※「中央競馬」「3歳上&4歳上」「重賞&OP」「平地競走」の179レース対象
競走馬部門
☆ 5回(+条件1) リフレイム (京王杯SC、ダービー卿CT、+OP3回)
4回(+海外2) パンサラッサ (宝塚記念、天皇賞(秋)、中山記念、札幌記念、ドバイT、香港C)
4回(+地方1) アイオライト(東海S、マーチS、エルムS、+OP1回、浦和記念)
4回(+条件2) ハコダテブショウ(カペラS、+OP3回)
4回(+条件1) ロードエクレール(OP4回)
4回 ローザノワール(VM、エリザベス女王杯、府中牝馬、クイーンS)
4回 ビアンフェ(シルクロードS、オーシャンS、函館SS、京阪杯)
4回 ベレヌス(中京記念、+OP3回)
4回 アスタールビー(京都牝馬S、+OP3回)
短評
昨年は中央競馬で5回逃げた馬が4頭いたことを考えると今年はさらに逃げ馬が分散。結果2位が8頭になってしまった。海外や地方レースでの逃げをどう評価するか迷ったがそちらのレースの方が中央競馬のOPクラスよりも序盤ペースが遅い事が多く”逃げ易い”と考え「サブカウント扱い」の評価にとどめた
▼トップのリフレイムは今年一度も「逃げ馬ランキング入り」していない馬で意外な選出。芝とダートの短距離を使いながらもテン3F34.2~35.3秒と比較的緩いラップで逃げ続けたことから、同型との対戦を回避する”抜群のレース選び”をしたと言える
▼逃げ数4回で同率2位のパンサラッサは逃げたレースの格を考えれば”今年の逃げ馬の顔”といっていい内容か
ちなみにもう一頭の今年の顔タイトルホルダーは【3回+海外1回(天皇賞(春)、有馬記念、日経賞、凱旋門賞)】で、ここでの選出には漏れたがこちらもやはり素晴らしい戦績
騎手部門
☆ 12回 坂井瑠星 (バスラットレオン2回、ジャスティン2回、キングオブドラゴン2回、他6回)
8回 藤岡佑介(ビアンフェ4回、ジャックドール3回、他1回)
7回 津村明秀(ノルカソルカ2回、他5回)
6回 西村敦也、石川裕紀、幸英明
短評
秋華賞で初G1を獲りさらに朝日FSで2勝と重ねた今年の大躍進の若手騎手が「年間逃げ回数」でも昨年2位(7回)からさらに躍進してトップに!
逃げに積極的な矢作厩舎所属ということもあり高いレベルでの逃げ馬にピンポイントで乗ることが多く、9頭もの馬で数回ずつ逃げての記録という珍しいものになった
種牡馬部門
☆ 18回 ロードカナロア (パンサラッサ4回、アスタールビー4回、ロードエクレール4回、メイショウウズマサ3回、他3回)
13回 キズナ(ビアンフェ4回、シャムロックヒル2回、バスラットレオン2回、他5回)
11回 ディープインパクト(レッドベルオーブ3回、エントシャイデン2回、ライティア2回、他4回)
短評
昨年のランキングは【1位ロードカナロア、2位ディープインパクト、3位キズナ】で、今年も変わらない顔ぶれ
そもそもこの3頭は全体の出走回数が多いので(ロードカナロア1877回1位、ディープインパクト1526回2位、キズナ1307回5位)逃げ数が多くなるのも当然なのだが、それにしても同程度の出走回数の種牡馬に比べて圧倒的に多い。特にロードカナロアとキズナは平均距離も比較的短いことから”速さ”を着実に伝えているといえるだろう
となると来年も同じようなランキング結果が予想されるがディープインパクトは2019年に亡くなっているため2023年の3歳が数少ないラストクロップ世代。逃げ回数は古馬混合戦のみをカウントするので2023年はあまり影響ないだろうが、2024年以降は数値が下がると予想される
【過去の統計データ】