『ジャパンカップ』(3歳上G1) 東京 芝2400m
◇勝ち馬◇ アーモンドアイ【先】 ◇勝ち時計 2:23.0(良)
◆逃げ馬◆ キセキ(8着) ◆前3Fラップ 35.3 ※レース平均 35.8
【逃げ馬展開】 キセキが4番枠から押し出た。外のヨシオと並ぶカタチになりコーナーで加速して、向こう正面では2秒離す大逃げを敢行。最後の直線に入っても50m以上のリードがあったが、残り400m地点で走りが乱れ始め130m地点でアーモンドアイたちに捕まった
逃げ馬短評
《キセキ》
スタートが上手くいき、ヨシオと並んだことで闘志に火がついたようだ。1000m通過が57.9秒のハイラップで2000m通過が1分57秒5という今年の天皇賞(秋)の勝ち時計よりも速いタイムでの逃げ。ラップタイム表は初めて見る形になった
そんな一か八かのノーブレーキ作戦をした上でさえ8着に入ったのは能力の高さがゆえ
6歳の秋にして試行錯誤しながらも再びまばゆい輝きを放った。一戦一戦ドラマがある馬。どこまで現役を続けるかは分からないが、最後の走りまで見届けたい
《トーラスジェミニ》
ヨシオが行くのを見て抑え3番手での競馬になった。最後の直線では一方的にかわされて14着
このトーラスジェミニほどの”純粋な逃げ馬”がいるにもかかわらず、前の2頭は迷いなくハナを狙っていたことを考えると、田辺騎手はすでに消極策が見透かされていたのだろう。”覚悟”の面で最初から敗北していた
田辺騎手得意のスロー逃げはこの馬には合っておらず、なによりこのコンビでは今後もこの”なめられた状態”が続いてしまう。次走以降は早急に騎手変更した方がいい