6月
『函館記念』 アウスヴァール
◆逃げ馬 アウスヴァール (14着) ◆前3F 34.1
◇勝ち馬 ヴェローチェエラ【差】 ◇勝ち時計 1:57.6(良)

逃げ馬展開 アウスヴァールが2番枠から好発決めてハナ。外からトップナイフが勢いよく来て2F目で急加速。道中は1馬身差の逃げ。最終コーナー途中で捲られると失速し最下位でゴール
▼逃げ馬短評▼
アウスヴァール
▼楽にハナに立てたが2F目のトップナイフの競りかけで10.2秒と目一杯の脚を使わされ、その後もペースダウン許されず早々とバテてしまった。ちなみにトップナイフとは同厩舎。この2頭で潰し合うカタチになったのは不可解。トップナイフ横山和のミス、あるいは昆調教師の伝達ミスと考えるしかないか
▼レコード決着を牽引しオーバーペースではあったがそれにしても脆すぎる失速。重賞クラスではどうしても力が足りないか

『府中牝馬S』 エリカヴィータ
◆逃げ馬 エリカヴィータ (6着) ◆前3F 35.5
◇勝ち馬 セキトバイースト【先】 ◇勝ち時計 1:46.0(良)

逃げ馬展開 アスコルティアーモが前に出かけたがそれを周りが数頭で追って結局エリカヴィータがハナを奪った。道中1馬身半差の逃げ。直線残り300mでかわされても内で堪えて6着でゴール
▼逃げ馬短評▼
エリカヴィータ
▼初の逃げ。速めイーブンラップを続けた割には直線入口のスパートは早すぎた印象。もう少し点火を遅らせればさらに上の着順あったか
とはいえ”勝ちに行った勇敢な仕掛け”とも言える行動。最低人気の馬をここまで持ってくるだけでも好騎乗
▼2022年フローラSを勝って以来3年もの間低迷を続けていたが、今回の走りには光るものがあった。今後は積極的に前につける競馬をしていきそう

『しらさぎS』 ニホンピロキーフ
◆逃げ馬 ニホンピロキーフ (11着) ◆前3F 35.1
◇勝ち馬 キープカルム【追】 ◇勝ち時計 1:33.0(良)

逃げ馬展開 ニホンピロキーフが大外発で並のスタートも、徐々に前に出ていってハナ。一旦スローに落としてキレ勝負に持ち込むも残り200mでかわされ馬群に沈んだ
▼逃げ馬短評▼
ニホンピロキーフ
▼初の”逃げ”を敢行。序盤ラップが遅く、勢い付きやすい大外枠もありハナを選んだカタチ。ただハナ立ってからペースダウンの際にしばらくかかってしまったのは逃げ経験の浅さが出た。そこで無駄に脚を消耗したのが最後のひと踏ん張りがきかなかった大きな原因か
ラップメイク自体は悪くなく、むしろ理想的ともいえるキレ勝負に持ち込めただけに惜しかった
▼勝つための試みとしては悪くなかったものの11着は印象悪い。これまでの待機策での安定度を考えると今後ハナに立つことはなさそう

『宝塚記念』 メイショウタバル
◆逃げ馬 メイショウタバル (1着) ◆前3F 34.8
◇勝ち馬 メイショウタバル【逃】 ◇勝ち時計 2:11.1(稍)

逃げ馬展開 メイショウタバルがヨレた発馬でもすぐ立て直し徐々に前出てハナ。1馬身半差で逃げ第3コーナーから半馬身並ばれる展開。直線でラチ沿い選んでひと伸びし3馬身差の快勝
▼逃げ馬短評▼
メイショウタバル
▼1F目でもたつき内の馬と競りそうになったが2F目の速さで上回り大きなロスなくハナ立てた。その後も速めのラップを続け、第3コーナーからベラジオオペラが上がってきて真っ向勝負のカタチに。コーナー出口、スパート状態のベラジオオペラは勢いのまま外に行ったがメイショウタバル武豊はコーナーリング重視の手綱さばきで内ラチぴったり。ラスト1Fは12.5秒とかかったが稍重馬場に他馬も脚色鈍く、後続を全く寄せ付けず快勝
▼レースラップが600m以降なめらかに推移しているのが上手い点だが、よく見ると全体を通して上り坂でスピードが落ち下り坂でスピードが上がっている。つまり各区間で”タイム”を一定にするのではなく”負荷”を一定にするラップメイク。さも当たり前のように行われた武豊の繊細なコントロールに応え、コンビ2戦目にして完璧とも言えるコンビプレイを達成!

