『キーンランドカップ』(3歳上G3) 札幌 芝1200m
◆逃げ馬◆ セッション(14着) ◆前3F 33.6 ※平均 33.95
◇勝ち馬◇ サトノレーヴ【先行】 ◇勝ち時計 1:07.9(良)
逃げ馬展開
大外枠発で一旦2,3番手辺りを走り、内の馬がガツガツ行かないのを見て抑え気味にハナに立った。道中は3/4馬身差で内エトヴプレと並んで走り、最終コーナー出口でかわされると伸び欠き14着でゴール
逃げ馬短評
《セッション》
▼ハッキリ逃げたのは2歳未勝利戦のみの馬が生涯2度目の逃げ。これまではマイルで先行していたのだが、前走初めてスプリント戦函館SSを走り16番手で8着。その一戦でスプリント戦を体感したことに加えて、初ブリンカーの効果が大きく出て高い先行力を発揮した
今回はあまりに先行力が高まり過ぎてチグハグなレースになったが、今後上手く噛み合えばやれる可能性見えてきた
▼今回の結果だけみれば逃げ馬ランキング9位相当の逃げなのだが、次走は”ブリンカーを着けた状態で番手に控える競馬”を狙ってくると考えられる。そのためここでのランク入りは一旦様子見とする
《シナモンスティック》
▼スタートで斜めに飛び出て少し立ち遅れ。その後押して先団に加わったが騎手が周りをキョロキョロ見だすと手を止めて、早々と先行を諦めた。その後は中団でレースを進め、前に上がる様子なく最下位16着でゴール
前走とソックリな負け方。調教師サイドの”前々で粘り込みを”という発言はレース運びに反映されず、今後の逃げの布石にさえならない一戦となってしまった
▼スタートの遅れは馬にも責任あるだろうが、その後の消極的な動きは不満点が残る
ただ今回に関しては”逃げ騎手”が確保できなかった時点で仕方ない結果だったか。丹内騎手に”何が何でも前に行く”という動きを期待してしまった調教師サイドや我々が間違っていた(※一応擁護すると丹内騎手は”内に潜む競馬”は光るものがあるとは思う)