『マーメイドステークス』(3歳上牝G3) 阪神 芝2000m
◆逃げ馬◆ シャーレイポピー(13着) ◆前3F 33.8 ※平均 35.55
◇勝ち馬◇ ビッグリボン【差】 ◇勝ち時計 1:58.5(良)
逃げ馬展開
序盤並んだハナ争いになりシャーレイポピーが内枠を利してわずかに前に出た。向こう正面で3並んだまま後続を5馬身離す逃げ。シャーレイポピーは1200m地点で手応えが悪くなり、最終コーナー途中で脱落し馬群に沈んだ
逃げ馬短評
《シャーレイポピー》
▼前に行きたい3頭が出たところ、内の馬ほど出足が悪くちょうど3頭が並んでしまい引けない状態に。そのため2F目10.2秒の猛ラップ、そしてその後も11秒台の速いラップが続きテン3F33.8秒、5F57.3秒というマイル戦でもきついほどのオーバーペースになった。結果、前に行った馬たちは軒並み潰れ
▼これまで特に逃げていないこの馬なのだが戦前の厩舎コメントで「もまれない展開」を希望してたため、今回は騎手がその意図を汲んで前に出て行ったと考えられる。一応理解できなくもない選択だが、てっきり「バラけた番手でレースをする」ものと思っていたので面食らった
この敗戦で陣営は”逃げはこりごり”という認識になったはず。今後ハナを狙うことはないだろう
(※逆に並んで逃げたヒヅルジョウとハギノメーテルは両馬とも”逃げ”でしか勝ったことがなく、最軽斤量の50㎏。「なにがなんでも逃げ」の姿勢は納得できた。中距離では屈指の速いラップで走ったのだが、まだ3勝クラスのためOPクラスになるまでランク入りは見送る)