『函館SS』 インビンシブルパパ
◆逃げ馬 インビンシブルパパ (4着) ◆前3F 35.6
◇勝ち馬 カピリナ【差】 ◇勝ち時計 1:06.6(良)

逃げ馬展開 インビンシブルパパが好スタートで並び内の馬を制してハナ、道中1馬身差で逃げ、残り100mかわされても堪えて4着
▼逃げ馬短評▼
インビンシブルパパ
▼前半区間全てで現役トップ5に入る速さを出してレコード決着を牽引。ダート短距離部門で1位になったばかりの若馬・インビンシブルパパが、初芝挑戦でさらに高いレベルのダッシュ力を披露した
▼内にいた芝短10位カルチャーデイに速さで圧倒しての逃げでその上の順位は確定。今回の前半ラップタイムを考慮し【6位】にランクインとする。今後はダートと芝両面でレースを選べる強みが出てきた
カルチャーデイ
▼2番枠から好発決めて押すもインビンシブルパパが半馬身前におり200m地点で手綱を引いた。2番手でレースを進め、直線残り200mで後続に捕まった後もバテずに伸びて6着
▼自身最速級の出脚をみせたが相手がより速かった。最後まで走り切っており、今後単騎で行けるメンバー構成になったら積極的に狙いたい
ペアポルックス
▼外枠からまあまあのスタートで流れで5番手に。直線外から来るもビュンとは伸びず5着まで。外々を回らされた分、脚が貯まりきらなかった
▼力はある。けれど内で揉まれたらダメ、かといって外々走ると末脚出せない。理想はハナか番手だけど、重賞クラスだと強力な同型多く苦しくなる……現状では枠や相手関係を選ぶ馬。まだ若いのでOPクラスで勝ちパターンを学び直すのが重賞制覇への近道か

『安田記念』 マッドクール ウインマーベル
◆逃げ馬 マッドクール (10着) ウインマーベル(5着) ◆前3F 35.0
◇勝ち馬 ジャンタルマンタル【先】 ◇勝ち時計 1:32.7(良)

逃げ馬展開 マッドクールが内枠を利してハナヘ。400m地点で2番手ウインマーベルがかかった馬につられて加速し600m地点で並走。そこからは2頭でコーナーを回り、直線ではマッドクールが半馬身出た。残り200mで勝馬ジャンタルマンタルにかわされるとマッドクールは脱落し10着、ウインマーベルは堪えて5着
▼逃げ馬短評▼
マッドクール
▼並のスタートも、少し押したらすんなりハナに立てた。番手馬たちがかかって上がって来て3F区間で大きなプレッシャーを受けたのは不運だった。それでも、デビュー以来のマイル戦としては十分力を発揮し健闘したといえる
▼今後はまたスプリント路線での先行をしていくだろう。今回のラップは特に速くなかったため”G1逃げ”ではあるものの【逃げ馬ランキング入り】は見送る
ウインマーベル
▼好発からすんなり2番手に収まりかけたが後方からロングランがかかって上がり、それにつられてジャンタルマンタルも上がったことで、玉突き的にこの馬もかかってしまいハナに立った。その割に最後までよく走り切っており、昨年マイルCS3着に続き再びマイルでの力を見せた
▼1400mがピッタリの馬なのだが今後、誰かが速い展開を作ってくれるならマイル路線で大仕事する可能性あり

