『ジャパンカップ』(3歳上G1) 東京 芝2400m
◆逃げ馬◆ ユニコーンライオン(16着) ◆前3F 36.3 ※平均 35.93
◇勝ち馬◇ ヴェラアズール【差】 ◇勝ち時計 2:23.7(良)
逃げ馬展開
好スタートから押してユニコーンライオンがハナを獲得。3/4馬身差~1馬身差で逃げ、残り1000mから加速し直線向いて猛スパート。しかし残り400mですぐ捕まって馬群に後退した
逃げ馬短評
《ユニコーンライオン》
▼序盤すぐに抜け出したが押しても1F目12.8秒と加速イマイチでハーツイストワールとテイオーロイヤルに追いつかれ、結局2F目11.2秒と少し脚を使うことになった。その後すぐペースダウンして進行、残り1000mから徐々に加速する”勝ちパターン”の動きをした
しかし番手の馬にピッタリ並んで対応されてしまい終始プレッシャーを受け続けてスパートする羽目に。そのため直線早々に戦意喪失気味に失速することになったと考えられる
▼今回のユニコーンライオンの上り35.8秒は前走福島記念勝利の上り36.2秒よりも遅い。このことから”もう少しだけペースを上げる余地はあった”ように思う
強いていうなら序盤3F目のブレーキを遅らせて数馬身のリードをとれば、後半に単独スパートのカタチにできた可能性はあった
ただその場合でも2番手ハーツイストワールの武豊騎手が付いてこないとは言い切れず、どちらにしろ武豊にマークされた時点で”楽逃げ”は消えていたのかもしれない
▼6歳秋ながら逃げたのはこれがまだ5度目。今後は中距離路線に戻って”自分の逃げ”に磨きをかけていけば、安定して高い能力を発揮できるようになる可能性はある