『北九州記念』(3歳上G3) 小倉 芝1200m
◆勝ち馬◆ レッドアンシェル【差】 ◆勝ち時計 1:07.8(稍)
◆逃げ馬◆ モズスーパーフレア(2着) ◆前3Fラップ 32.4《H》※レース平均3F 33.9
【逃げ馬展開】 逃げ馬たちはそれぞれ好スタートを切ったがその中でもモズスーパーフレアは抜群の瞬発力をみせ、一瞬にしてハナに立った。2馬身のリードをとって逃げ、最後の直線で先行馬たちを振り切った。しかし最後はゴール前で差されて2着入線
逃げ馬短評
《モズスーパーフレア》
逃げ馬ランキング短距離部門トップの馬で、速さは現役最速と評価していた。しかしそれにしてもアイビスSD組を相手に休み明け初戦でここまで速さの差を見せつけるとは恐れ入った。稍重馬場での1ハロン目11.5秒はタイムが出やすい小倉1200mの中でも驚異の速さ
高松宮記念からの休養明けで+14㎏の508kgは昨年北九州記念を走った時とそっくりな臨戦過程。そうとう順調に調整が進んでいるといえるだろう。本番のスプリンターズSでは昨年以上に期待できそうだ
《ジョーカナチャン》
大外から好ダッシュを決めたものの上には上がいた。素早く抜け出したと思った先に、すでにモズスーパーフレアがいた。2番手追走から最終コーナーで手ごたえ良く前に並びかけたがかわすことができず、最後は後続につかまって7着でゴール
素晴らしいレース運びを実行した。しかし今回は相手が速く、そして強すぎた。今後もモズスーパーフレアと対戦するようならまず内枠の獲得が必要条件だろう
《ゴールドクイーン》
2番枠から押して出た。しかしすぐにモズスーパーフレアに前に入られて3番手追走のカタチ。最後の直線手前で力尽き17着でゴール
この馬なりに速さを発揮した。ただそれでも芝のトップクラスとははっきりとした差を見せつけられた。近走の先行意識を保った状態でダートに戻ればまたいい走りができそう
《ラブカンプー》
激しく押して前には出た。しかしさらにその前を最速級の2頭が横切るカタチになり結局4番手での競馬。そこからは終始手ごたえが悪く、最後は16着
何がなんでも逃げる覚悟で走っての結果。作戦としては間違っていなかったと思う。ただ今回のレースまでは気分よく走れるレースが続いていただけに、今回馬群に揉まれたのは大きな精神的ダメージになっているかもしれない
また惨敗を続けた時のラブカンプーに戻ってしまわないか心配だ