『オーシャンステークス』
逃◎ ファストフォース 鮫島駿 3番
●逃げ自信度 C
短距離ランキング5位。前走阪神Cでは入れかわり立ちかわり競られる厳しい展開でも7着。番手もこなせるが逃げた方がパフォーマンスは格段に上がるタイプなのを再確認した
前走が1400mだった分やや序盤ラップが遅く、馬がそのペースに慣れて今回の出足が鈍らないかは心配点。また過去にスプリンターズSで出遅れて散々な競馬をしていることからスタートが決まるかどうかも少し不安ではある
とはいえ3番枠に入り、距離短縮にもなることで”ガムシャラに押していける条件”は揃った。総合的に見てこの馬が最も逃げ確率が高そうだ
逃〇 デトロイトテソーロ 菅原明 9番
●逃げ自信度 C
条件戦を逃げまくって前々走で勝ち上がり、前走は初OPの北九州短距離を逃げて2着。ここ6戦コンスタントに前半3Fを33秒前半で走っていて、1Fも11.7秒の持ち時計がありランキング馬たちと比較しても遜色ない速さを持っている。おそらくゲートの出足の速さ、安定度はメンバー中最速だろう
いままでは条件戦でやっていたためその出足だけでハナを確定させることが多かった。しかし、今回は重賞でしかもトップクラスの逃げ馬が2頭。ポンと抜けてすぐ隊列を決めてしまえばいいが、激しく競るカタチになった場合にそこから抜け出せるかどうかは疑問
逃▲ ビアンフェ 西村淳藤岡佑 14番
●逃げ自信度 C
短距離ランキング2位。前走シルクロードS では外枠スタートでやや立ち遅れたあとグングン加速してハナに立ったあと、残り300mで早々かわされた割には最後まで頑張って9着。トップハンデだったわりによく走った印象だ
しかし、今回の外枠はランキング2位といえども厳しそう。加速とトップスピードは一流なのだが一歩目が遅いビアンフェ。速いライバルが内に2頭もいるここでは無理に逃げようとすると共倒れ必至だ
好スタートさえ切れれば解決なのだが、その確率が高くない。となるとここはさすがに”控える競馬”を頭に入れてレースに臨むことになるだろう
去勢手術後の4戦はモズスーパーフレアの番手以外は3戦逃げている。去勢前は番手に控える努力をしていた馬なので、今回あたり”去勢効果とレース経験で我慢が効くようになっているのでは?”という期待をこめて、控える競馬を試すチャンスではある