『毎日王冠』
逃◎ レッドベルオーブ 幸 1番
●逃げ自信度 B
芝・中長距離ランキング15位。2歳時はデイリー杯2歳S1着、朝日FS3着の素質馬だったが3歳時はほぼ休養せざるをえず、4歳で復帰したが気性の悪さが出て負け続けていた
それが前走小倉日経OPで初めて逃げると、先頭に立ってもかかった状態でさらに後続を引き離し、最後3馬身差をつけて勝利した
調教師の発言では「これまで抑える努力をしてきただけに勝ったのは良いが不本意」といったニュアンスだった。とはいえ、もう4歳秋。根本的な改善は見込めないはずで、これからはいかに”先頭に立って落ち着かせるか”にシフトチェンジしていくしかない時期だろう
出足が速いわけではないが、今回は他に逃げ馬がいない。1番枠に入り、無理に抑えなければ先頭に立てそうだ
※わざと出遅れることで馬群に入ることができる枠だが、以前の走りを見るに暴走して事故が起こりかねないのでさすがにやらない……はず
『京都大賞典』
逃◎ ユニコーンライオン 坂井
●逃げ自信度 B
芝・中長距離ランキング9位。前走札幌記念ではあのパンサラッサと対戦。相手が出遅れたこともあり200mまでは前に出ていたが、こちらが外枠だったことで結局ハナを奪われてしまい、最後は12着でゴール
長期休養明け後の3走目。前走で先行力が戻ったことが確認でき「ハナに立てれば全盛期の力発揮するのでは?」との期待感が高まっている。となればここは思い切ってハナを狙うはず
逃〇 キングオブドラゴン 川田
●逃げ自信度 C
芝・中長距離ランキング16位。前走オールカマーではバビットの出足に敵わず2番手を走り10着
今回はゆったり前に行けそうな”長距離戦”を選んできたわけだが、逃げ候補が勢ぞろいしてしまい目論見は外れた
理想はハナ。しかしばらけていれば番手でもこなせそう。なにより”ゆったり行く”ことが重要なので、誰かが前に行くようならすぐに番手競馬に切り替えるだろう。テン乗りの川田騎手も”基本は控えたいタイプ”で、思惑は一致しているはず
逃▲ ディアスティマ 北村友
●逃げ自信度 C
昨年の天皇賞(春)をハイラップで逃げて6着。今回は1年2か月ぶりの長期休養明けでの参戦
これまでのレースで見せた出足は遅く、順当に力を発揮してもここでは3番手くらいの序盤持ち時計。久々のレースで無理に押す事はないはずで、まずは無難に先行する予定だろう
逃△ アフリカンゴールド 国分恭
●逃げ自信度 C
芝・中長距離ランキング18位。7歳になって初めて逃げた今年の京都記念で勝利している
ただその勝利も逃げ馬がおらず中だるみのスローでの勝利。重賞を逃げ切っているからか”逃げ馬としての人気の高い馬”だが、そもそも自分からハッキリ逃げたことはない
他に逃げ馬がいる今回は、最初からいつもの2段目あたりの競馬を狙ってくるだろう