『目黒記念』 マイネルカンパーナ
◆逃げ馬 マイネルカンパーナ (8着) ◆前3F 37.9
◇勝ち馬 アドマイヤテラ【差】 ◇勝ち時計 2:32.9(良)

逃げ馬展開 比較的いいスタートを切ったマイネルカンパーナが少し押したところ流れの中でハナに立った。手綱抑えて半馬身差で先頭走っていると1000m地点で外からシルブロンにかわされた。その後は馬群内の4番手辺り。直線で内狙うも伸びきれず8着で入線
▼逃げ馬短評▼
マイネルカンパーナ
▼序盤他の馬が前に出ようとせず、それならばとハナでラップを落としに落としたところすんなり捲られて内で揉まれる羽目に
今回は初の逃げとは言え、せっかくハナに立ったならもう少しスマートに乗ってほしかった。あえて途中で捲らせてハナ譲ったというなら、最初から何が何でも控えるべきだった
▼序盤ここまで遅いラップで走れるレースは珍しい。今回の逃げ失敗もあり今後逃げることはないだろう。能動的な逃げではないため逃げ馬ランキング入りはなし

『日本ダービー』 ホウオウアートマン
◆逃げ馬 ホウオウアートマン (11着) ◆前3F 35.7
◇勝ち馬 クロッワデュノール【先】 ◇勝ち時計 2:23.7(良)

逃げ馬展開 一旦大外サトノシャイニングがハナに立つが400m地点のコーナーの外からホウオウアートマンがかわしてハナ奪取。向こう正面で差を広げ最大6馬身の大逃げ態勢に。直線残り400mでかわされると伸びを欠き馬群に沈んだ
▼逃げ馬短評▼
ホウオウアートマン
▼武豊のサトノシャイニングがハナに立った時点で番手に控えて超スローに誘導するのが普段の田辺騎手のやり方。しかし”セオリー通りならない”のがダービーというレースのセオリー。ハナに立って滅多にやらない大逃げのカタチを作ったが不発に終わった
▼悪くない逃げだったがまだ若いので今後はまた番手の競馬を中心に戦っていくだろう。ただいつか鞍上が”逃げが多い騎手”に変わった時は注意。その時は覚悟決めて前を狙うはずで激走の可能性がある
5月
『オークス』 エリカエクスプレス
◆逃げ馬 エリカエクスプレス (10着) ◆前3F 34.8
◇勝ち馬 カムニャック【差】 ◇勝ち時計 2:25.7(良)

逃げ馬展開 大外発のエリカエクスプレスが徐々に前に出てハナ。道中1馬身差の逃げ。直線入口で並びかけられ叩き合いのカタチになるも残り300mで脱落した
▼逃げ馬短評▼
エリカエクスプレス
▼序盤3Fは34.8秒と速い脚。しかしその後はスローラップに抑えてつじつまを合わせた。最後直線のキレ勝負で粘り込みを図ったものの、叩き合いのその間をアルマヴェローチェに割って入られて怯んでしまい、ガクッと失速
▼溢れんばかりの前進気勢がありつつ、ハナに立ちさえすれば満足する側面も見せたのは収穫。さすがに東京2400mは厳しかったが中距離戦ならピッタリの可能性ある
『平安S』 レヴォントゥレット
◆逃げ馬 レヴォントゥレット (3着) ◆前3F 37.0
◇勝ち馬 アウトレンジ【先】 ◇勝ち時計 1:57.2(稍)

