【逃げ馬予想】週刊・逃げ馬ランキングブログ

競馬歴34年の【逃げ馬専門家】が重賞の逃げ馬を予想するサイト|2017年から8年間データ収集を継続し現役馬をランキング化|逃げ馬が好きな人、逃げ馬が知りたい人にオススメ|最強の逃げ馬を捜すも良し最高の逃げ馬を応援するも良し

【2025年上半期】 重賞・逃げ馬予想とレース展開まとめ|逃げ馬ランキング付き

 

6月

『函館記念』 アウスヴァール

◆逃げ馬 アウスヴァール (14着) ◆前3F 34.1

◇勝ち馬 ヴェローチェエラ【差】 ◇勝ち時計 1:57.6(良

函館記念2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  アウスヴァールが2番枠から好発決めてハナ。外からトップナイフが勢いよく来て2F目で急加速。道中は1馬身差の逃げ。最終コーナー途中で捲られると失速し最下位でゴール

 ▼逃げ馬短評▼ 

 アウスヴァール

▼楽にハナに立てたが2F目のトップナイフの競りかけで10.2秒と目一杯の脚を使わされ、その後もペースダウン許されず早々とバテてしまった。ちなみにトップナイフとは同厩舎。この2頭で潰し合うカタチになったのは不可解。トップナイフ横山和のミス、あるいは昆調教師の伝達ミスと考えるしかないか

▼レコード決着を牽引しオーバーペースではあったがそれにしても脆すぎる失速。重賞クラスではどうしても力が足りないか

 

 

 

『府中牝馬S』 エリカヴィータ

◆逃げ馬 エリカヴィータ (6着) ◆前3F 35.5

◇勝ち馬 セキトバイースト【先】 ◇勝ち時計 1:46.0(良

 逃げ馬展開  アスコルティアーモが前に出かけたがそれを周りが数頭で追って結局エリカヴィータがハナを奪った。道中1馬身半差の逃げ。直線残り300mでかわされても内で堪えて6着でゴール

 ▼逃げ馬短評▼ 

 エリカヴィータ

▼初の逃げ。速めイーブンラップを続けた割には直線入口のスパートは早すぎた印象。もう少し点火を遅らせればさらに上の着順あったか

とはいえ”勝ちに行った勇敢な仕掛け”とも言える行動。最低人気の馬をここまで持ってくるだけでも好騎乗

▼2022年フローラSを勝って以来3年もの間低迷を続けていたが、今回の走りには光るものがあった。今後は積極的に前につける競馬をしていきそう

 

 

 

『しらさぎS』 ニホンピロキーフ

◆逃げ馬 ニホンピロキーフ (11着) ◆前3F 35.1

◇勝ち馬 キープカルム【追】 ◇勝ち時計 1:33.0(良

 逃げ馬展開  ニホンピロキーフが大外発で並のスタートも、徐々に前に出ていってハナ。一旦スローに落としてキレ勝負に持ち込むも残り200mでかわされ馬群に沈んだ

 ▼逃げ馬短評▼ 

 ニホンピロキーフ

▼初の”逃げ”を敢行。序盤ラップが遅く、勢い付きやすい大外枠もありハナを選んだカタチ。ただハナ立ってからペースダウンの際にしばらくかかってしまったのは逃げ経験の浅さが出た。そこで無駄に脚を消耗したのが最後のひと踏ん張りがきかなかった大きな原因か

ラップメイク自体は悪くなく、むしろ理想的ともいえるキレ勝負に持ち込めただけに惜しかった

▼勝つための試みとしては悪くなかったものの11着は印象悪い。これまでの待機策での安定度を考えると今後ハナに立つことはなさそう

 

 

 

『宝塚記念』 メイショウタバル

◆逃げ馬 メイショウタバル (1着) ◆前3F 34.8

◇勝ち馬 メイショウタバル【逃】 ◇勝ち時計 2:11.1(稍

宝塚記念2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  メイショウタバルがヨレた発馬でもすぐ立て直し徐々に前出てハナ。1馬身半差で逃げ第3コーナーから半馬身並ばれる展開。直線でラチ沿い選んでひと伸びし3馬身差の快勝

 ▼逃げ馬短評▼ 

 メイショウタバル

1F目でもたつき内の馬と競りそうになったが2F目の速さで上回り大きなロスなくハナ立てた。その後も速めのラップを続け、第3コーナーからベラジオオペラが上がってきて真っ向勝負のカタチに。コーナー出口、スパート状態のベラジオオペラは勢いのまま外に行ったがメイショウタバル武豊はコーナーリング重視の手綱さばきで内ラチぴったり。ラスト1Fは12.5秒とかかったが稍重馬場に他馬も脚色鈍く、後続を全く寄せ付けず快勝

▼レースラップが600m以降なめらかに推移しているのが上手い点だが、よく見ると全体を通して上り坂でスピードが落ち下り坂でスピードが上がっている。つまり各区間で”タイム”を一定にするのではなく”負荷”を一定にするラップメイク。さも当たり前のように行われた武豊の繊細なコントロールに応え、コンビ2戦目にして完璧とも言えるコンビプレイを達成!

 

 

 

『函館SS』 インビンシブルパパ

◆逃げ馬 インビンシブルパパ (4着) ◆前3F 35.6

◇勝ち馬 カピリナ【差】 ◇勝ち時計 1:06.6(良

函館スプリントステークス2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  インビンシブルパパが好スタートで並び内の馬を制してハナ、道中1馬身差で逃げ、残り100mかわされても堪えて4着

 ▼逃げ馬短評▼ 

 インビンシブルパパ

▼前半区間全てで現役トップ5に入る速さを出してレコード決着を牽引。ダート短距離部門で1位になったばかりの若馬・インビンシブルパパが、初芝挑戦でさらに高いレベルのダッシュ力を披露した

▼内にいた芝短10位カルチャーデイに速さで圧倒しての逃げでその上の順位は確定。今回の前半ラップタイムを考慮し【6位】にランクインとする。今後はダートと芝両面でレースを選べる強みが出てきた

 カルチャーデイ

▼2番枠から好発決めて押すもインビンシブルパパが半馬身前におり200m地点で手綱を引いた。2番手でレースを進め、直線残り200mで後続に捕まった後もバテずに伸びて6着

▼自身最速級の出脚をみせたが相手がより速かった。最後まで走り切っており、今後単騎で行けるメンバー構成になったら積極的に狙いたい

 ペアポルックス

▼外枠からまあまあのスタートで流れで5番手に。直線外から来るもビュンとは伸びず5着まで。外々を回らされた分、脚が貯まりきらなかった

▼力はある。けれど内で揉まれたらダメ、かといって外々走ると末脚出せない。理想はハナか番手だけど、重賞クラスだと強力な同型多く苦しくなる……現状では枠や相手関係を選ぶ馬。まだ若いのでOPクラスで勝ちパターンを学び直すのが重賞制覇への近道か

 

 

 

『安田記念』 マッドクール ウインマーベル

◆逃げ馬 マッドクール (10着) ウインマーベル(5着) ◆前3F 35.0

◇勝ち馬 ジャンタルマンタル【先】 ◇勝ち時計 1:32.7(良

安田記念2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  マッドクールが内枠を利してハナヘ。400m地点で2番手ウインマーベルがかかった馬につられて加速し600m地点で並走。そこからは2頭でコーナーを回り、直線ではマッドクールが半馬身出た。残り200mで勝馬ジャンタルマンタルにかわされるとマッドクールは脱落し10着、ウインマーベルは堪えて5着

 ▼逃げ馬短評▼ 

 マッドクール

▼並のスタートも、少し押したらすんなりハナに立てた。番手馬たちがかかって上がって来て3F区間で大きなプレッシャーを受けたのは不運だった。それでも、デビュー以来のマイル戦としては十分力を発揮し健闘したといえる

▼今後はまたスプリント路線での先行をしていくだろう。今回のラップは特に速くなかったため”G1逃げ”ではあるものの【逃げ馬ランキング入り】は見送る

 ウインマーベル

▼好発からすんなり2番手に収まりかけたが後方からロングランがかかって上がり、それにつられてジャンタルマンタルも上がったことで、玉突き的にこの馬もかかってしまいハナに立った。その割に最後までよく走り切っており、昨年マイルCS3着に続き再びマイルでの力を見せた

▼1400mがピッタリの馬なのだが今後、誰かが速い展開を作ってくれるならマイル路線で大仕事する可能性あり

 

 

 

