『チャンピオンズカップ』(3歳上G1) 中京 ダ1800m
◇勝ち馬◇ チュウワウィザード【差】 ◇勝ち時計 1:49.3(良)
◆逃げ馬◆ エアアルマス(10着) ◆前3Fラップ 36.5 ※レース平均 37.47
【逃げ馬展開】 エアアルマスが前に出ていき内で少し抵抗したメイショウワザシを振り切って前に出た。その後2番手にインティが半馬身差でピッタリついての展開。直線でも並んだ状態だったが残り200mでエアアルマスだけ失速して馬群に飲まれた
逃げ馬短評
《エアアルマス》
先行で好走してきた馬だが今回初の逃げを敢行してきた
内のメイショウワザシの抵抗を制してハナに立ったまでは理想の動き。しかしそこから2番手インティのハイラップに付き合うことになり最後はバテてしまった。これがG1のレベルということか
次走マイペースで行けるようなら激走しそう
《インティ》
外枠スタートだったため2番手につけ、かかり気味に並びかけてラップを上げたうえで3着に入った
逃げなくても”自分のラップ”を刻んで好走。今後も内枠なら逃げて外枠なら番手の競馬をしていくだろう
《メイショウワザシ》
外隣のエアアルマスが好ダッシュをきめて半馬身遅れて並んでのハナ争い。しかし最初のコーナー前で中途半端な押し方になり結局前に入られて、メイショウワザシは馬群に包まれてしまった。そこからは押しても押しても徐々に位置を下げていき最後は15着で入線
高倉騎手はテン乗りだったとはいえ”包まれてはいけない馬”だということは分かっていたはず。いくらなんでも外側に並んでいた馬にハナを譲るのは心が弱すぎる
前走ハイラップで逃げた布石が全く生かされず、レース前に簡単に想像できるおよそ最悪の展開をしっかりなぞった騎乗。これを回避するために今までいろいろな騎手が工夫してきたことを考えると「なぜG1の舞台に限って無策の走りを?」という疑問が沸いた
次走は大幅な改善を期待したい