『中日新聞杯』(3歳上G3) 中京 芝2000m
◆逃げ馬◆ ショウナンバルディ(3着) ◆前3F 36.5 ※平均 35.96
◇勝ち馬◇ ショウナンバルディ【逃】 ◇勝ち時計 1:59.8(良)
逃げ馬展開
好スタートを切ったショウナンバルディが内を守って先頭へ。手綱を抑えて1馬身リードで展開。直線手前でスパートし2馬身のリード。そのままリードを保って1/2馬身差で勝利
逃げ馬短評
《ショウナンバルディ》
▼逃げ馬のいないレースで内スタートもありスローラップでハナに立った。一旦ラップを落としきった後徐々に速くなっていくラップ構成で、後続の捲りを封じつつ脚を使わせることに成功し勝利した
見事なラップメイクなのだが実はショウナンバルディは先頭に立ってから抑えることに終始していた。実質このラップを作ったのは2番手でつついたアフリカンゴールドの国分恭介騎手だったといえそうで、うしろで巧みに押して前有利の展開に持ち込んで自身も17番人気ながら2着に入る大好走を果たした
▼ふつうは逃げ馬が作ったペースを利用して番手馬が勝つものだが、今回はそれが逆という珍しいケース。ショウナンバルディの方がキレる脚があり、2頭のうちでは力がかなり上だったといえそうだ
スタートで前に出ただけでここまでお膳立てしてもらったのはラッキーだった。しかしその”前に出ること”が重要だったりするのが競馬だ。ショウナンバルディはこれからも逃げられるレースでしっかり逃げていくだろう