『目黒記念』 マイネルカンパーナ

◆逃げ馬 マイネルカンパーナ (8着) ◆前3F 37.9

◇勝ち馬 アドマイヤテラ【差】 ◇勝ち時計 2:32.9(良

 逃げ馬展開  比較的いいスタートを切ったマイネルカンパーナが少し押したところ流れの中でハナに立った。手綱抑えて半馬身差で先頭走っていると1000m地点で外からシルブロンにかわされた。その後は馬群内の4番手辺り。直線で内狙うも伸びきれず8着で入線

 ▼逃げ馬短評▼ 

 マイネルカンパーナ

▼序盤他の馬が前に出ようとせず、それならばとハナでラップを落としに落としたところすんなり捲られて内で揉まれる羽目に

今回は初の逃げとは言え、せっかくハナに立ったならもう少しスマートに乗ってほしかった。あえて途中で捲らせてハナ譲ったというなら、最初から何が何でも控えるべきだった

▼序盤ここまで遅いラップで走れるレースは珍しい。今回の逃げ失敗もあり今後逃げることはないだろう。能動的な逃げではないため逃げ馬ランキング入りはなし

 

 

 

『日本ダービー』 ホウオウアートマン

◆逃げ馬 ホウオウアートマン (11着) ◆前3F 35.7

◇勝ち馬 クロッワデュノール【先】 ◇勝ち時計 2:23.7(良

日本ダービー2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  一旦大外サトノシャイニングがハナに立つが400m地点のコーナーの外からホウオウアートマンがかわしてハナ奪取。向こう正面で差を広げ最大6馬身の大逃げ態勢に。直線残り400mでかわされると伸びを欠き馬群に沈んだ

 ▼逃げ馬短評▼ 

 ホウオウアートマン

▼武豊のサトノシャイニングがハナに立った時点で番手に控えて超スローに誘導するのが普段の田辺騎手のやり方。しかし”セオリー通りならない”のがダービーというレースのセオリー。ハナに立って滅多にやらない大逃げのカタチを作ったが不発に終わった

▼悪くない逃げだったがまだ若いので今後はまた番手の競馬を中心に戦っていくだろう。ただいつか鞍上が”逃げが多い騎手”に変わった時は注意。その時は覚悟決めて前を狙うはずで激走の可能性がある

 

 

 

5月

『オークス』 エリカエクスプレス

◆逃げ馬 エリカエクスプレス (10着) ◆前3F 34.8

◇勝ち馬 カムニャック【差】 ◇勝ち時計 2:25.7(良

オークス2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  大外発のエリカエクスプレスが徐々に前に出てハナ。道中1馬身差の逃げ。直線入口で並びかけられ叩き合いのカタチになるも残り300mで脱落した

 ▼逃げ馬短評▼ 

 エリカエクスプレス

▼序盤3Fは34.8秒と速い脚。しかしその後はスローラップに抑えてつじつまを合わせた。最後直線のキレ勝負で粘り込みを図ったものの、叩き合いのその間をアルマヴェローチェに割って入られて怯んでしまい、ガクッと失速

▼溢れんばかりの前進気勢がありつつ、ハナに立ちさえすれば満足する側面も見せたのは収穫。さすがに東京2400mは厳しかったが中距離戦ならピッタリの可能性ある

 

 

 

『平安S』 レヴォントゥレット

◆逃げ馬 レヴォントゥレット (3着) ◆前3F 37.0

◇勝ち馬 アウトレンジ【先】 ◇勝ち時計 1:57.2(稍

 逃げ馬展開  レヴォントゥレットは外にヨレるブレブレのスタートするも押しまくってハナ奪取。道中1馬身差で逃げ、3角から徐々に並びかけられてもこれを退け、直線残り250mで後続にかわされても伸び続けて3着を確保

 ▼逃げ馬短評▼ 

 レヴォントゥレット

▼未勝利から番手と逃げ競馬で4連勝しOPに上がった馬。前走ブリリアントSでは2番手走り4着と善戦したが、陣営からしたら物足りない成績だったようだ

今回”何が何でもの逃げ”を敢行。逃げランク1位マーブルロックとの真っ向勝負のハナ争いを制すと、すかさずラップを抑えてスロー展開に。これにマーブルロックも同調し、前有利のキレ勝負に持ち込み3着と好走した

鮫島騎手がテン乗りとは思えないような度胸ある逃げを披露。そしてそれに応え「序盤ビュンと加速、中盤スローダウン、終盤しぶとく伸び続ける」という抜群の競馬センスを見せたレヴォントゥレットにも脱帽

ランキング1位の馬に逃げ勝ち、現時点でこの馬がダ中長のトップに立った

 マーブルロック

▼いいスタートを決めて徐々に前に出ていこうとしたところで、外隣でガツガツ押していたレヴォントゥレットが目に入り手綱を控えた。その後1馬身以上空けた2番手を走り、3角から徐々に進出も前に出きれず直線で馬群に沈み8着

2番手になった時点で一旦大きく下げて中盤スロー展開を作ったのは、何とか自分に有利になるよう工夫して動いた結果だろう。プランBとして素晴らしい作戦だったが、馬の能力が付いてこず不発に終わった

▼前走逃げて絡まれたため、今回はがむしゃらに競られてすぐ譲るしかなかった。厳しい展開が続いている中では良く走っており、今後も注目し続けたい存在だ

 

 

 

『ヴィクトリアM』 アリスヴェリテ

◆逃げ馬 アリスヴェリテ (5着) ◆前3F 33.9

◇勝ち馬 アスコリピチェーノ【追】 ◇勝ち時計 1:32.1(良

ヴィクトリアマイル2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  逃げ候補クリスマスパレードが出遅れたことで前で6頭が横並びになりラップが加速。他馬が慌ててブレーキしたところを大外アリスヴェリテが勢いのまま抜け出た。一気に差を広げ5馬身差の大逃げ態勢に入ると、直線半ばまでその差をキープ。ゴール前残り40mで捕まり5着

 ▼逃げ馬短評▼ 

 アリスヴェリテ

▼序盤1テンポ遅れて飛び出す池添騎手の得意技(参考レース―2017桜花賞カワキタエンカ)が見事に炸裂した!

気分よく大逃げすれば最後まで元気いっぱい走り切るアリスヴェリテ(参考レース―2024マーメイドS)ではあるが、まさかこの大舞台で、しかもテン乗りでそれをやってのけるとは恐れ入った

▼2年ぶりのマイル戦で大健闘。今後はこれまでの中長距離ではなくマイル路線を走るかもしれない。【芝短距離ランキング15位】にランクイン

 クリスマスパレード

▼1番枠発で2馬身出遅れ、前に行くタイミングを失った。後方11番手に下げてレース進めるも直線伸びずバテずで9着

▼発馬の失敗でいつもの先手先手のレースが全くできず。これではマイル適正もよくわからず不完全燃焼なレースになった

 

 

 

『新潟大賞典』 シリウスコルト

◆逃げ馬 シリウスコルト (1着) ◆前3F 35.6

◇勝ち馬 シリウスコルト【逃】 ◇勝ち時計 2:00.5(稍

新潟大賞典2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  前で4頭が並びハナを譲り合う展開で、内にいたシリウスコルトが600m地点でハナに立ち隊列落ち着いた。中盤を1馬身差で逃げ、直線向くと徐々に後続を離して影踏ませず2馬身差の快勝

 ▼逃げ馬短評▼ 

 シリウスコルト

▼序盤1F目12.9秒と遅く誰も逃げるつもりがない挙動。内にいたし、長く横並びが続きかかりかけたこともありシリウスコルトがハナに立った。この動きは逃げ騎手データまとめ「古川騎手は芝中長距離で逃げる」に出ている通り

その後も番手に収まった馬たちとともに協調してスロー展開を作り、直線向いて上がり34.6秒を繰り出すと後続を完封した

▼自分の力を出し切っての勝利、ただ稍重馬場も後続の脚を削ぐのに味方したか。今回勝ったとは言えあまり積極的とは言えないハナの立ち方だった。次も自分から逃げを狙うことはなさそうで逃げ馬ランキング入りはいったん見送る

 

 

 

『NHKマイルC』 ヴーレヴー

◆逃げ馬 ヴーレヴー (18着) ◆前3F 33.4

◇勝ち馬 パンジャタワー【追】 ◇勝ち時計 1:31.7(良

NHKマイルカップ2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  先行馬たちが様子見をし続け横並びの展開が続き外でかかっていたヴーレヴーが徐々に上がった。570m地点で内で前出ていたトータルクラリティをかわしてハナに立つとやっと隊列が完成。そこから最大2馬身差をつけて逃げるも、直線残り300mで失速し脱落

