『中京記念(3歳上G3)』中京 芝1600m
◆勝ち馬◆ ウインガニオン 勝ち時計 1:33.2【平均11.65】(良)
◆逃げ馬◆ トウショウピスト 前半ラップ34.7【基準35.0】 1着
◆逃げ馬レース展開◆
好スタートから押してすんなり抜け出したトウショウピスト。徐々にリードを広げて4馬身差でコーナーに入った
残り600mの最終コーナーで進路を外にとったトウショウピスト。しかしその瞬間に2番手のウインガニオンに最内に入られ一気に抜き去られてしまい、直線手前で早くも力尽きて11着入線となった
★逃げ馬評価★
トウショウピストはいままでスプリント戦を走っていた。そのままの感覚でスタートをしたので相対的なスピード差で前に出たカタチ。先頭に立ってからもリードを広げてきっちり1200mでバテたことから、今後は逃げに工夫が必要そう。スプリント戦の時と同じように番手狙いをする可能性もある。現時点での対戦を考慮してランキング9位とする
ウインガニオンは2番手ながら先頭とは離れていたので、準逃げ状態。ペースを落として足を温存し、残り600mで内に潜り込んでのスパート。馬体を合わせることなく先頭に立って、ここからはいつものウインガニオンの位置となった
ほぼ逃げと同じ環境でのびのび走らせて1着。津村騎手の見事な騎乗だった
『福島テレビオープン(3歳上OP)』福島 芝1800m
◆勝ち馬◆ マウントロブソン 勝ち時計 1:47.6【平均11.96】(良)
◆逃げ馬◆ ダノンメジャー 前半ラップ36.7【基準35.9】 3着
◆逃げ馬レース展開◆
ふわっとしたスタートも、少し点火しただけでグングン前に出たダノンメジャーが先頭に立った。出来るだけスローに落としたいダノンメジャーと平均ペースで流したい2番手のマイネルハニーが馬体を重ねたり離したりしながら進行
残り600mでマイネルハニーが捲りにかかると、内からダノンメジャーがピッタリ重なり並走。そのままゴールまで叩き合っているところを、大外からマウントロブソンに差されて、最後は3着入線となった
★逃げ馬評価★
スローペースからの狙いすました仕掛けが得意なダノンメジャーと、平均ペースからの早い仕掛けが得意なマイネルハニーが、お互いの合意点を模索するような見ごたえのあるレース展開だった。合意の結果は”スローからの600mビッシリ叩き合い状態”
勝ったマウントロブソンは重賞勝利馬で今回は力が上位だったと考えると、この逃げ馬2頭は自分の持ち味を生かした勝ちに等しい良いレースをしたといえそう。今回の直接対決を評価してダノンメジャーは4位にランクアップ
【今回のレース前記事はこちら】nigeuma.shintaro-amano.com