逃げ馬展開 レヴォントゥレットは外にヨレるブレブレのスタートするも押しまくってハナ奪取。道中1馬身差で逃げ、3角から徐々に並びかけられてもこれを退け、直線残り250mで後続にかわされても伸び続けて3着を確保
▼逃げ馬短評▼
レヴォントゥレット
▼未勝利から番手と逃げ競馬で4連勝しOPに上がった馬。前走ブリリアントSでは2番手走り4着と善戦したが、陣営からしたら物足りない成績だったようだ
今回”何が何でもの逃げ”を敢行。逃げランク1位マーブルロックとの真っ向勝負のハナ争いを制すと、すかさずラップを抑えてスロー展開に。これにマーブルロックも同調し、前有利のキレ勝負に持ち込み3着と好走した
▼鮫島騎手がテン乗りとは思えないような度胸ある逃げを披露。そしてそれに応え「序盤ビュンと加速、中盤スローダウン、終盤しぶとく伸び続ける」という抜群の競馬センスを見せたレヴォントゥレットにも脱帽
ランキング1位の馬に逃げ勝ち、現時点でこの馬がダ中長のトップに立った
マーブルロック
▼いいスタートを決めて徐々に前に出ていこうとしたところで、外隣でガツガツ押していたレヴォントゥレットが目に入り手綱を控えた。その後1馬身以上空けた2番手を走り、3角から徐々に進出も前に出きれず直線で馬群に沈み8着
2番手になった時点で一旦大きく下げて中盤スロー展開を作ったのは、何とか自分に有利になるよう工夫して動いた結果だろう。プランBとして素晴らしい作戦だったが、馬の能力が付いてこず不発に終わった
▼前走逃げて絡まれたため、今回はがむしゃらに競られてすぐ譲るしかなかった。厳しい展開が続いている中では良く走っており、今後も注目し続けたい存在だ

『ヴィクトリアM』 アリスヴェリテ
◆逃げ馬 アリスヴェリテ (5着) ◆前3F 33.9
◇勝ち馬 アスコリピチェーノ【追】 ◇勝ち時計 1:32.1(良)

逃げ馬展開 逃げ候補クリスマスパレードが出遅れたことで前で6頭が横並びになりラップが加速。他馬が慌ててブレーキしたところを大外アリスヴェリテが勢いのまま抜け出た。一気に差を広げ5馬身差の大逃げ態勢に入ると、直線半ばまでその差をキープ。ゴール前残り40mで捕まり5着
▼逃げ馬短評▼
アリスヴェリテ
▼序盤1テンポ遅れて飛び出す池添騎手の得意技(参考レース―2017桜花賞カワキタエンカ)が見事に炸裂した!
気分よく大逃げすれば最後まで元気いっぱい走り切るアリスヴェリテ(参考レース―2024マーメイドS)ではあるが、まさかこの大舞台で、しかもテン乗りでそれをやってのけるとは恐れ入った
▼2年ぶりのマイル戦で大健闘。今後はこれまでの中長距離ではなくマイル路線を走るかもしれない。【芝短距離ランキング15位】にランクイン
クリスマスパレード
▼1番枠発で2馬身出遅れ、前に行くタイミングを失った。後方11番手に下げてレース進めるも直線伸びずバテずで9着
▼発馬の失敗でいつもの先手先手のレースが全くできず。これではマイル適正もよくわからず不完全燃焼なレースになった

『新潟大賞典』 シリウスコルト
◆逃げ馬 シリウスコルト (1着) ◆前3F 35.6
◇勝ち馬 シリウスコルト【逃】 ◇勝ち時計 2:00.5(稍)

逃げ馬展開 前で4頭が並びハナを譲り合う展開で、内にいたシリウスコルトが600m地点でハナに立ち隊列落ち着いた。中盤を1馬身差で逃げ、直線向くと徐々に後続を離して影踏ませず2馬身差の快勝
▼逃げ馬短評▼
シリウスコルト
▼序盤1F目12.9秒と遅く誰も逃げるつもりがない挙動。内にいたし、長く横並びが続きかかりかけたこともありシリウスコルトがハナに立った。この動きは逃げ騎手データまとめ「古川騎手は芝中長距離で逃げる」に出ている通り
その後も番手に収まった馬たちとともに協調してスロー展開を作り、直線向いて上がり34.6秒を繰り出すと後続を完封した
▼自分の力を出し切っての勝利、ただ稍重馬場も後続の脚を削ぐのに味方したか。今回勝ったとは言えあまり積極的とは言えないハナの立ち方だった。次も自分から逃げを狙うことはなさそうで逃げ馬ランキング入りはいったん見送る