 ▼逃げ馬短評▼ 

 ヴーレヴー

ランスオブカオスが好発決めてハナに行く勢いをみせ他がためらったところで、当のランスオブカオスはガッチリ控えた。そのため前で4、5頭が並んでしまい争うようにかかってハイラップに。その中に1番人気アドマイヤズームもいたことで更に後ろの馬たちもこのハイラップについていきレースペースが落ちず。結果、前崩れの展開になった

▼新馬戦以来の逃げで15着もこのハイラップで勝馬と1.3秒差は健闘したともいえ地力の高さは見せた

今回は横並び+大外で制御がきかなくなっての突発的な逃げ。次走はまた”控える競馬”ができるように多少無理してでも序盤は抑えると予想される

 

 

 

『エプソムC』 シュトラウス

◆逃げ馬 シュトラウス (13着) ◆前3F 34.2

◇勝ち馬 セイウンハーデス【差】 ◇勝ち時計 1:43.9(稍

エプソムカップ2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  外から押してメイショウチタンが半馬身出たが、シュトラウスが内を守ってハナ。半馬身並んだままかかり気味の逃げを続け。残り230mで大外からかわされると馬郡に飲まれた

 ▼逃げ馬短評▼ 

 シュトラウス

▼ある程度位置を取りに行ったら止まらなくなりハイラップでの逃げに。本来なら大逃げのカタチになるほどの暴走ラップ。2番手メイショウチタンが付いてくるのは想定内だが、まさかその後ろの馬たちまで付き合って先行馬全員でむざむざ潰れにいくとは意外だった

▼今後も抑えるのは難しそう。これで2戦連続の暴走的な逃げでさすがに次はまわりが付き合わないはず。単騎逃げのカタチを作れるとして、それでどこまでやれるか注目したい。「逃げ馬ランキング」はメイショウチタンに逃げ勝ち【12位】にランクイン

 メイショウチタン

▼スタートから押して半馬身前に出たが内に入りきれず2番手に。直線入口で失速し最下位でゴール

▼ハナに立てなかったからか戦意喪失が早かった。この馬にとって”逃げられないこと”は大きく、次走逃げることさえ出来ればまだチャンスはある

 

 

 

『天皇賞(春)』 ジャンカズマ

◆逃げ馬 ジャンカズマ (14着) ◆前3F 36.4

◇勝ち馬 ヘデントール【差】 ◇勝ち時計 3:14.0(良

天皇賞(春)2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  ジャンカズマが1馬身遅れたスタートも、押しまくって内を死守しハナ獲得。道中2馬身差で逃げ1900m地点でかわされるとジリジリ下がって脱落した

 ▼逃げ馬短評▼ 

 ジャンカズマ

▼出遅れて無理してハナにいった分バテるのが早まった。ゲート入りを嫌がったことから考えて体調も良くなかったか

▼レース後陣営は”自分の競馬”をしたことを評価しており、今後も先行スタイルはつづけていくだろう

 サンライズアース

▼流れの中で前行くも内のジャンカズマの激しい押し方を見て4、5番手に控えた。1800mから押して前に出ていき2番手浮上。その後追い通しで前についていき直線バテずに走り切り4着でゴール

▼まだ8戦目でところどころでフワフワした走りをするも、高い潜在能力は見せた。競馬を覚えさせるため今後当分は”番手馬”として教育していきそう

 

 

 

『京王杯SC』 アサカラキング

◆逃げ馬 アサカラキング (9着) ◆前3F 33.9

◇勝ち馬 トウシンマカオ【差】 ◇勝ち時計 1:18.3(良

京王杯スプリングカップ2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  アサカラキングが内枠で好発決めて流れの中でハナ。1~半馬身差で逃げ、直線で2番手バルサムノートと競るも200m地点でさらに外からかわされ馬群に沈んだ

 ▼逃げ馬短評▼ 

 アサカラキング

▼日本レコード決着を考えると悪くないラップメイク。しかし最後のキレのないこの馬は中盤でもっともっと飛ばす必要があったようだ。残り600mで自身最速級の上がり34.3秒を出したが他馬に32秒台で走られては成す術がなかった

▼極端な高速馬場で、千四戦でありながら千二戦の速さが要求される条件に。この特殊な馬場での負けを”力不足”と考えるかどうか、評価が難しい

テン乗り横山和生騎手はレース後「いろいろプラン考えていたが、あのスタートが決まったら逃げるのは仕方ない」と”逃げたくなかった”という意味の発言をした。次は意識的に控える競馬をする可能性大

 バルサムノート

▼半馬身遅れたスタートで少し押して2番手に。前との差を徐々に縮めて直線で叩き合いに。逃げたアサカラキングはかわすも後ろから来た馬たちに飲み込まれ8着でゴール

▼高速馬場でのレースになり千二戦の実績あるこの馬にしたら格好の舞台だったはず。加えてスムーズに先行出来た上でのこの負けは落胆が大きい。よほどの転機がなければ重賞クラスでの活躍は難しいか

 

 

 

4月

『マイラーズC』 ビーアストニッシド

◆逃げ馬 ビーアストニッシド (9着) ◆前3F 35.0

◇勝ち馬 ロングラン【差】 ◇勝ち時計 1:31.7(良

マイラーズカップ2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  ビーアストニッシドは1歩目で大きく躓くも強く押してハナ。道中2馬身差で逃げ、残り400mでかわされると後退

 ▼逃げ馬短評▼ 

 ビーアストニッシド

▼1馬身程出遅れも、他の馬たちが積極的に前をとりに行かなかったため1F目12.4秒で難なくハナを奪えた。しかしハナに立ってからも力んだ走りを継続。他に番手馬が多かったこともあり速いラップ続けても大逃げの形を作ることもできず、この時点で万事休す。結果、上り坂と下り坂を勢いよく駆け抜けたところでガス欠を起こし惨敗

力不足を一旦置いておくとするなら”出遅れを巻き返そうと押し過ぎた”のが敗因。馬が必要以上に行く気になってしまい止まらなくなった

理想は「前で溜め逃げして入着狙い」と考えられ、今後はまた番手策に戻るだろう。逃げ馬ランキング入りは見送り

 

 

 

『福島牝馬S』 アスコルティアーモ

◆逃げ馬 アスコルティアーモ (9着) ◆前3F 35.2

◇勝ち馬 アドマイヤマツリ【先】 ◇勝ち時計 1:46.2(良

福島牝馬ステークス2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  激しく追ってアマイが抜け出しかけたが外から手応え良くアスコルティアーモがハナを奪った。道中1馬身差の逃げ。直線入口でかわされても一瞬抵抗したが脚が残っていなかった

 ▼逃げ馬短評▼ 

 アスコルティアーモ

▼もともと先行で結果出していた馬がここ2戦後方の競馬で凡走。今回は思い切って逃げて行った。序盤の加速と手応え良く、中盤以降もイーブンラップで悪くなかったが最後持たず

▼今後はまた良い時の”番手競馬”を狙って行くと予想される

 ペイシャフラワー

▼大外発で馬なりで2番手につけると、かかり気味に位置をキープ。3、4コーナー中間で下がり始め最後14着

▼外枠が響いて逃げられず大敗。これで4戦連続二桁着順。逃げるしかないタイプなので今後もとにかくハナ立って展開向くの祈るのみ

 アリスヴェリテ

▼最初からあまり押さず、かかり気味に5番手追走。最終コーナー途中から手応え悪くなり押しまくるも直線ではジリジリ伸び続けて4着に滑り込んだ

▼意識的に待機策をしての善戦。今後は逃げを控えることが多くなりそう

 

 

 

『皐月賞』 ピコチャンブラック

◆逃げ馬 ピコチャンブラック (18着) ◆前3F 34.5

◇勝ち馬 ミュージアムマイル【差】 ◇勝ち時計 1:57.0(良

皐月賞2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  並んだスタートからピコチャンブラックが気合付けたところグンと加速しハナ。1馬身差で逃げたが1000m地点で後方から上がってきたファウストラーゼンに並ばれ、最終コーナー途中でかわされると馬群に沈んだ

 ▼逃げ馬短評▼ 

 ピコチャンブラック

▼序盤ハイラップのハナ争い。その帳尻を合わせようとしたのか400mからガクンとスローに落としたところファウストラーゼンの”まくり”を誘発。以降ハイラップ続きの先行勢に苦しい展開に。その結果、圧倒的1番人気クロワデュノール以外の上位入線馬10頭が後方勢という極端な前崩れになった

▼逃げ実績がある馬が内で前にいたのだから、ピコチャンブラックはなんとか外目の番手に収まることはできなかったか。この乱ペースで最も不利を受けたのが逃げたピコチャンブラックなのだが、この乱ペースを作った張本人もピコチャンブラック。今後、気性面での成長が見込めないなら本格的に逃げ馬になるかもしれない

