『大阪杯』(4歳上G1) 阪神 芝2000m
◆逃げ馬◆ ジャックドール(1着) ◆前3F 35.5 ※平均 35.22
◇勝ち馬◇ ジャックドール【逃】 ◇勝ち時計 1:57.4(良)
逃げ馬展開
ジャックドールが好スタートから徐々に前へ。外からノースザワールドが並んできたが内でコーナーに飛び込みハナ確定。道中3/4~1馬身差で逃げ、最終コーナーの出口で気合を付けると2馬身差をつけ逃げ込み態勢。ゴール前で急接近されたがハナ、クビ差を凌いで勝利
逃げ馬短評
《ジャックドール》
▼400mまで最小限の速さに抑えてハナを取ろうという動きは、各陣営との心理戦が垣間見えて短くも濃厚な数十秒間だった
その後、コーナーで一旦息を入れてから、800m以降はずっと11秒台半ばを続ける速めイーブンラップ。後続馬は前に出られず、何もできないまま脚を削がれた。まさに”武豊の逃げの真骨頂”といえる騎乗
しかしこのラップを作り出せるのはごく”限られた馬”のみ。武豊の要求するラップを見事に刻み切ったジャックドールが、結局は一番強かったということだろう
▼近走はパンサラッサと当たり続けてリズムを崩した走りをしていたが、力を出し切ればこのとおりG1勝利
パンサラッサとは名声ではおくれを取っていたが、これである程度追いついた。テンの速さではあちらに分があっても、武豊騎乗なら番手でも自分のラップ刻みそう。いつか再戦が実現する日を楽しみに待ちたい