『NHKマイルC』 ヴーレヴー
◆逃げ馬 ヴーレヴー (18着) ◆前3F 33.4
◇勝ち馬 パンジャタワー【追】 ◇勝ち時計 1:31.7(良)

逃げ馬展開 先行馬たちが様子見をし続け横並びの展開が続き外でかかっていたヴーレヴーが徐々に上がった。570m地点で内で前出ていたトータルクラリティをかわしてハナに立つとやっと隊列が完成。そこから最大2馬身差をつけて逃げるも、直線残り300mで失速し脱落
▼逃げ馬短評▼
ヴーレヴー
▼ランスオブカオスが好発決めてハナに行く勢いをみせ他がためらったところで、当のランスオブカオスはガッチリ控えた。そのため前で4、5頭が並んでしまい争うようにかかってハイラップに。その中に1番人気アドマイヤズームもいたことで更に後ろの馬たちもこのハイラップについていきレースペースが落ちず。結果、前崩れの展開になった
▼新馬戦以来の逃げで15着もこのハイラップで勝馬と1.3秒差は健闘したともいえ地力の高さは見せた
今回は横並び+大外で制御がきかなくなっての突発的な逃げ。次走はまた”控える競馬”ができるように多少無理してでも序盤は抑えると予想される
『エプソムC』 シュトラウス
◆逃げ馬 シュトラウス (13着) ◆前3F 34.2
◇勝ち馬 セイウンハーデス【差】 ◇勝ち時計 1:43.9(稍)

逃げ馬展開 外から押してメイショウチタンが半馬身出たが、シュトラウスが内を守ってハナ。半馬身並んだままかかり気味の逃げを続け。残り230mで大外からかわされると馬郡に飲まれた
▼逃げ馬短評▼
シュトラウス
▼ある程度位置を取りに行ったら止まらなくなりハイラップでの逃げに。本来なら大逃げのカタチになるほどの暴走ラップ。2番手メイショウチタンが付いてくるのは想定内だが、まさかその後ろの馬たちまで付き合って先行馬全員でむざむざ潰れにいくとは意外だった
▼今後も抑えるのは難しそう。これで2戦連続の暴走的な逃げでさすがに次はまわりが付き合わないはず。単騎逃げのカタチを作れるとして、それでどこまでやれるか注目したい。「逃げ馬ランキング」はメイショウチタンに逃げ勝ち【12位】にランクイン
メイショウチタン
▼スタートから押して半馬身前に出たが内に入りきれず2番手に。直線入口で失速し最下位でゴール
▼ハナに立てなかったからか戦意喪失が早かった。この馬にとって”逃げられないこと”は大きく、次走逃げることさえ出来ればまだチャンスはある

『天皇賞(春)』 ジャンカズマ
◆逃げ馬 ジャンカズマ (14着) ◆前3F 36.4
◇勝ち馬 ヘデントール【差】 ◇勝ち時計 3:14.0(良)

逃げ馬展開 ジャンカズマが1馬身遅れたスタートも、押しまくって内を死守しハナ獲得。道中2馬身差で逃げ1900m地点でかわされるとジリジリ下がって脱落した
▼逃げ馬短評▼
ジャンカズマ
▼出遅れて無理してハナにいった分バテるのが早まった。ゲート入りを嫌がったことから考えて体調も良くなかったか
▼レース後陣営は”自分の競馬”をしたことを評価しており、今後も先行スタイルはつづけていくだろう
サンライズアース
▼流れの中で前行くも内のジャンカズマの激しい押し方を見て4、5番手に控えた。1800mから押して前に出ていき2番手浮上。その後追い通しで前についていき直線バテずに走り切り4着でゴール
▼まだ8戦目でところどころでフワフワした走りをするも、高い潜在能力は見せた。競馬を覚えさせるため今後当分は”番手馬”として教育していきそう

『京王杯SC』 アサカラキング
◆逃げ馬 アサカラキング (9着) ◆前3F 33.9
◇勝ち馬 トウシンマカオ【差】 ◇勝ち時計 1:18.3(良)