 

 

 

『アンタレスS』 マーブルロック

◆逃げ馬 マーブルロック (11着) ◆前3F 35.6

◇勝ち馬 ミッキーファイト【先】 ◇勝ち時計 1:51.3(良

アンタレスステークス2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  マーブルロックが好発から猛プッシュに反応しハナ。半馬身並んだ逃げをし、第4コーナー出口でかわされると後方に沈んだ

 ▼逃げ馬短評▼ 

 マーブルロック

▼初速で2馬身抜け出すも2頭にすぐ追いつかれ2F目、3F目を自身最速級のラップで飛ばすも付いてこられ競り潰された。その一頭ミッキーファイトはそこからバテるどころかグンと伸びて圧勝。トップホース級との力量差をまざまざと見せつけられた

▼逃げ馬ランキング1位のサンデーファンデー相手に外枠からハナ奪い、初重賞挑戦ながらこの馬がランキングトップに!今回は逃げランキング1位とG1級の2頭に徹底マークを受けての大敗。次走単騎逃げのカタチ作れればもっとやれるはず

 サンデーファンデー

▼1番枠から好発もマーブルロックのダッシュが速く、なんとか2番手とるためすぐ外に回りこみミッキーファイトとの間を死守。そのため3頭で競るカタチになり、4コーナー出口で先頭立った時には足が残っておらず8着

▼逃げ意識は高いが”序盤持ち時計のなさ”が出てハナに立てず。今後も、同等の速さの馬にはハナ争いで負けないだろうが、ビュンと出られると厳しそう

 

 

 

『桜花賞』 エリカエクスプレス

◆逃げ馬 エリカエクスプレス (5着) ◆前3F 34.5

◇勝ち馬 エンブロイダリー【差】 ◇勝ち時計 1:33.1(稍

桜花賞2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  エリカエクスプレスが2番枠から好発きめて1馬身抜けた。そのまま道中1馬身差で逃げ、直線200mでかわされると離れた5着でゴール

 ▼逃げ馬短評▼ 

 エリカエクスプレス

▼すぐポンと抜け出せたおかげで番手馬たちもバラけて”過剰な番手争いの発生”を避けられた。600~1000mでペースダウンに成功したが、4角出口で外に膨れると直線でフラフラし伸びず。稍重馬場で数字以上にキツいペースだったか”先行馬ほぼ全滅の展開”の中で5着は大健闘といえる

▼逃げ切るだけの能力は十分ありそう。しかしハナでフラフラしたところをみると気性的に幼い部分もありそう。今後、当分はゴール前まで馬を置く”待機策”をとってくるだろう

 

 

 

『阪神牝馬S』 イフェイオン

◆逃げ馬 イフェイオン (14着) ◆前3F 35.5

◇勝ち馬 サフィラ【先】 ◇勝ち時計 1:32.8(良

阪神牝馬ステークス2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  内の馬2頭が好発決めたが、外枠のイフェイオンが遅れて上がった。すると抑えが効かなくなりかかった状態でハナに。その後は3/4馬身差で逃げ、直線残り300mでかわされると最下位に沈んだ

 ▼逃げ馬短評▼ 

 イフェイオン

▼前に行った馬たちがすぐ手綱を引きイフェイオン自身もかかるほど抑えたため中盤までスロー展開に。結果上がり32秒台~33秒前半が必須のレースになった。34.8秒と本人としてはまずまずの上がりを出したが”キレ負け”

▼序盤で押したらたちまち止まらなくなってしまった。その大きな原因は、馬が前走ハイラップの愛知杯4番手追走したイメージを持っていたためと考えられる。テン乗りで馬の性格を捉えきれていなかったことが悪い形で表れた

次走は番手以下のレースに拘りそうで逃げ馬ランキング入りは見送る

 

 

 

『大阪杯』 デシエルト

◆逃げ馬 デシエルト (14着) ◆前3F 35.6

◇勝ち馬 べラジオオペラ【差】 ◇勝ち時計 1:56.2 [R](良

大阪杯2025年のラップタイム表(レコード)

 逃げ馬展開  大きく出遅れたデシエルトだったが大外に回り込んで加速し450mでハナ奪った。その後6馬身差の大逃げをし、最後の直線すぐにかわされると脱落した

 ▼逃げ馬短評▼ 

 デシエルト

▼ゲート内で顔を横に向け、さらに足をバタつかせたところで扉が開き大きく出遅れた。一気に外に回して落ち着かせにかかったが加速。おそらく2F目区間は”外を回りながら10秒半ばの猛ラップ”を刻んで前を追った

450mでハナに到達しても止まらずやっと1000mを通過してペースダウン。しかしこれは”落ち着いた”というより”疲れ始めた”という意味合いが大きく、その後の大バテがそれを裏付けた

▼出遅れはこの際仕方ないとして、その後の挙動は暴走そのもの。いくら力があってもスタミナロスが大きすぎた

発馬の修正は必要だが、暴走スイッチを入れさせないため発馬で押し過ぎない必要性もある。この二兎を両立させるためには根本的な落ち着きを得るしかなく、その道のりは難航を極めそう……奥の手の”去勢”があるにはあるがまだ早い

 ホウオウビスケッツ

▼2番枠から押して前に行き、外のデシエルトを前に行かせ準逃げ状態を作った。直線で一旦ハナに立つもすぐ勝馬べラジオオペラに捕まり5着

▼器用に立ち回って善戦。ただデシエルトがあまりに遅いタイミングでハナにたったため、入れ替わるタイミングでかかってしまったのは大きなロスになった

今後も同型がいれば控え、いなければ自身が前に出る競馬をするだろう

 

 

『ダービー卿CT』 アサカラキング

◆逃げ馬 アサカラキング (11着) ◆前3F 34.9

◇勝ち馬 トロヴァトーレ【差】 ◇勝ち時計 1:32.4(良

ダービー卿チャレンジトロフィー2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  アサカラキングが最内で好発し押して1馬身差の逃げ。最終コーナーで並ばれかけるも直線向いてひと踏ん張り。しかし残り200mを過ぎると力尽きた

 ▼逃げ馬短評▼ 

 アサカラキング

▼最内発で1F目12.5秒と楽にハナ取った後、番手のマークもあり怒涛のハイラップ連発を敢行。まさに1400m馬という果敢な走りをみせ、残り200mでキッチリ脱落

▼息を入れにくい展開であったが、おそらく単騎逃げだったとしてもラップメイクは大きく変わらなかっただろう。今後はスプリント戦に戻ると考えられる

 メイショウチタン

▼押してすぐ2番手に。3番手タシットがかかり気味についてきて内外に馬を置くプレッシャーかかる位置取りに。最終コーナー途中で手応えあやしくなり、直線向いて失速し最下位ゴール

▼バラけた位置に身を置けず、力を発揮できなかった。現状では距離不安はあっても比較的前がばらける中距離戦の方が良さそう

 

 

 

3月

『マーチS』 ピュアキアン

◆逃げ馬 ピュアキアン (11着) ◆前3F 36.1

◇勝ち馬 ブライアンセンス【差】 ◇勝ち時計 1:51.5(稍

マーチステークス2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  内の馬が2頭出たがピュアキアンが押し続けて1角途中でハナに立った。道中3/4馬身差で逃げ、3角で内からマテンロウスカイにかわされるとズルズル後退した

 ▼逃げ馬短評▼ 

《ピュアキアン》

▼押して押して無理してハナ。そしてハナに立っても押っ付け気味での位置キープでズブさ見せた。2F目3F目ラップは自己ベストタイムでこの馬にとってはオーバーペースだったといえる

▼過去の成績から好走条件は”序盤3F37秒以上”で今回はすんなりハナが獲りきれずラップメイク失敗。ただ”何が何でもハナに立つ姿勢”を続けたのは今後の発馬良化&同型馬へのプレッシャーに繋がる

次走以降は内枠には入った時、あるいは長距離戦なら狙いたい

 

 

 

『高松宮記念』 ビッグシーザー

◆逃げ馬 ビッグシーザー (9着) ◆前3F 33.8

◇勝ち馬 サトノレーヴ【差】 ◇勝ち時計 1:07.9(良

 逃げ馬展開  ビッグシーザーが並んだスタートから前に出てハナ。1馬身差で逃げ、直線入口からルガルに横に並ばれ残り200mでかわされた

 ▼逃げ馬短評▼ 

《ビッグシーザー》

初ブリンカーが効きすぎたか横並びの序盤で止まらなくなり、いつもの番手競馬ができなかった。G1での初ブリンカーは現状で大きな問題を抱えている可能性が高く次走以降”外せば元の強さに戻る”という単純な話ではなさそう

