日本ダービー
逃げ馬予想
逃◎ ホウオウアートマン 田辺裕信 14番 ◆逃げ自信度 C
3番手の先行競馬を続けて、前走で1勝C(東京2400m)を勝ち上がってきた馬
”だれも行かないなら逃げる田辺騎手”で逃げ候補に浮上。人気薄だし同コース経験2回と他の馬よりも思い切って前に行ける立場。ただ馬体減り続けているのは心配点
逃〇 サトノシャイニング 武豊 18番 ◆逃げ自信度 C
全出走馬中で唯一頭”逃げ経験”がある馬。東京スポーツ杯2歳Sでスロー逃げをし33.5秒の末脚出すも番手のクロワデュノールに負けている
クロワデュノールには皐月賞で後ろから行っても負けており、近い位置だと前でも後ろでも分が悪い。となれば今回は極端な競馬をしたいはずで、ここは”プランA”として追込策をとってくると考えられる
しかし今回テン乗りの武豊は逃げ率が高い騎手。逃げやすい長距離戦での大外枠ということもあって、もしゲートをポンと出て他が控える場合は”幸運重なった場合のプランB”で逃げる可能性あり
推奨馬券(回収率優先)
ファイアンクランツ<差>
クロワデュノールは相当に強く、それに勝てる馬を探すとなると選択肢が極端に限られる。ここは視野を広げる意味も込めてアプローチを変え、まず「2着に来れる馬」を探す。そして”クロワデュノールが力出せなかった場合に勝つ”という方向で考える
「2着まで」でいいならファイアンクランツの安定度に注目したい。デビューから1着→3着→4着→2着→3着→2着と「1勝C」でも「重賞(3戦)」でも善戦を続き
また前走青葉賞で2着というのも好材料。青葉賞は今年から間隔が1週伸びでステップレースとして俄然有利になったばかり。同レース僅かな差で1着になったエネルジコは出走しておらずその分もファイアンクランツに注目が集まる
さらにこの馬は近走3戦連続で海外ジョッキーが乗っており佐々木騎手が乗るのは新馬戦勝利時以来。逆にいうとこの馬を勝たせたことがあるのは佐々木騎手のみ。4年目の佐々木騎手はこれがダービー初騎乗。馬を見ると地味な実績だが、騎手を見れば勝って絵になるシチュエーションだ
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目黒記念
逃げ馬予想
逃◎ ニシノレヴナント 池添 18番 ◆逃げ自信度 C
逃げ馬がいないレース。ここ9戦で逃げたことがあるのはマキシだけ。しかしマキシは近走2走出遅れ続きで全くあてにならない上に今回は”逃げない岩田望”騎乗で期待薄
となるとニシノレヴナントの逃げが浮上してくる。差し追込続きから前走大阪―ハンブルグCを池添騎手のテン乗りで一転先行して2着好走。ここはさらに高い意識で前をとりに行く。”長距離の大外枠”は逃げやすい条件なのも追い風
推奨馬券(回収率優先)
ニシノレヴナント<逃>
父ネロは現役時代に芝&ダートスプリントの逃げ馬として活躍。産駒はこれまで4世代32頭が出走し16勝。父と同じようにほぼすべての馬が短距離(特にスプリント)で勝利を挙げる中、ニシノレヴナントだけが2400m以上で4勝している
先入観的にはスプリンターに育てそうなのにこの成績。デビュー前から母方の欧州血統がモロに出ていたと考えられる。つまり長距離適性は折り紙付きで、この下地にネロの逃げ適性がひとつまみでも加われば……大舞台であっと言わせる仕事も可能なはずだ(ちなみにニシノレヴナントはこれまで一度も逃げていない)