『京都記念』(4歳上G2) 阪神 芝2200m
◆逃げ馬◆ アフリカンゴールド(1着) ◆前3F 36.0 ※平均 35.97
◇勝ち馬◇ アフリカンゴールド【逃】 ◇勝ち時計 2:11.9(稍)
逃げ馬展開
ブレたスタートでも他が遅くアフリカンゴールドがすんなりハナへ。一旦2馬身離して逃げ、正面途中から半馬身から1馬身差で最終コーナーを回った。直線でも足色衰えず1馬身をキープしたまま勝利
逃げ馬短評
《アフリカンゴールド》
▼他に速い馬がおらず、少し押すとすんなりハナ。後続馬たちは折り合いに専念したためアフリカンゴールドが600~1000m区間を12秒後半のスローで走っても2馬身リードが続くという、逃げ馬にノーストレスな展開になった
この間、後続の馬は「抑える→ペース落ちる→かかる→抑える→ペース落ちる」の”かかりスパイラル”が発生し膠着状態。1200m地点からどうしてもこらえられなくなった馬が捲り始めてやっとレースが動いたものの「のびのび走った逃げ馬 vs 窮屈に走った他の馬」という図式
結果、距離得とスタミナロスの少ないアフリカンゴールドが残りの1000mを難なく走り切って勝利した
▼大きな勝因はこの馬が軽視されていたことと、後ろで勝手にスローペース合戦が起こってくれたことだろう。とはいえ初めての逃げでしっかり結果を出したのは素晴らしい
騙馬ということもありこれまで逃げられるシーンでも頑なに番手にこだわってきたのだが、逃げ騎手国分恭介とのコンビと7歳という年齢からここでやっとの逃げ解禁!こうなったら今後も相手次第で逃げることが増えそうだ
《ダノンマジェスティ》
▼まともにスタートを切った割に前にいかず中団後方。ガンガンにかかっての追走で、第4コーナーで上がりかけるも伸びずに10着
▼道中のかかり方をみるに”前に行くべき馬”なのだが、ここ数戦差しににこだわり過ぎたせいか序盤のダッシュがまったくなくなっていた、残念
通常なら一戦無駄にしてでも猛烈に追って先行癖をつけるところだが、7歳ということもあり再教育するにも時間がない。手っ取り早く先行させるなら長距離を使うのが良さそうだがどうか