『府中牝馬ステークス』(3歳上牝G3) 東京 芝1800m
◆逃げ馬◆ ローザノワール(15着) ◆前3F 34.4 ※平均 34.83
◇勝ち馬◇ イズジョーノキセキ【追】 ◇勝ち時計 1:44.5(良)
逃げ馬展開
ローザノワールは一歩目で沈んでバランス崩し出遅れ。そこから押しまくり数馬身前にいるソダシとライティアを外から強引にかわして300m地点でやっとハナへ。その後は2馬身のリードで逃げ、直線残り350mで内外からかわされると大失速し、最下位でゴール
逃げ馬短評
《ローザノワール》
▼癖になりつつある出遅れがまた発生。その間に前に行った馬の1F目は12.6秒で、この遅さでもすぐに巻き返せなかったのは今後も引きずる問題点か
その後の強引な巻き返しで出した序盤3F34.4秒は、これまでのこの馬のベストタイム34.7秒を0.3秒上回るラップ。この2F目3F目の全力疾走でのスタミナロスが、最後の大失速を招いたと考えていいだろう
▼ただこの馬が勝つためにはハナに立つしかなかったわけで、チャンスがあるなら無理してでも行くのは理に適った動きではあった(実際今回は発馬後のラップが遅く、前に出るチャンスがあった)
今回は大敗したが、厳しい状況でも逃げるカタチを作ったことでローザノワール自身に「レースでやるべきこと」を厳しく教え示し、また他の馬に「今後も何が何でも逃げる」と印象付けられたのは収穫といえる
この荒療治で出足さえ改善できれば、まだまだ活躍の場がありそうだ