『スプリンターズステークス』
逃◎ テイエムスパーダ 国分恭介 1番
●逃げ自信度 A
芝・短距離ランキング2位で1200mの日本レコードホルダー
前走の北九州記念では内枠ではあったもののシンシティに逃げ勝ち、序盤ハイラップでも勝ち馬と0.5秒差の7着と格好をつけ、実力のあるところを見せた
番手での競馬も出来るが今回は1番枠。包まれる危険を避けるため今まで以上に積極的に前を取りにいくだろう
他にこの馬に対抗できる速さを持った馬は見当たらない。人気を集めそうなメイケイエールが前走と同じように中段に収まってくれれば、テイエムスパーダとしては有利にレースが進められそうだ
『シリウスステークス』
逃◎ サンライズホープ 幸 5番
●逃げ自信度 C
確固たる逃げ馬はおらず、2番ハヤブサナンデクン、3番オーベルニュ、4番クリノフラッシュ、5番サンラズホープと先行馬がかたまった。またこれら4頭すべてが3ヵ月以上の休み明けという状況
一頭一頭整理すると、まずハヤブサナンデクンの鞍上吉田隼人はこのコンビで4度走って一度も逃げていないが、それでいてすべて入着している。このことから今回も番手以下に控える可能性が見えてくる
続いてオーベルニュは前走帝王賞で逃げて9着。ただそれは2年ぶりの逃げで、基本は3番手辺りでのレースが多い。団野騎手はテン乗りということもあり、今回積極的に前に出ることはなさそう
クリノフラッシュは昨年までよく逃げていたが、ここ1年は”番手”と”追込”の競馬で”逃げ”からは遠ざかっている。ただ前走阪神牝馬Sで芝重賞に挑戦して2番手につける速さを見せており、その時のイメージが馬の頭に残っていれば今回ダートに戻っても速さを発揮するかもしれない
サンライズホープはフェブラリーSで2番手を走った速さのある馬。前走平安Sでは押し出され気味にゆったりハナに立ったものの、ダノンファラオの遅れた追い上げを食らってしまい100~500mにハイラップを強いられて7着となった。前走は事故のようなものなので、今回も前に行けるなら行きたいところだろう
この中でいうと最も”前に行きたい意欲”が強いのはサンライズホープか。ただ内に3頭先行馬がいる状況は厳しく、ゲートから覚悟を決めて一気に押していけるかがカギ。今回は主戦の幸騎手騎乗なのでそれが出来ると判断。上記4頭のどれが逃げてもおかしくはないのだが、筆頭格はサンライズホープと予想