▼おそらく次走は意識して”番手競馬”をするはずでまず逃げはしないはず。逃げ馬ランキング入りは見送る

《ペアポルックス》

▼大外枠から出遅れ気味の発馬。1テンポ遅れて急加速するも3番手まで。直線向いて脚がなくなり最下位ゴール。道中馬群の外とはいえ”並んでの競馬”になり加えて最終コーナーで”外に弾かれた”ことで戦意喪失気味に脱落した

▼レースの2F目3F目ラップはこの馬の持ち時計以上。発馬がもっと速くならないと後手後手の競馬を強いられ、G1クラスでは太刀打ちできそうにない。逆に言えば発馬さえ良化すればG1でももっとやれると思うのだが

《バルサムノート》

▼16番枠から並の発馬。序盤から手綱引いて後方策に賭けたが直線キレず12着

▼負けはしたが不得手と思われた追込策でジリジリ伸び、意外と競馬にはなっていた。マイル戦でこの競馬ができればおもしろそう

 

 

 

『日経賞』 バビット

◆逃げ馬 バビット (11着) ◆前3F 37.3

◇勝ち馬 マイネルエンペラー【先】 ◇勝ち時計 2:36.1(稍

日経賞2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  バビットが好発きめてすぐハナ。道中1馬身差の逃げ。3コーナーで半馬身寄られスパート合戦開始。残り170mまで堪えたが差し集団に捕まり11着でゴール

 ▼逃げ馬短評▼ 

《バビット》

▼好発で先手取り、2番手リビアングラスがかかってでも極力控えてくれた。おかげで道中リードは小さくてもプレッシャー少なくレースを進行。上り坂でラップ落ち、下り坂でラップ上がる素直なラップメイク稍重の馬場で後続の差し脚を削ったが、最後の最後で自身が力尽きてしまった

▼これまでの成績から距離の壁を不安視しており、結果を見れば懸念通りになった。しかし”2330mまで持ち堪えた頑張り”は大変立派だった。8歳馬だが調子はキープしている印象でピンポイントな適距離の2200mならまだまだ大駆け期待できる

 

 

 

『愛知杯』 テイエムスパーダ

◆逃げ馬 テイエムスパーダ (17着) ◆前3F 32.7

◇勝ち馬 ワイドラトゥール【追】 ◇勝ち時計 1:20.2(良

愛知杯2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  テイエムスパーダが最内枠スタートで押してハナ。外から出ていたベガリスと追ってきたリバーラと共にハイラップでレースを展開。600m地点で3頭横並びになり、テイエムスパーダは残り400mでかわされ200mで後退した

 ▼逃げ馬短評▼ 

《テイエムスパーダ》

▼1F目こそ12.0秒とまともだが3頭で競った後の2F目10.1秒、3F目10.6秒”序盤3F32.7秒”はさすがに速すぎたようだ

▼これで4戦連続の二桁着順。しかし得るものはあった。初ブリンカー効果か序盤のダッシュ力が復活。この脚なら1000m戦1200m戦でも逃げられそう。最終盤までレースを投げ出さなかったのも収穫。これならまだ現役を続けられそうだ

今回のレースラップを考慮し芝短逃げ馬ランキング6位にアップ

《ベガリス》

▼外目の枠から押して前出るも内の馬たちの二の足に屈し、並んだ外での追走に。直線一旦先頭に立ったが伸びを欠き9着

▼初OPで自身最速級の速さは出せたのだが枠と相手が悪かった。この猛ラップで前に行っての9着は大健闘。次走以降OPクラスでも通用しそうだ

ランク入りは次走次第

《グランテスト》

▼抜群のスタートも手綱抑えて7番手あたり。超ハイラップでもかかり気味の追走で、直線前が開くと伸びて4着

▼馬群に入り、抜け出し、しっかり伸びた。これができるなら今後は本格的に”差す競馬”をしていくだろう。抜群のスタートセンスはもったいないが、短距離なら差しでも好スタートが無駄になる訳ではない

ランクは一旦キープとするが次のレースぶり如何で降格あるかも

 

 

 

『阪神大賞典』 サンライズアース

◆逃げ馬 サンライズアース (1着) ◆前3F 37.7

◇勝ち馬 サンライズアース【逃】 ◇勝ち時計 3:03.3(良

阪神大賞典2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  内の馬が前に出かけたがサンライズアースが徐々に上がって200m地点でハナに立った。中盤までスローの逃げ。2000m地点で内からかわされ2番手に。3,4コーナーで徐々に前に並びかけ、直線突き放して6馬身差圧勝

 ▼逃げ馬短評▼ 

《サンライズアース》

▼人気上位馬が先行、差し、追込にバラけたおかげで各々が自分の位置取りを守る展開。こうなるとスローで逃げ放題。序盤中盤終盤の各1000mラップが[63.1-62.4-57.8]と実質最後の1000m走だけのレースに

しかもレース中最速ラップの[11.2秒]は後ろから来た馬の強襲をスルーして先に行かせた時のもので、そこで無理せずスタミナロスを回避。最後に溜めた脚を解放しメンバー中最速35.0秒の上がりで圧勝した

▼4歳、7戦目にして長距離でのレース巧者ぶりを発揮。センスが良すぎる!本番では今回ほど楽なペースにはならないだろうが”逃げても逃げなくてもいい”という立場は心強い

長距離路線なので2Fの持ち時計を重視し芝中長距離ランキング16位にランクイン

 

 

 

『金鯱賞』 デシエルト

◆逃げ馬 デシエルト (4着) ◆前3F 35.7

◇勝ち馬 クイーンズウォーク【差】 ◇勝ち時計 2:01.3(重

 逃げ馬展開  デシエルトが少し煽ったスタートから押してハナ。かかった状態で離していき最大2秒の大逃げ。直線残り100mでかわされ4着でゴール

 ▼逃げ馬短評▼ 

《デシエルト》

▼上り坂スタートで他が押さなかったこともあり楽にハナに立てた。しかしそこで勢いつきすぎたかもう止まらず。重馬場で1000m通過58.2秒はいくら何でも速すぎた

▼とはいえ重馬場+猛ラップでも後半ガクンと落ちなかったのは立派。強さは本物で発馬の安定度さえ上がれば大舞台でも期待できる

《ホウオウビスケッツ》

▼2番枠でいい発馬。しかしすぐ外をガン見して手綱を緩め2番手に付けて道中は”準逃げ状態”で展開。最終コーナーでスパートをかけ積極的に前を追い捉えたが、早仕掛けが響いてゴール前差されてハナ差2着

▼今回ばかりは早々と控えたのが正解か。ホウオウビスケッツが走った2番手でも通常なら”やや速い逃げラップ”だったと考えられる。今後も単騎で行けるようなら積極的に狙いたい馬

 

 

 

『中山牝馬S』 ペイシャフラワー

◆逃げ馬 ペイシャフラワー (11着) ◆前3F 36.5

◇勝ち馬 シランケド【差】 ◇勝ち時計 1:47.1(良

中山牝馬ステークス2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  並んだ発馬でペイシャフラワーが押しまくってハナ。3馬身差をつけて逃げ、直線残り150mでつかまると差し集団に飲みこまれ11着

 ▼逃げ馬短評▼ 

《ペイシャフラワー》

▼4勝中3勝が逃げの馬で近3走逃げられていなかったためここは強引にハナ狙ってきた。2F目12.0秒と極めて楽なラップでハナを確定させるも下り坂の続く800~1000m11.4秒と加速し過ぎたかレース最速ラップを記録。最後の1Fがもたなかった

▼最低人気だったが51㎏の最軽斤量も味方につけて直線まで見せ場を作れたのは評価。OPクラスでは力不足感があり今後も逃げて展開が向くのを待つしかなさそう

《コンクシェル》

▼発馬の反応抜群も上に飛び加速遅れた。前に入られ内の3番手で揉まれてしまい、最後も詰まって前をかわせず13着

▼内枠でハナ奪われたのは心配点。最後伸びかけていたので体調そのものは悪くなさそうだが、序盤の前進気勢は落ちている印象

《セキトバイースト》

▼大外発で馬任せに出て4番手。最終コーナーで周りの流れについて行けずじりじり後方に沈んで12着

▼外々をゆったり回ってまるで最強馬に乗っているかのようなコース取り。あえて馬の強さを信じ切って乗ってみたのかも。今後はもっと積極的に勝ちに行く動きを期待したい

 

 

 

『中山記念』 メイショウチタン

◆逃げ馬 メイショウチタン (6着) ◆前3F 35.6

◇勝ち馬 シックスペンス【差】 ◇勝ち時計 1:44.8(良

中山記念2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  並んだ逃げ争いからメイショウチタンが徐々に出てハナ。道中1馬身差で逃げ、最終コーナーで2馬身差に広げて直線へ。残り200mで捕まり最後は6着