逃げ馬展開 アサカラキングが内枠で好発決めて流れの中でハナ。1~半馬身差で逃げ、直線で2番手バルサムノートと競るも200m地点でさらに外からかわされ馬群に沈んだ
▼逃げ馬短評▼
アサカラキング
▼日本レコード決着を考えると悪くないラップメイク。しかし最後のキレのないこの馬は中盤でもっともっと飛ばす必要があったようだ。残り600mで自身最速級の上がり34.3秒を出したが他馬に32秒台で走られては成す術がなかった
▼極端な高速馬場で、千四戦でありながら千二戦の速さが要求される条件に。この特殊な馬場での負けを”力不足”と考えるかどうか、評価が難しい
テン乗り横山和生騎手はレース後「いろいろプラン考えていたが、あのスタートが決まったら逃げるのは仕方ない」と”逃げたくなかった”という意味の発言をした。次は意識的に控える競馬をする可能性大
バルサムノート
▼半馬身遅れたスタートで少し押して2番手に。前との差を徐々に縮めて直線で叩き合いに。逃げたアサカラキングはかわすも後ろから来た馬たちに飲み込まれ8着でゴール
▼高速馬場でのレースになり千二戦の実績あるこの馬にしたら格好の舞台だったはず。加えてスムーズに先行出来た上でのこの負けは落胆が大きい。よほどの転機がなければ重賞クラスでの活躍は難しいか

4月
『マイラーズC』 ビーアストニッシド
◆逃げ馬 ビーアストニッシド (9着) ◆前3F 35.0
◇勝ち馬 ロングラン【差】 ◇勝ち時計 1:31.7(良)

逃げ馬展開 ビーアストニッシドは1歩目で大きく躓くも強く押してハナ。道中2馬身差で逃げ、残り400mでかわされると後退
▼逃げ馬短評▼
ビーアストニッシド
▼1馬身程出遅れも、他の馬たちが積極的に前をとりに行かなかったため1F目12.4秒で難なくハナを奪えた。しかしハナに立ってからも力んだ走りを継続。他に番手馬が多かったこともあり速いラップ続けても大逃げの形を作ることもできず、この時点で万事休す。結果、上り坂と下り坂を勢いよく駆け抜けたところでガス欠を起こし惨敗
▼力不足を一旦置いておくとするなら”出遅れを巻き返そうと押し過ぎた”のが敗因。馬が必要以上に行く気になってしまい止まらなくなった
理想は「前で溜め逃げして入着狙い」と考えられ、今後はまた番手策に戻るだろう。逃げ馬ランキング入りは見送り

『福島牝馬S』 アスコルティアーモ
◆逃げ馬 アスコルティアーモ (9着) ◆前3F 35.2
◇勝ち馬 アドマイヤマツリ【先】 ◇勝ち時計 1:46.2(良)

逃げ馬展開 激しく追ってアマイが抜け出しかけたが外から手応え良くアスコルティアーモがハナを奪った。道中1馬身差の逃げ。直線入口でかわされても一瞬抵抗したが脚が残っていなかった
▼逃げ馬短評▼
アスコルティアーモ
▼もともと先行で結果出していた馬がここ2戦後方の競馬で凡走。今回は思い切って逃げて行った。序盤の加速と手応え良く、中盤以降もイーブンラップで悪くなかったが最後持たず
▼今後はまた良い時の”番手競馬”を狙って行くと予想される
ペイシャフラワー
▼大外発で馬なりで2番手につけると、かかり気味に位置をキープ。3、4コーナー中間で下がり始め最後14着
▼外枠が響いて逃げられず大敗。これで4戦連続二桁着順。逃げるしかないタイプなので今後もとにかくハナ立って展開向くの祈るのみ
アリスヴェリテ
▼最初からあまり押さず、かかり気味に5番手追走。最終コーナー途中から手応え悪くなり押しまくるも直線ではジリジリ伸び続けて4着に滑り込んだ
▼意識的に待機策をしての善戦。今後は逃げを控えることが多くなりそう

