『有馬記念』(3歳上G1) 中山 芝2500m
◇勝ち馬◇ クロノジェネシス【差】 ◇勝ち時計 2:35.0(良)
◆逃げ馬◆ バビット(13着) ◆前3Fラップ 37.0 ※レース平均 37.20
【逃げ馬展開】 バビットが1番枠からスタートを決めてすんなりハナに立った。2~3馬身差で展開し第3コーナーで後続と共にスパート。直線手前でかわされると後退し、馬群に沈んだ
逃げ馬短評
《バビット》
逃げる可能性が少しあったキセキが出遅れたことですんなり単騎逃げのカタチを作れた。道中はややかかっていたように見えたがそれでもスローラップを刻み続けた
しかし残り1000mで突如ラップを1秒上げる急なペースアップを敢行。動きとしては”出し抜けを図った奇策”なのだが、すぐ後ろにいたフィエールマンはこのペースアップに難なくついてこられてしまった
それはまるで”バビットがこのレースを終始無難に逃げた”ように見えるほどスマートな対応だった
今回は相手が相手だったため奇策に望みをかけたが、本来は中距離をイーブンペースで走り切る正攻法の競馬ができる馬。馬体的にはもう一回りパワーアップできる余地がありそう。来年はその快足に期待したい!
《キセキ》
出遅れは想定内ですんなり後ろからの競馬。第3コーナーから勝ち馬クロノジェネシスの直後につけて上がっていき最終コーナーで見せ場は作ったが、そこで一杯になり12着
自身初の二桁着順。秋の王道レースを4戦走り切った疲れがあったのだろう。しかし昨今では4戦出走するだけでも大したもの。その挑戦には拍手を送りたい