった
▼たしかに前走は芝重賞で2番手に付けていて、さらに距離延長も重なってスピードが乗る条件はあった。しかし近走は番手競馬を徹底し、なにより絶対ハナ譲らないリアンヴェリテが同レースに出てくるということで、ジャスティンがここまではっきり逃げ主張してくるとは意外だった
今回の走りで”距離不安”のマイナス材料に対して”逃げ易い”というプラス材料が上回っていると判断でき、今後は1400m戦を積極的に使ってきそうだ。となれば再びのハイラップ逃げを見られるだろう
《リアンヴェリテ》
▼スタートから激しく追ってもジャスティンをつつくだけで2番手止まり。中盤以降は押っ付けながら位置をキープするのが精一杯で直線ですぐに脱落し16着
▼前走大きく減っていた馬体をそっくり戻しての一戦。玉砕覚悟で追ってもジャスティンに追いつけないとなるとこの距離では限界がきているようだ
長らく上位ランクインしてきた逃げトップホースもすでに8歳。とうとう先行力が衰えてきたか。今後はもう少し長い距離を使って逃げを狙うだろうが、以前ほど絶対的な存在ではなくなりつつある