『アイビスサマーダッシュ』(3歳上G3) 新潟 芝1000m
◆逃げ馬◆ マウンテンムスメ(11着) ◆前3F 32.5 ※平均 33.18
◇勝ち馬◇ モズメイメイ【差】 ◇勝ち時計 0:55.3(良)
逃げ馬展開
5番枠から好発を決めたマウンテンムスメがハナに立ち、すぐに馬場を横切り外ラチコースを確保。残り200mで失速し11着
逃げ馬短評
《マウンテンムスメ》
▼前走韋駄天S2着と似た走りはできたが、3㎏の斤量増の分最後スタミナが持たなかったようで、走破タイムは韋駄天Sに比べて0.9秒も遅くなってしまった
▼負けはしたがこのメンバーで内枠からハナを獲ったのは逃げ評価高い。直接対決の結果ジャスパークローネの上にランクアップ
《テイエムスパーダ》
▼17番枠から好発で押しまくり2番手。中盤から前と並び、終盤競り勝ったものの離れた内の馬に差されて3着
▼恵まれた好枠で目一杯押してもハナに立てなかったところを見ると、やはり現状の逃げランク6位あたりが妥当だろう
《ジャスパークローネ》
▼ソツなく出て好加速きめた。内枠スタートのため孤立した先行(位置としては5番手辺り)になった。最後は外のコースを走った馬たちに一気につかまり10着
▼不安だった発馬はまずまずだったものの、良い時のこの馬の”グンと来る加速”は見られなかった
《ウイングレイテスト》
▼斜めに出て猛プッシュで立て直し一旦7番手辺り。そこから徐々に位置を上げて勝負処で鞭を入れると先頭に。しかし最後かわされて2着
▼序盤の出脚こそ並だったが鞭を入れてのキレは鋭かった。最近走り始めたスプリント戦で頭角を現してきたのは、このキレがあってのことだろう
逃げ馬としては序盤の速さ不足を感じるが、かなりの強さを秘めたスプリンターだといえそうだ
《グレイトゲイナー》
▼並んだスタートから押しまくるもすぐに前をマウンテンムスメに横切られて10番手辺りを走り15着
▼7歳馬だがまだ本格的に逃げ始めてから3戦目の馬。さすがにここは同型たちが速すぎた
《モズメイメイ》
▼発馬で強く押さず7番手あたりに付け、残り400mで鞭を入れるとジワジワ伸び続けて勝利
▼完全に差し競馬をマスター。よほどのスローにならない限り、もう逃げることはなさそうで逃げ馬ランクからは脱落