『関屋記念』(3歳上G3) 新潟 芝1600m
◆逃げ馬◆ シュリ(2着) ◆前3F 36.2 ※平均 34.99
◇勝ち馬◇ ウインカーネリアン【先】 ◇勝ち時計 1:33.3(稍)
逃げ馬展開
外のウインカーネリアンが好スタートで半馬身抜け出したがシュリが出るのを見て控えた。シュリは1馬身のリードで展開。直線残り400mからウインカーネリアンと並んで叩き合いになり、そのままゴールに2着で飛び込んだ
逃げ馬短評
《シュリ》
▼1F目12.7秒で無理なく先頭に立ち、1000m通過60.3秒と溜めに溜めて、上がり33.1秒を繰り出して2着
昨年の谷川岳Sでスロー逃げでの勝利以来の逃げで、またも好走した
▼先行策で勝ち上がってきたが、近走は周りが速く後方からのレースになり負けていた。今回は内枠スタートに加えて、逃げ馬たちが控えてくれて序盤から遅いラップでハナに立てたことが好走の原因だろう
とはいえ逃げて上がり33.1秒はとんでもないキレ。惨敗を繰り返していた時でもなお連勝時の勢いは秘めていたということ
今後、必ずしも逃げなくともスロー展開が見込めるレースならチェックが必要だろう
《ウインカーネリアン》
▼騎手が落ちかけるほど不安定なスタートだったが速さはあった。一旦前に出たところ内のシュリを見てすぐ控え2番手待機。直線に向いて少しずつ押していき、シュリに並んだところで猛プッシュ。上がり32.9秒で叩き合いを制して勝利
▼これまで番手で2連勝中で、今回もその勝ちパータンをなぞった
とはいえ前走はハイラップ、今回はスローラップでの勝利。近走で器用な立ち回りを覚えると同時に身体能力もアップしていたのかもしれない
いつの間にかトップレベルの馬に急成長した可能性が高く、次走人気を集め過ぎないようならすべてに目を瞑って買ってみたい馬
《レッドライデン》
▼外枠でなかなかのスタートも、がっちり抑えて最後方へ。直線で外に出したが前に上がれず12着
▼戦前の厩舎コメント通り”控える競馬”を敢行。しかし超スローのレース展開になり自身過去最速の上がり33.2秒を出すも後方のままだった
これでは不完全燃焼なのでおそらく次走も差し、追い込みをしそう。現在逃げ馬・芝中距離ランキング11位に入っているが、次の走り次第ではランクアウトするかもしれない