『アイビスサマーダッシュ』
逃◎ シンシティ 富田暁 17番
●逃げ自信度 B
芝・短距離ランキング2位。前走韋駄天Sで初の芝挑戦をし、逃げて3着
ダート戦を含め1F目で11秒台を連発し続けていて持ち時計は11.4秒と歴代でも最速クラスの速さを持っている
今回は17番枠。外有利な新潟千直コースにあって理想的なところに入った。逆に他の逃げ馬候補は内枠に固まったため、俄然有利な状況だ
逃〇 スティクス 藤田菜 4番
●逃げ自信度 C
芝・短距離ランキング6位。前走CBC賞ではテイエムスパーダと同等の速さを出したものの外枠の分で2番手になり7着
前々走にあたる韋駄天Sではシンシティと対戦。2頭で並んで逃げて10着になっている。しかしその時は5番、6番と隣の枠とはいえこちらが有利な外枠の6番に入ってやっと”互角”の逃げ争いだった。今回は内と外が入れ替わってしかも大きく枠が離れているとなると、分の悪さは否めない
逃▲ マウンテンムスメ M.デムーロ 8番
●逃げ自信度 C
前走で3勝クラスを勝ち上がってきた4歳牝馬。1F目11.6秒の持ち時計がありランキング上位馬と遜色ない速さを持っている
しかし気がかりなのは鞍上問題。デビューから乗り変わりを続け19戦で12名の騎手が騎乗。そして今回は新たな13人目、しかも逃げないデムーロ騎手。控えめなスタートをして様子見することが予想され、ここで逃げる可能性は低い
逃△ ライオンボス 坂井瑠 1番
●逃げ自信度 C
芝・短距離ランキング8位。過去3走したアイビスSDでは1.2.0.0という千直のスペシャリスト
とはいえ今年で7歳。年を追うごとに若い時ほどの出足はなくなってきているようにみえる。さらに1番枠と不利な枠に入ってしまったため、ここで逃げるのは難しいだろう
『クイーンステークス』
逃◎ ローザノワール 田中勝 2番
●逃げ自信度 B
芝・中長距離ランキング6位。
前走ヴィクトリアMでは、スタートで遅れたものの前の2頭が牽制したことで、外から一気にハナに立つことに成功。その後マイペースに持ち込み最後は4着に入った
逃げての成績が目立ち”出来るだけ逃げたい馬”なのは確かだろう
今回は2番枠と絶好の逃げ枠に入った。とはいえ”発馬は並クラスの馬”なので、ウォーターナビレラあたりがゲートをポンと出たらハナは難しくなるケースが考えられる
ただもしそうなった場合でも、これまで番手でも善戦経験があり加えて田中勝春騎手も今週のnetkeibaコラムで「必ずしも逃げ一手ではないような気もしてる」と発言していることから、焦らずに控える競馬に切り替えるのは可能そう
★現在の逃げ馬ランキング表★