『みやこステークス』(3歳上G3) 阪神 ダ1800m
◆逃げ馬◆ ウィリアムバローズ(8着) ◆前3F 37.3 ※平均 37.20
◇勝ち馬◇ サンライズホープ【差】 ◇勝ち時計 1:51.6(良)
逃げ馬展開
アイオライトがポンと出たがウイリアムバローズが徐々にかわしてハナ。3/4馬身差で逃げ、直線入口で1馬身差に広げたがそこで力尽き馬群に飲み込まれた
逃げ馬短評
《ウィリアムバローズ》
▼スタートから勢いをつけて積極的にハナを獲りに行き2F目11.2秒に上げたあと、コーナーに入って一気に13.7秒と2.5秒も落とすとんでもない減速(時速にすると約64キロから約53キロへの減速)
しかしこの動きのせいで後続馬たちがかかってしまい今度は1.4秒も加速させられる苦しい展開を自ら招いた
▼これまでは今回と似た動きをして好走していたが、さすがに重賞では通用しなかった
「速さ」も「減速性能」も備えたセンスのある馬なので、もう少しイーブンペースを意識して逃げられる騎手で見てみたい
《メイショウフンジン》
▼ゲートの出は良かったが加速はイマイチ。ムチ入れまくりの猛プッシュでなんとか2番手を確保した。残り300mで抜け出しかけたが同時に後ろの馬たちが押し寄せ8着でのゴールとなった
▼この馬としてはほぼ”持ち時計”通り走ったが相手がさらに速かった。この動きを続けていればまだ序盤が速くなる可能性はあるが、今回である程度速さの底が見えたとも見てとれる
《アイオライト》
▼ポンと出たが特に押さず番手を取りに行った。しかし外から蓋をされ内の4番手に包まれ、勝負どころでも揉まれ続けて戦意喪失し失速15着に沈んだ
▼2走前の大沼Sでは番手で快勝していることからここで控えるのは順当な選択。今回は流れが悪く包まれてレースになっていなかったため、次走すぐに巻き返しが期待できる
戦法としては今回の件を意識して、内枠なら逃げを狙い、外枠なら番手狙いをしてきそうだ