『高松宮記念』(4歳上G1) 中京 芝1200m
◆勝ち馬◆ モズスーパーフレア【逃】 ◆勝ち時計 1:08.7(重)
◆逃げ馬◆ モズスーパーフレア(1着) ◆前3Fラップ 34.2《M》※レース平均3F 34.4
逃げ馬短評
《モズスーパーフレア》
外スタートから好加速で一気に先頭に立つと抑えていても3馬身以上のリードを確保。最後の直線で交わされるほどの勢いで伸びてきたクリノガウディーが斜行しダイアトニックと共に失速。そして大外から飛んできたグランアレグリアをハナ差しのいでゴールした
重馬場だったとはいえモズスーパーフレアにとって楽な前半ラップ。抑えて離していく様はスピード溢れるこの馬らしい美しい挙動だった
最後の直線でのごたごたがなかったら勝っていたかどうか怪しかったのだが、前が詰まるトラブルに遭うのは後ろを走るから。最初から逃げていればそんな不利は受けないわけで、それを考えれば紛れもなくこの馬がこのレースの真の勝者だと言い切れる
今後は逃げ王者というだけでなくスプリント王者という立場で走ることになる。マークは厳しくなるだろうが、この馬の速さについて行ける馬は限られている。案外、レース展開は今までと特に変わらないのかもしれない
《セイウンコウセイ》
好スタートを切ったものの外のモズスーパーフレアが速く、離れた2番手で”準逃げ”に位置取った。バテはしなかったがキレる足も出せず7着入線
今回は相手が速過ぎた。この馬なりには先行力を発揮している
《ナックビーナス》
スタートからとなりのモズスーパーフレアに置いていかれて6番手くらいの位置に待機。直線でまったく伸びず14着入線
溜め逃げのイメージが強い田辺騎手に乗り代わりで、その通り最初から前に行く気配を見せなかった。前に行けないレースではこんなものだろう。次走相手が楽になればすぐの巻き返しがありそう