『小倉記念(3歳上G3)』小倉 芝2000m
◆勝ち馬◆ タツゴウゲキ 勝ち時計 1:57.6【平均11.76】(良)
◆逃げ馬◆ バンドワゴン 前半ラップ34.4【基準35.3】 11着
◆逃げ馬レース展開◆ バンドワゴン中心視点
《スタート直後》大外から好加速を見せて先頭に立ったバンドワゴン。内の馬たちは横並びでやや競ったカタチで先行していたので、前半ラップは34.4秒と速め
《中盤》最初のコーナーで一旦ペースが落ちかけたが、向こう正面でバンドワゴンがかかってしまいすぐにペースアップ
《最終コーナー》徐々に後続馬に並びかけられ、内で抵抗するも最終コーナー途中で捕まった
《最後の直線》勝ち馬となるタツゴウゲキに前に入られ立ち上がってしまいさらに減速。馬群の最後方に沈んだ
★逃げ馬評価★
《バンドワゴン ー ランク外》デビュー当初はその素質に期待されていた馬。脚部不安により2年のブランクを経てからは、間隔を空けながらもこつこつと勝ち星を挙げオープンクラスまで上がってきた
今回は大外から勢いが付きすぎかかってしまったが、持ち前の先行力は復活した感がある。次走以降も逃げるかどうか注目していきたい
『レパードステークス(3歳G3)』新潟 ダート1800m
◆勝ち馬◆ ローズプリンスダム 勝ち時計 1:52.9【平均12.54】(良)
◆逃げ馬◆ サルサディオーネ 前半ラップ36.1【基準37.6】 2着
◆逃げ馬レース展開◆ サルサディオーネ中心視点
《スタート直後》サルサディオーネはまずまずのスタートから気合を付けると素早く反応。鋭い加速を見せ200m地点でハナを確定させた
《中盤》ペースが落ちすぎないように調整しながらの逃げ。終始1馬身差をキープ
《最終コーナー》徐々に前進指示を出すと後続を少し引き離し1馬身半ほどのリードを作り出した
《最後の直線》後続馬のほとんどが足が残っておらず、一馬身半のリードのままゴールに向かう。唯一すごい豪足を見せたローズプリンスダムには交わされたが、その他の馬の足は封じ2着となった
★逃げ馬評価★
《サルサディオーネ ー ランクイン8位》前半かなりのハイラップで先頭を奪い、極端にペースを落とすことのない走り。堂々と自分の競馬をした
デビュー戦以外は全て逃げ。3歳の若さで逃げの型をモノにしているようだ。今後のさらなる成長に期待
『UHB賞(3歳上OP)』札幌 芝1200m
◆勝ち馬◆ イッテツ 勝ち時計 1:07.7【平均11.28】(良)
◆逃げ馬◆ センセーション 前半ラップ33.5【基準33.8】 10着
◆逃げ馬レース展開◆ センセーション中心視点
《スタート直後》揃ったスタートから押して150mほどで抜け出したイッテツ。単独先頭になったため落ち着かせにかかったところを、スタートからずっと追い通しで走っていたセンセーションが外から交わしていった
《中盤》第3コーナーに入ると1馬身半リードを作って最内に回り込んだセンセーション
《最終コーナー》しかしすぐにバテて、入れ替わるように外に回ったイッテツが楽々と抜き去っていった
《最後の直線》センセーションは全く抵抗できずズルズル後退。馬群に沈んでいった
★逃げ馬評価★
《センセーション ー ランク外》一旦先行馬の隊列が決まったところを強引に割って出ていったのは、競馬のレースの流れ的に無謀というか、野暮な動きだった印象。このレースを勝つ事よりは、この馬の今後へのきっかけづくりを優先させたように見えた。今後、毎回オープンクラスで逃げるわけではなさそうなのでランク入りは見送り
〈追伸〉逃げると予想していたイッテツは2番手追走と予想は外れた。しかし着順は1着。逃げ馬はもともと足自体は速いので、うまく展開すれば逃げなくても勝つケースが多い気がする
【今回のレース前記事はこちら】nigeuma.shintaro-amano.com