『皐月賞』 ピコチャンブラック
◆逃げ馬 ピコチャンブラック (18着) ◆前3F 34.5
◇勝ち馬 ミュージアムマイル【差】 ◇勝ち時計 1:57.0(良)

逃げ馬展開 並んだスタートからピコチャンブラックが気合付けたところグンと加速しハナ。1馬身差で逃げたが1000m地点で後方から上がってきたファウストラーゼンに並ばれ、最終コーナー途中でかわされると馬群に沈んだ
▼逃げ馬短評▼
ピコチャンブラック
▼序盤ハイラップのハナ争い。その帳尻を合わせようとしたのか400mからガクンとスローに落としたところファウストラーゼンの”まくり”を誘発。以降ハイラップ続きの先行勢に苦しい展開に。その結果、圧倒的1番人気クロワデュノール以外の上位入線馬10頭が後方勢という極端な前崩れになった
▼逃げ実績がある馬が内で前にいたのだから、ピコチャンブラックはなんとか外目の番手に収まることはできなかったか。この乱ペースで最も不利を受けたのが逃げたピコチャンブラックなのだが、この乱ペースを作った張本人もピコチャンブラック。今後、気性面での成長が見込めないなら本格的に逃げ馬になるかもしれない
『アンタレスS』 マーブルロック
◆逃げ馬 マーブルロック (11着) ◆前3F 35.6
◇勝ち馬 ミッキーファイト【先】 ◇勝ち時計 1:51.3(良)

逃げ馬展開 マーブルロックが好発から猛プッシュに反応しハナ。半馬身並んだ逃げをし、第4コーナー出口でかわされると後方に沈んだ
▼逃げ馬短評▼
マーブルロック
▼初速で2馬身抜け出すも2頭にすぐ追いつかれ2F目、3F目を自身最速級のラップで飛ばすも付いてこられ競り潰された。その一頭ミッキーファイトはそこからバテるどころかグンと伸びて圧勝。トップホース級との力量差をまざまざと見せつけられた
▼逃げ馬ランキング1位のサンデーファンデー相手に外枠からハナ奪い、初重賞挑戦ながらこの馬がランキングトップに!今回は逃げランキング1位とG1級の2頭に徹底マークを受けての大敗。次走単騎逃げのカタチ作れればもっとやれるはず
サンデーファンデー
▼1番枠から好発もマーブルロックのダッシュが速く、なんとか2番手とるためすぐ外に回りこみミッキーファイトとの間を死守。そのため3頭で競るカタチになり、4コーナー出口で先頭立った時には足が残っておらず8着
▼逃げ意識は高いが”序盤持ち時計のなさ”が出てハナに立てず。今後も、同等の速さの馬にはハナ争いで負けないだろうが、ビュンと出られると厳しそう

『桜花賞』 エリカエクスプレス
◆逃げ馬 エリカエクスプレス (5着) ◆前3F 34.5
◇勝ち馬 エンブロイダリー【差】 ◇勝ち時計 1:33.1(稍)

逃げ馬展開 エリカエクスプレスが2番枠から好発きめて1馬身抜けた。そのまま道中1馬身差で逃げ、直線200mでかわされると離れた5着でゴール
▼逃げ馬短評▼
エリカエクスプレス
▼すぐポンと抜け出せたおかげで番手馬たちもバラけて”過剰な番手争いの発生”を避けられた。600~1000mでペースダウンに成功したが、4角出口で外に膨れると直線でフラフラし伸びず。稍重馬場で数字以上にキツいペースだったか”先行馬ほぼ全滅の展開”の中で5着は大健闘といえる
▼逃げ切るだけの能力は十分ありそう。しかしハナでフラフラしたところをみると気性的に幼い部分もありそう。今後、当分はゴール前まで馬を置く”待機策”をとってくるだろう
『阪神牝馬S』 イフェイオン
◆逃げ馬 イフェイオン (14着) ◆前3F 35.5
◇勝ち馬 サフィラ【先】 ◇勝ち時計 1:32.8(良)

