【逃げ馬予想】週刊・逃げ馬ランキングブログ

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【菊花賞】B効果で先行力UPしすぎ”勝馬のベスト走法”引き出したセイウンハーデス|逃げ馬結果2022

『菊花賞』(3歳G1)  阪神 芝3000m

◆逃げ馬◆ セイウンハーデス(17着) ◆前3F 34.9 ※平均 36.48

 ◇勝ち馬◇ アスクビクターモア【先】  ◇勝ち時計 3:02.4(良

菊花賞2022年のラップタイム表

逃げ馬展開

セイウンハーデスがポンと抜け出しすぐハナ。一旦4馬身差をつけ、第1コーナーで少し引き付けたが向こう正面でまた4馬身差をつけた。第3コーナーでいよいよ差が縮まり、第4コーナー途中でつかまると一気に失速。力なく後方に沈んだ

逃げ馬短評

《セイウンハーデス》

▼今回は阪神競馬場での開催なので公平なデータではないが、1F目12.3秒は過去20年で最速。そして2F、3Fも狂乱の2002年(ノーリーズンがゲートで落馬し、ローエングリンとダイタクフラッグが前でガチガチにやりあった)と同等の超ハイラップだった

第1第2コーナーに当たる1200~1800mでやっとラップを落としたが向こう正面でまた加速してしまい、ここでも激しくスタミナを消耗したのが大敗の原因だろう

また、この馬が前で飛ばしたことで2番手に付けたアスクビクターモアに棚ぼた的ラッキー展開をプレゼントしてしまった。アスクビクターモアは「スタミナある、かかる、キレがイマイチ」という馬で乗り方が難しいのだが、今回はセイウンハーデスに付いていくだけで「スタミナ活かし、楽に折り合えて、後続馬のキレを削ぐ」という”理想的な立ち回り”となった

セイウンハーデスとしては元々”前に行ってこそ”の意識があり、思惑通り前に行っての敗戦。結果的に行き過ぎてしまったがチャレンジャーという立場だったし、この積極的はレースぶりには胸を張っていい

今回の暴走の原因はおそらく”初のブリンカーが効きすぎたため”と考えられる。この菊花賞ではマイナスに働いたが、本来なら高い先行力を獲得できたのは大収穫と言っていいこと

今後の中距離戦で楽にレースが進められそうで、勝利への期待は高まった