 ▼逃げ馬短評▼ 

《メイショウチタン》

▼1F目ゆったりハナに立って以降11.5秒前後ラップが8連続で続く超イーブンラップのレースに。2番手の馬のマークあったとはいえよくコントロールされた強い内容の逃げで健闘した

▼8歳にして覚醒。これまで1400m中心に活躍していたが馬齢を重ねレース中の抑えが効きやすくなった。マイル~千八でも1F目でゆったりハナに立てれば距離持つようだ。むしろ現状の気性なら”逃げやすさ”を考えて中距離路線の方が向いているのかもしれない

持ち時計を考慮し芝中長距離ランキング10位にランクイン

 

 

 

『オーシャンS』 テイエムスパーダ

◆逃げ馬 テイエムスパーダ (15着) ◆前3F 33.7

◇勝ち馬 ママコチャ【先】 ◇勝ち時計 1:07.1(良

 逃げ馬展開  テイエムスパーダが押してハナ。道中3/4馬身差で逃げ、残り500mでかわされると後退し最下位15着でゴール

 ▼逃げ馬短評▼ 

《テイエムスパーダ》

▼速い馬場は得意なはずにもかかわらず”レース途中の早い脱落”は心配。近走馬体の増減激しく精神面での問題が大きいか

▼近7走中アイビスSD3着以外、千二戦の6走は2桁着順。今後は千直戦を目標に使っていきそうでそれ以外の距離走る時は”叩き”と考えてよさそう

《ペアポルックス》

▼外枠スタートで発馬イマイチも二の足でビュンと出てハナ争いに。外の分もあり手綱がっちり引いて2番手に下がったが、4角途中では有り余る速さを我慢できず早々に前をかわした。直線、後続離して逃げ込み態勢作るもゴール直前かわされ2着

▼前走は内に閉じ込められ力発揮できず、今回の走りが本来の力。常に前に行く気満々で、番手でかかるくらいなら自分からハナに立った方が良さそう。次走も自分より外に速い馬がいなければ好走の期待大

馬体はやや細身だったため次での調子落ちは気がかり。逆の見方をすれば筋肉付く余地がありさらなるレベルアップに可能性アリ

《オーキッドロマンス》

▼発馬からあまり押さずテイエムスパーダが前に行くの見てからガッチリ抑えて5番手辺り。直線向いて伸びず13着

▼近走負け続きで今回は意識的に控えてみたが結果は同じような着順。いろいろ試してはいるものの、勝算があるというよりは”あてずっぽう”にやっている印象。差すなら何走も続けて控える必要あるが、次ですぐに逃げに戻る判断も有り得る

 

 

 

2月

『小倉大賞典』 セルバーグ

◆逃げ馬 セルバーグ (4着) ◆前3F 35.9

◇勝ち馬 ロングラン【先】 ◇勝ち時計 1:46.1(良

小倉大賞典2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  セルバーグが外から徐々に出てハナ。かかり気味に5馬身差放す大逃げをし最終コーナーをまわっても4馬身差。しかし直線半ばで失速、ゴール前でつかまり4着

 ▼逃げ馬短評▼ 

《セルバーグ》

▼幸運と不運が重なって流れが向いた

逃げ候補のタマモブラックタイが当日出走取消。もう一頭の逃げ候補ホウオウプロサンゲは発馬で立ち上がり大きく出遅れ。結果だれも行かない状況になりセルバーグが外から馬なりでハナ立った

しかしそこからブレーキがきかなくなってしまい、中間の無謀な加速(11.1秒のレース内最速ラップ)をした。序盤楽だった分で相殺して一応競馬にはなったものの、やはり最後の最後でこの過度な加速が原因でガス欠になった

▼展開向いた中で、少し踏み込み過ぎて自滅するもったいない一戦。今回は自分でペースを作ったわけではなく再現性のないモノなので、次はまた”控える競馬”に戻ると考えられる

 

 

 

『フェブラリーS』 ミトノオー

◆逃げ馬 ミトノオー (15着) ◆前3F 35.0

◇勝ち馬 コスタノヴァ【先】 ◇勝ち時計 1:35.5(良

フェブラリーステークス2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  並んだスタートから内ミトノオーが徐々に出てハナ。道中3/4馬身差で逃げ、乗り400mでかわされると失速し後方に沈んだ

 ▼逃げ馬短評▼ 

《ミトノオー》

▼発馬直後は横並びでハナ争いが激化しかけた。しかし3番枠からこの馬が出ると外の馬が抑えにかかり超Hペースは免れた。ただそれでも中距離馬のこの馬にとっては速いラップで、直線に向いた時には脚が残っていなかった

▼近走2桁着順続きでそもそも状態良くなかったか。一旦立て直して今後は中距離に戻ると考えられる

《ウィリアムバローズ》

▼4番枠から好発決め、内隣のミトノオーが前に出るとすぐ番手についた。やや押っ付けながらの追走で最後の直線残り300mでガクンと失速し13着

▼マイルのHペースでは付いていくので精一杯。今後は中距離戦のみ走るだろう

《サンデーファンデー》

▼好発から押しまくったが内枠の馬をかわしきれず3番手まで。直線で伸びかけるも残り200mで脚が止まり最後10着

▼前に行った中では頑張った方。慣れないマイルのハイラップ続きで最後は脚がなくなるのは仕方ない事。ただこのラップで健闘したことは今後の中距離戦の糧になりそう

《アンモシエラ》

▼押してハナ争いするもしばらく横並びが続いたためひいて4番手。直線手前で置いて行かれ最下位16着でゴール

▼”逃げられなかった事”と”短いローテーション”が敗因だろう。負担かかる使い方をした分、次走まで長めに間隔開けると考えられる

 

 

 

『ダイヤモンドS』 セイウンプラチナ

◆逃げ馬 セイウンプラチナ (8着) ◆前3F 37.8

◇勝ち馬 ヘデントール【先】 ◇勝ち時計 3:22.2(良

ダイヤモンドステークス2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  セインスプラチナがポンと出てハナ。道中2馬身差で逃げ残り700mで後方から勝馬ヘデントールらが上がってくると抵抗できず残り600m地点でかわされた。それでも直線大きくは落ちずに8着で入線

 ▼逃げ馬短評▼ 

《セイウンプラチナ》

▼せっかく単騎逃げのカタチ作れたのに波のあるラップでのスタミナロスはもったいなかった

好発馬で素早くハナに立てて隊列もすぐ決まったところは最高。しかし道中ラップ13秒まで落とすと馬が耐えられず「加速→また減速」を繰り返した。その上下動でのスタミナロスが最後に伸びを欠いた主要因だろう

▼2番手を走っていたジャンカズマ2着に残ったことからレースメイク自体は悪くなかった。今回は距離経験の浅さがモロに出たがそれでも8着を確保は立派。この一戦が更に成長するキッカケになると期待したい

《ジャンカズマ》

▼内隣のセイウンプラチナがあまりに見事なスタートを決めたためすぐ番手策に。終始かかり気味な手応えで追走。残り700mで後続馬のスパートを先に行かせ、直線で抜き返して2着に入った

▼レース後コメントにもあるように「プラン通り2番手」の立ち回りで好走。自身が窮屈になってもレースラップを抑えることに終始。最終コーナーでは自分の力を冷静に判断し着を拾いに行き、それを成功させる好騎乗(消極策ともとれるがさすがにヘデントールのマクリの勢いは危険だった)

今後も長距離路線で相手なりに立ち回る競馬を続けるだろう

 

 

 

『阪急杯』 アサカラキング

◆逃げ馬 アサカラキング (2着) ◆前3F 35.2

◇勝ち馬 カンチェンジェンガ【追】 ◇勝ち時計 1:21.7(良

阪急杯2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  並んだスタートからアサカラキングが押して抜け出した。道中1馬身差の逃げ、直線でもリードを保ち逃げ込み態勢。ゴール直前に大外からの追込にかわされ2着

 ▼逃げ馬短評▼ 

《アサカラキング》

▼ハナに立って実力を十分発揮し好走。スタートは相変わらず平凡だったが追ってしっかり加速。400~1000m区間でラップ11.7秒を3連発しキレイなイーブンペースを形成、”自分の競馬”をやってのけた

▼序盤楽なラップでの逃げだったため、逃げ馬ランキングは変わりなく10位キープ。次走高松宮記念を走るのであれば逃げ上位馬との対戦になりそうで、今回ほど自由な競馬はできないだろう。特に発馬の平凡さがネックになる