逃げ馬展開 内の馬2頭が好発決めたが、外枠のイフェイオンが遅れて上がった。すると抑えが効かなくなりかかった状態でハナに。その後は3/4馬身差で逃げ、直線残り300mでかわされると最下位に沈んだ
▼逃げ馬短評▼
イフェイオン
▼前に行った馬たちがすぐ手綱を引きイフェイオン自身もかかるほど抑えたため中盤までスロー展開に。結果上がり32秒台~33秒前半が必須のレースになった。34.8秒と本人としてはまずまずの上がりを出したが”キレ負け”
▼序盤で押したらたちまち止まらなくなってしまった。その大きな原因は、馬が前走ハイラップの愛知杯4番手追走したイメージを持っていたためと考えられる。テン乗りで馬の性格を捉えきれていなかったことが悪い形で表れた
次走は番手以下のレースに拘りそうで逃げ馬ランキング入りは見送る

『大阪杯』 デシエルト
◆逃げ馬 デシエルト (14着) ◆前3F 35.6
◇勝ち馬 べラジオオペラ【差】 ◇勝ち時計 1:56.2 [R](良)

逃げ馬展開 大きく出遅れたデシエルトだったが大外に回り込んで加速し450mでハナ奪った。その後6馬身差の大逃げをし、最後の直線すぐにかわされると脱落した
▼逃げ馬短評▼
デシエルト
▼ゲート内で顔を横に向け、さらに足をバタつかせたところで扉が開き大きく出遅れた。一気に外に回して落ち着かせにかかったが加速。おそらく2F目区間は”外を回りながら10秒半ばの猛ラップ”を刻んで前を追った
450mでハナに到達しても止まらずやっと1000mを通過してペースダウン。しかしこれは”落ち着いた”というより”疲れ始めた”という意味合いが大きく、その後の大バテがそれを裏付けた
▼出遅れはこの際仕方ないとして、その後の挙動は暴走そのもの。いくら力があってもスタミナロスが大きすぎた
発馬の修正は必要だが、暴走スイッチを入れさせないため発馬で押し過ぎない必要性もある。この二兎を両立させるためには根本的な落ち着きを得るしかなく、その道のりは難航を極めそう……奥の手の”去勢”があるにはあるがまだ早い
ホウオウビスケッツ
▼2番枠から押して前に行き、外のデシエルトを前に行かせ準逃げ状態を作った。直線で一旦ハナに立つもすぐ勝馬べラジオオペラに捕まり5着
▼器用に立ち回って善戦。ただデシエルトがあまりに遅いタイミングでハナにたったため、入れ替わるタイミングでかかってしまったのは大きなロスになった
今後も同型がいれば控え、いなければ自身が前に出る競馬をするだろう

『ダービー卿CT』 アサカラキング
◆逃げ馬 アサカラキング (11着) ◆前3F 34.9
◇勝ち馬 トロヴァトーレ【差】 ◇勝ち時計 1:32.4(良)

逃げ馬展開 アサカラキングが最内で好発し押して1馬身差の逃げ。最終コーナーで並ばれかけるも直線向いてひと踏ん張り。しかし残り200mを過ぎると力尽きた
▼逃げ馬短評▼
アサカラキング
▼最内発で1F目12.5秒と楽にハナ取った後、番手のマークもあり怒涛のハイラップ連発を敢行。まさに1400m馬という果敢な走りをみせ、残り200mでキッチリ脱落
▼息を入れにくい展開であったが、おそらく単騎逃げだったとしてもラップメイクは大きく変わらなかっただろう。今後はスプリント戦に戻ると考えられる
メイショウチタン
▼押してすぐ2番手に。3番手タシットがかかり気味についてきて内外に馬を置くプレッシャーかかる位置取りに。最終コーナー途中で手応えあやしくなり、直線向いて失速し最下位ゴール
▼バラけた位置に身を置けず、力を発揮できなかった。現状では距離不安はあっても比較的前がばらける中距離戦の方が良さそう
