年度代表逃げ馬
パンサラッサ 牡5歳
6戦6逃(主な逃鞍 - ドバイT、天皇賞(秋)、高塚記念、香港C、中山記念、札幌記念)
2022年初戦で中山記念でトーラスジェミニとの逃げ対決をハイラップで制したことでサイレンススズカとの比較が始まった。さらにすぐドバイTを勝利したことでいよいよ”どちらが強いか”まで話が進み、ジャックドールやタイトルホルダーらの逃げ馬も巻き込んで最強逃げ馬に関する議論を生んだ
そして迎えた天皇賞(秋)では57.4秒とあの1998年天皇賞(秋)と同タイムで1000m通過。そのまま無事に3コーナーを抜けたことで、日本競馬に課せらてたある意味での”呪縛”を解放した
日本競馬における最大級の疑問であり、神格化され半ばアンタッチャブルな話題にさえなっていた「サイレンススズカは最強馬なのか?」という件の”答え”あるいは”大きなヒント”を自らの走りで提示。これによってこれまで止まっていた時代の時計を大きく進めたことは素晴らしい功績といえるだろう
最優秀 3歳逃げ馬
テイエムスパーダ 牝3歳
8戦3逃(主な逃鞍 - スプリンターズS、CBC賞、北九州記念)
古馬対戦2戦目のCBC賞で新人女性騎手今村聖奈を背に逃げて日本レコードを叩き出し、その後スプリンターズSも逃げて3歳馬のトップどころか古馬を含めた短距離のトップ逃げ馬ランカーに駆け上がった
最優秀 芝・短距離逃げ馬
テイエムスパーダ 牝3歳
短評は同上
最優秀 芝・中長距離逃げ馬
パンサラッサ 牡5歳
短評は同上
最優秀 ダ・短距離逃げ馬
ダンシングプリンス 牡6歳
4戦3逃(主な逃鞍 - JBCスプリント、リヤドDS、北海道SC)
今年4戦しかしておらず1戦は海外。ランキング馬との対戦は少なかったが、その中で対戦した相手をモノサシにすればトップクラスなのは確実。ドバイ重賞、JBCスプリントと大きいところで逃げ切り勝ちをしたことを評価
最優秀 ダ・中長距離逃げ馬
サルサディオーネ 牝8歳
9戦9逃(主な逃鞍 - JBCレディスC、川崎記念、さきたま杯、エンプレス杯、日本テレビ盃、マリーンC、スパーキングL、+地方重賞2戦)
中央から地方への移籍馬が二年連続の受賞。1400~2100mまで幅広い舞台をすべて逃げた。レース前予想ではもはや逃げるのはほぼ確定状態で「どのくらいのペースで逃げるのか」が争点になるほどだった
【▼歴代の年度代表馬】