 

 

 

『京都記念』 バビット

◆逃げ馬 バビット(4着) ◆前3F 37.0

◇勝ち馬 ヨーホーレイク【先】 ◇勝ち時計 2:15.7(稍

京都記念2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  内枠バビットが好発でハナ。1馬身半差で逃げ、3角からスパート合戦になり残り200mでかわされるも堪えて4着

 ▼逃げ馬短評▼ 

《バビット》

▼中盤までの超スローを活かして大健闘!2番手を走ったセイウンハーデスが手綱を引き続けて番手をキープしてくれたおかげで、残り800mまでラップ13秒前後のスローに(↑表参照)

残り800mから一気にラップ1.5秒速まる急加速で以降11秒台連発の逃げ込み態勢に。しかしあまりにラップを落とし過ぎたか、実質800m走のようなキレ勝負になってしまいキレ負けた

2位ランクキープ。労せずハナを確保しランク変動はそのまま

勝つためにはもう少しだけイーブンラップに寄せる必要がありそう。しかし陣営的には大敗続きの8歳馬の今回のG2掲示板入りは”大成功”と捉えるはず

今後もスロー展開を理想として逃げを狙って行きそうだ

 

 

 

『東京新聞杯』 メイショウチタン

◆逃げ馬◆ メイショウチタン(3着) ◆前3F 34.6 ※平均 34.73

◇勝ち馬◇ ウォーターリヒト【追】  ◇勝ち時計 1:32.6(良

東京新聞杯2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  メイショウチタンが2番枠から好発決めてハナ。道中はセオと2頭では後ろを4馬身ほど離して逃げ、直線で粘るもゴール直前でかわされ3着

 ▼逃げ馬短評▼ 

《メイショウチタン》

▼枠が決まるまでは各馬の思惑的に”セオが逃げるのが妥当”と予想していた。しかし蓋を開けてみたらこの馬が逃げ絶好の2番枠に入りセオ大外枠に。こうなるとメイショウチタンの逃げの目が出てきてはいた。とはいえ近走控える競馬を続けていた馬で、今回吉田豊に乗り替わったとはいえいきなりハナを狙うのは勇気がいると軽視。が、実際は好発を決め一気のハナで最低人気からの好走。自分は吉田豊という男を甘く見ていたようだ

▼今回は神がかった枠運に恵まれた部分が大きい。しかし、このチャンスをものにするだけの力は元々持っていたということ。逃げ馬ランキング入りは見送るが”条件揃えば走る馬”ということは覚えておきたい

《セオ》

▼大外発で好ダッシュするも内のメイショウチタンが出るのを見て手綱を緩め番手策に。最終コーナーで少しメイショウチタンを前に行かせて直線で追い上げにかかったがその差は殆ど縮まらず、ゴール前で差し馬につかまり6着

▼道中、逃げ馬と後続馬の開いた空間に入ったことで逃げ馬を補佐し共存するようなペースを作り出した。負けはしたが差のない6着でそれなりに作戦は上手くいったといえる。ただ理想はやはり逃げで、もし今後すんなり逃げられるシーンがあったら積極的に狙いたい

 

 

 

『シルクロードS』 ピューロマジック

◆逃げ馬◆ ピューロマジック(9着) ◆前3F 33.1 ※平均 34.10

◇勝ち馬◇ エイシンフェンサー【差】  ◇勝ち時計 1:08.2(稍

シルクロードステークス2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  ピューロマジックが2番枠から好発決め、すぐ2馬身差をつけて逃げた。直線入口で3馬身に離したが残り100mでつかまると馬群に飲み込まれた

 ▼逃げ馬短評▼ 

《ピューロマジック》

▼さすがのロケットスタートで鮮やかに先手をとった。負けはしたが終盤まで勝ちパターンの走りができており、渋った馬場と56.5㎏の斤量を考えればよく頑張っているといえそう

高松宮記念への試走というよりは、他の逃げ馬たちに対しての宣戦布告のような走りになった。今回の逃げを見せつけたことで、本番でこの馬に競りかけてくる馬は減りそうだ

《シロン》

▼いいスタートから二の足で上がり外目の2番手につけるも、直線に向くとガクンと失速し16着でゴール

▼初重賞で実績不足の分を軽量で補えるかと思ったがそう甘くはなかった。6歳牝馬であまり時間がなく、早くこの馬にとって展開が向くレースに当たるのを願いたい

《ペアポルックス》

▼1番枠で並のスタート、押して加速するももうライバルは前におり3番手での競馬。直線で失速し後方に沈み14着

▼外隣の馬が速すぎてすぐ内に閉じ込められたのは辛かった。力が全く発揮できなかったため、次走人気落ちているようなら狙うのもアリ

《ウインカーネリアン》

▼好発から押しまくるも内の馬が速く、すぐガッチリ抑えて4番手。直線で逃げ馬交わすも外から差され3着

▼この馬としては最速級の速さを出したが、今回は相手が速すぎた。しかしこのハイラップのおかげで自然と好位置を確保でき、好結果につながったと言える。今後、HペースでもSペースでもスプリント戦での活躍が期待できる

《グランテスト》

▼抜群の発馬を決めるも内も速く6番手を走り、勝馬と前を追って2着に入った

▼このメンバーで外の番手策を成功させたのは大収穫。今後は「内枠なら発馬を活かして逃げ、外枠なら控える競馬」をしていきそう

 

 

 

『根岸S』 ドンフランキー

◆逃げ馬◆ ドンフランキー(13着) ◆前3F 33.9 ※平均 35.40

◇勝ち馬◇ コスタノヴァ【差】  ◇勝ち時計 1:22.6(稍

根岸ステークス2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  ドンフランキーが2番枠から好発決めてハナ。前で3頭並んだ状態が続き、残り350mでかわされると失速

 ▼逃げ馬短評▼ 

《ドンフランキー》

▼序盤3F33.9とハイラップを刻んだにもかかわらず、外に2頭並ばれての苦しい逃げ。結果、息を入れられず一本調子のラップのまま走り、すぐにバテて脱落

▼展開向かず大負けしたが、1年ぶりの中央競馬での出走でも若い時と変わらずのスピードを出せたのは良かった

《メイショウテンスイ》

▼良いスタートも内隣のドンフランキーが圧倒的に速く、すぐに番手策に切り替え結局5番手辺りを追走し、直線伸びず11着

▼今回は相手が速かった。今後も相手なりに前に行く競馬を続けそう

《バルサムノート》

▼並の発馬で無理に押さず6番手辺りを追走し、最終コーナー出口で遅れ始めて最後15着

▼速さもダート適性も足りなかった。すぐ芝に戻りそう

 

 

 

1月

『AJCC』 アウスヴァール

◆逃げ馬◆ アウスヴァール(18着) ◆前3F 36.5 ※平均 36.03

◇勝ち馬◇ ダノンデサイル【差】  ◇勝ち時計 2:12.1(良

アメリカジョッキークラブカップ2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  アウスヴァールが外枠から猛プッシュして最初のコーナー入口でハナに立ち、道中1馬身での逃げ。しかし1200m地点で後方からビサンチンドリームが上がると、それに反応した2番手チャックネイトが急加速。そのままアウスヴァールはハナを奪われてしまい失速、後方に沈んだ

 ▼逃げ馬短評▼ 

《アウスヴァール》

▼若干の力不足感はあり展開向かなければ惨敗も納得できる結果ではる、ただそれにしても今回は不利な展開過ぎて気の毒になるほど

2番手チャックネイトの動きが何とも不可解で、1300m地点で馬が反応し前に出たのは仕方ないとしても、そこから何を思ったかキング騎手が手を動かしてロングスパートを開始。結果1400~1600m区間で11.3秒のレース最速ラップ出し、案の定残り300mで大バテして13着。負けるために走ったような行動になってしまった(急に後方から馬が来てパニックになったのか、超ロングスパートに絶大な自信があったのか……)

▼アウスヴァールは近走、展開が向かないレース続き。楽逃げとは言わないまでも普通の逃げくらいはさせてもらえないと……全く力発揮できておらず、調子が悪くて負けてるのかどうかもよく分からない

 

 

 

『プロキオンS』 サンデーファンデー

◆逃げ馬◆ サンデーファンデー(1着) ◆前3F 37.2 ※平均 36.87

◇勝ち馬◇ サンデーファンデー【逃】  ◇勝ち時計 1:50.6(良

プロキオンステークス2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  サンデーファンデーは1番枠から外向きに出て2番枠の馬と接触も、好ダッシュですぐ1馬身抜け出した。しかし200mでオメガギネスが真横に並んできて内を守るためさらに加速、その後道中は3/4馬身差での逃げ。最終コーナーで1馬身差に開いて直線でスパート。2番手オメガギネスを振り切り、猛追する有力馬達も退けアタマ差で勝利

 ▼逃げ馬短評▼ 

《サンデーファンデー》

▼スタートから上り坂のコース形状もあり1F目13.1秒と落ち着いたラップだったが2F目の競りかけに対抗して一気にペースアップ(ここで無理してでもハナ譲らなかったのは結果的に好判断だった)。コーナー入ってペースが落ち着くかと思いきや、その後もかかった番手馬につつかれるカタチで向こう正面でまたもペースアップ

終始、番手馬の動きに翻弄され続ける苦しい展開にもかかわらず、それでも勝ったのだから”5番人気という評価以上に能力が高かった”といえそうだ。ちなみに2番手にいた2番人気オメガギネスは7着という結果で、ここからもサンデーファンデーの強さが読み取れる

▼本格的に前に行くようになってこれで3戦目。2着1着1着と別馬になったように勝ち始めた。あとは、しいて不安点を言うなら1F目の持ち時計が遅い事くらいか

短い間隔での激走続きで疲れがたまってくる頃かもしれないが、この走りを早くG1の舞台でも見てみたい!

