『福島牝馬ステークス』(4歳上牝G3) 福島 芝1800m
◆逃げ馬◆ キタイ(15着) ◆前3F 35.0 ※平均 35.67
◇勝ち馬◇ アナザーリリック【追】 ◇勝ち時計 1:47.0(良)
逃げ馬展開
大外枠のキタイが好スタートですぐ1馬身前に出て、そのまま馬群を横切っていき逃げた。かかった状態で徐々に後ろを離していき向こう正面で最大3馬身差。しかし第3コーナーで差が縮まり始め、最終コーナー出口でかわされると大失速した
逃げ馬短評
《キタイ》
▼最高のスタートに加えて、手綱を緩めていても馬がグングン前に出ていったためハナに立つカタチになった。終始かかり気味で道中も11秒台を連発し、残り400mでスタミナが切れた
▼早い段階でハナに立っても全く抑えが効かなかったことから、やはりスプリントが専門と判断せざるを得ない。今回は惨敗だがその事実がこの1戦だけで分かったことは良かった点だろう
とはいえOPクラスのスプリントでは速さが足りない状況は変わらない。大きな壁に当たっている
《ロザムール》
▼並みのスタートで加速も遅れてあっというまにキタイに前に行かれてしまい2番手での競馬。800m地点で早くも手ごたえがあやしくなり、最終コーナー途中で最後方に沈んで大惨敗
▼1F目12.2秒はロザムールがベストの走りをすれば対抗できる速さではあるものの、今回その速さを出すことはできなかった
元々ハナに立たないとどうしようもない馬なのは分かっており、この位置になっては走るのをやめてしまうのはもはや”仕方ない”と考えるしかない
さすがに今回の大失速ぶりは心配になるが、2戦続けて展開不利が続いたのは事実。ここで安易に見限ることはできない