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【日経新春杯】生涯2度目の逃げが復調のキッカケとなるかアフリカンゴールド|逃げ馬レビュー2023年

『日経新春杯』(4歳上G2)  中京 芝2200m

◆逃げ馬◆ アフリカンゴールド(9着) ◆前3F 36.3 ※平均 36.60

 ◇勝ち馬◇ ヴェルトライゼンデ【先】  ◇勝ち時計 2:14.2(稍

日経新春杯2023年のラップタイム表

逃げ馬展開

好スタートを切ったキングオブドラゴンがあまり出ず、外のアフリカンゴールドが切れ込んでハナに立った。道中2馬身差で逃げ、直線入口で半馬身まで並ばれたたき合いになると残り250mでかわされ馬群に飲み込まれた

逃げ馬短評

《アフリカンゴールド》

▼同型のキングオブドラゴンが前に出なかったためテン1F目が12.9秒と遅く、外スタートでもハナに立つことに成功。一旦スローから徐々にラップを上げるスタミナ勝負に持ち込んだが最後は自分がバテてしまった

▼昨年の京都記念以来2度目の逃げ。今回はガス欠したが番手で伸びない近走の競馬に比べればまだ勝負にはなっていた。8歳騙馬と掴みにくい馬だがこの逃げをきっかけに復調できるかどうか注目したい

《キングオブドラゴン》

▼いいスタートで前に出かけたが手綱を抑えて番手に収まった。3~2番手で常に押しっぱなし状態の手応えの悪さ。勝負どころでは一杯の手応えに見えたが、そこからのコース取り自体はスムーズ。直線では逃げ馬との叩き合いを制し、逃げ込み態勢を作って2着に残った

▼前走アルゼンチン共和国杯で最後の直線内ラチに接触したことから、今回はハナに立たず無難にレースをこなす事を選んだところ”思いもよらぬ持ち味”が出た

手応えない状態でもスルスルと後半に前に上がってきたということは、馬がレースを理解して騎手の指示をあえて無視したのかもしれない。好例としては「シンボリルドルフのダービー」があるが果たしてこの馬がその域に達しているのかどうか

レース後コメントで坂井騎手は「掴みどころののない面白い馬」と発言しており乗っている本人も謎の多いレースぶりだったよう。次走この馬がどう走るのかいろいろな意味で楽しみだ