 

 

 

『小倉牝馬S』 ベリーヴィーナス

◆逃げ馬◆ ベリーヴィーナス(17着) ◆前3F 33.9 ※平均 35.52

◇勝ち馬◇ フェアエールング【差】シンティレーション【差】  ◇勝ち時計 1:58.4(良

小倉牝馬ステークス2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  2番枠のベリーヴィーナスが好ダッシュから押して内を守りハナ。道中3/4馬身~1馬身差で逃げ、残り550mでコンクシェルに並ばれ400mでかわされると失速し後方に沈んだ

 ▼逃げ馬短評▼ 

《ベリーヴィーナス》

▼逃げ馬が外にいたこともありこの馬が強気にハナを主張した結果、序盤3F33.9秒の自身過去最速ラップでの逃げになった

▼OPクラスになって初の逃げ。ただ今回は猛ラップで逃げに入ったのに2番手アリスヴェリテにつつかれるカタチになりどうしようもなかった

OP入り後は二桁着順続きではあるが、それは強力な同型と当たり続けてのモノ。展開向けばもう少しやれる可能性は残っている

《アリスヴェリテ》

▼上に伸びあがる発馬で少し遅れるも、その後はスムーズに加速して2番手まで上がった。道中はかかり気味に前に付いていき、残り600mで徐々に後退すると最後は16着でゴール

▼内の馬が序盤猛ラップで走ったため、それをかわす勢いで前に付いていった結果共倒れになった。道中早い段階での失速は心配だが、マイペースで行けさえすればすぐの巻き返しもあるか

《コンクシェル》

▼好発決めるも一旦様子を見て、手綱を抑えて4番に収まった。向こう正面で徐々に上がり、第4コーナーに入ったところで先頭に立つも、直線向いてすぐかわされて馬郡に飲まれ13着

▼6連続の逃げが途切れた。序盤の動きから番手策も視野に入れていたことは分かるのだが、終盤の早い仕掛けはペース判断のミスか?馬の気分的に動かざるを得なかったのか?

 

 

 

『日経新春杯』 メイショウタバル

◆逃げ馬◆ メイショウタバル(11着) ◆前3F 34.5 ※平均 3540

◇勝ち馬◇ ロードデルレイ【差】  ◇勝ち時計 2:09.8(良

日経新春杯2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  メイショウタバルが並のスタートから押して先頭争いを制しハナヘ。道中徐々に差を広げ最大1.5秒のリード。最後の直線で脚色が鈍り、残り300mでかわされると馬群に沈んだ

 ▼逃げ馬短評▼ 

《メイショウタバル》

▼ハイラップを続けてハナに立ち一旦コーナーに入って11.8秒まで落としたが、すぐにかかって加速、800~1400m区間を[11.4‐11.2‐11.4]という短距離級のラップに。ド派手な大逃げを見せ、最後は上がり39.5秒でド派手に散った

▼良馬場でありながら、同コース稍重で勝った神戸新聞杯より0.1秒遅いタイムでのゴール。さすがにオーバーペースだったようだ

とはいえ今回は逃げ候補3頭+暴走候補2頭で逃げるだけでも大変なところをまさかの大逃げ。それでも勝馬との負けを2.1秒にとどめたのは強さの証ともいえる

次走以降、序盤ゆったり逃げに入れるメンバー構成になればぜひ狙いたい

《ケイアイサンデラ》

▼好スタートで内から前に出かけたがメイショウタバルに外からこられてから3番手に控えた。前との大きな差を縮めるため最終コーナーで仕掛けたが反応なく後退し最後15着でゴール

▼元々”番手に控える競馬”をするプランがあったと思うが、なまじ良いスタートをしてしまったせいで序盤のハイラップに巻き込まれそれが最後の大バテに繋がったか

次走はメンバー次第にはなるが”意識的に控える可能性”が高まったといえる

《バトルボーン》

▼まずまずのスタートを切り無理にハナに行かず4番手追走。直線向いてスパートも伸びずバテずで8着ゴール

▼長期休養明け&初めての3番手以下でのレースをした割には健闘した。今回は先行馬がほとんど潰れる結果で、離れた4番手でも十分ハイペースだったことを考えれば力は見せた

一叩きの効果も見込める次走、展開さえまともならもっとやれるはず

 

 

 

『中山金杯』 クリスマスパレード

◆逃げ馬◆ クリスマスパレード(4着) ◆前3F 34.9 ※平均 35.43

◇勝ち馬◇ アルナシーム【差】  ◇勝ち時計 1:58.1(良

中山金杯2025年のラップタイム表

 逃げ馬展開  まずディオスバリエンテが出たところを外からクリスマスパレードが追ってハナを奪った。道中3/4馬身差で逃げ直線残り100mまで先頭を守ったが最後交わされ4着

 ▼逃げ馬短評▼ 

《クリスマスパレード》

▼比較的速い序盤のハナ争いを制した後は11.8~11.9のラップを7F連続で出し続ける強い逃げを打って4着に残る強さを見せた

▼これまで牝馬クラシックを先行しており今回が初逃げ。とはいえ紫苑Sでは2000mを1:56:6のレコードで勝ったことのある馬で、それが初めて解放されたということだろう。今後も相手が行かないようなら積極的に前に出ていくと考えられ、逃げ馬ランキング6位にランクインとする

《ホウオウビスケッツ》

▼大外発のゲートをフワッと出て馬なりで2番手に。前に少し並ぶカタチでややかかり気味の追走をし、最終コーナー出口で猛スパートをかけるもキレ負けして9着

▼59.5㎏のトップハンデではあったものの、前の馬をマークして最後のキレに賭ける競馬はこの馬のスタイルではなかったように思う

ただ今回はクリスマスパレードが強すぎた可能性もあり「もっと前に行けば勝てていたか」というのは判断が難しいところ

《セイウンプラチナ》

▼スタートは並で、やや抑え気味に5番手につけた。そのまま直線を迎えると伸びず最後は11着でゴール

▼4か月の休み明け+24㎏ということもあったが、そもそもこの序盤ラップはこの馬の持ち時計より速いため先手が取れなかった

まずは絞れて速さが戻るのを期待するのみ

 

 

 

『京都金杯』 セルバーグ

◆逃げ馬◆ セルバーグ(18着) ◆前3F 33.7 ※平均 35.06

◇勝ち馬◇ サクラトゥジュール【差】  ◇勝ち時計 1:33.5(良

京都金杯2025年のタップタイム表

 逃げ馬展開  一旦うちのセオが出たが300m地点でセルバーグがかわしてハナに立った。道中2馬身差で逃げるも直線手前でかわされ失速し13着でゴール

 ▼逃げ馬短評▼ 

《セルバーグ》

▼好発を決めて序盤遅いラップの中をコツコツ押していったらハナに立ってしまったカタチ。直線に向くとすぐに番手馬にかわされてしまい戦意喪失気味に失速した

▼以前から”逃げ先行”していた馬だが、ここ2走は控えて味のある競馬をして好走の兆しがあっただけに、ここでの逃げは悪手だったように思う

結局この競馬で大敗したことで今後はより”控える方針”が強くなりそう

《オーキッドロマンス》

▼やや立ち遅れたスタートで巻き返すも4番手まで。馬群に揉まれ続けて最終コーナーで少しずつ後退し12着

▼序盤もう少し押せば前に出られた気もするが、戦前の弱気なコメントもあったようにあまり挑戦させるつもりがなかったのかも。逃げる逃げない以前に状態が悪いのか