『アメリカジョッキークラブカップ』(4歳上G2) 中山 芝2200ｍ
◆逃げ馬◆ シャムロックヒル(13着) ◆前3F 36.3 ※平均 36.41
◇勝ち馬◇ ノースブリッジ【先】 ◇勝ち時計 2:13.5（良）
逃げ馬展開
シャムロックヒルが2番枠から抜け出てバビットを制しハナを確定。一旦リードを3馬身とったが向こう正面で1馬身に。1400mあたりから激しく手を動かしてハナを守ろうとしたが、最終コーナー途中の1600m地点でかわされ後退した
逃げ馬短評
《シャムロックヒル》
▼テンの1F目12.2秒と自身最速級の加速で一気にハナを決めた
バビットが早めに控えてくれたおかげで3F目からスローに落とせたが、向こう正面でラーゴムがかかり気味に上がると、それに呼応してバビットも上がって前に並びペースアップ。シャムロックヒルはここで12.0秒の急加速をした後、しばらくすると手応えがなくなり下がっていった
アクセルとブレーキが極端なレースになりスタミナ以前に馬の集中力が切れてしまったのが大きな敗因か
▼「スロー逃げし過ぎて後ろがかかってしまい、かえって自分が苦しくなる」というよくあるパターンの負け方
ただ今回の相手では自身の馬の地力不足は承知しているはずで「できるだけスローにして入着を狙う選択肢」に固執するのは仕方ない事だったように思う
《バビット》
▼よく出て好加速を決めたが内のシャムロックヒルが押し続けているを見て控えた。かかり気味の追走の中、向こう正面で後ろから来た馬に反応して加速。最終コーナー中に前をかわして直線入口を先頭で回ったが、すぐに直後にいたノースブリッジに勢いよくかわされると失速、8着でゴール
▼前走スローに泣いたが、今回もスローに付き合ったカタチ。結局は道中で暴発したため序盤我慢した分損したように思う。教育にもならなければ、着順も得られなかった
あと気になったのは馬体重で今回＋14㎏、前走－12㎏、前々走＋14㎏と不安定。これをもって今回は状態面の悪さを言い訳にできなくもないがどうか
